「誕生色」の話
1週間ほど前に、『誕生色辞典』(野村順一著、文春文庫PLUS)という本を買った。色というものが、人の心に与える印象や影響には、以前から興味があって、その手の本は何冊か読んだし、数年前には、日本商工会議所のカラー・コーディネーター検定3級も取得している。
この本によれば、1年365(366)日それぞれに「その日の色」が決まっているという。誕生日の色が、その人にとって「誕生色」になるとのことだ。
そもそも人には、それぞれ自分が本当に好む色=「自分色」があって、自分色を発見すると「その人のセンサーは新しくなり、運命は好転し、幸運を呼び込む」ことができるそうだ。「誕生色」は「自分色」のルーツであり、色それぞれに深い意味がこめられている。
ちなみに、秋(10月)生まれの私の「誕生色」は濃いブラウン系の『弁柄(べんがら)色』となっている。
色の説明は「インド・ベンガル地方からもたらされた濃いブラウンの顔料の色」。
以下、本に沿って説明すると
人格を解くキーワード:「陽気・創造・ほほえみ」
その人の特徴 :「誰からも愛される温かい心の持ち主」
人格のヒント :「常に明るく、笑顔を絶やさないのでだれからも好かれます。少しちょこちょいなところもありますが、陽気なムードがあります。また、その健全な心と体が創造的意欲のもととなっています。弁柄色と相性のよい色は寒色系のパステルトーン、向いている職業は獣医、建築家、デザイナー、エンジニア、スポーツ選手などです。」
あまり当たっているような気はしない。人前では、あまり笑っていないような気がする。職業も、全然違う。
著者は、そういう声に応えるように、次のようにも書いている。
そこに書かれていることに思い当たることもあれば、そうでないと感じることもあるでしょう。違うと感じる部分こそ、今まで気づかなかったあなた自身や忘れ去った過去のあなた自身なのです。
もう少し、普段から笑顔を絶やさず、明るくふるまえば、「運命は好転し、幸運を呼び込む」ことができるということかもしれない。
自分の家族や友人など、誕生日が判る人を思い浮かべながら、読むのも一興である。
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