最近の本の読み方「ポスト・イット見出し用を使う」
今から、4年ほど前に、『声に出して読みたい日本語』で一躍有名になった齋藤孝氏が、角川書店から『三色ボールペンで読む日本語』という本を出した。自らの読書法を開陳した本で、
まあ大事なところに青の線
すごく大事なところに赤の線
おもしろいと感じたところに緑の線
という解説が外箱に書いてあり、さらにパイロット社特製の赤・青・緑の3色ボールペンがセットで販売されるという珍しい本だった。(さすがに、文庫化されたものにはボールペンは付いていないようだ)
なかなか、おもしろいと思って、さっそく何冊か3色ボールペンを片手に線を引きながら、読んでみたが、結局、続かなかった。本にボールペンで線を引くということに、どうしても抵抗があって、結局、仕事関係のノウハウ本や、お手軽な新書類で試していたのが、かえって良くなかったのかも知れない。
二度、三度と読み返すほどの内容でもないとなると、以前書いた様に、収納スペースの狭い我が家では、ブックオフ行きの対象になる。ブックオフでは本の内容は関係なく、発売されて間がなく、汚れていないほど高く買ってもらえるという仕組みなので、お手軽な新書は、汚さないようにさっさと読んで、大した内容でなければすぐ売るというのが、効率的な訳で、3色の線を引いて徹底的に本を汚す齋藤式は、我が家の実情には、あわなかった。
最近は、3Mの「ポスト・イット」の一番小さい「見出し用」(50mm x 15mm)を本と一緒に持ち歩き、おもしろいと思ったり、気になったりしたところに、とにかくペタペタと貼るようにしている。ブログも、読んだ本をネタに書くことも多くなり、引用なども多くなって、何も手がかりがないと、また本をめくり直さなくてはならなくなり、それが面倒で、結局、書かないということになってしまう。
『魔法ファンタジーの世界』を題材にしたブログはそうやって書いた。これなら、我が家に実情にもあっているし、続けられそうな気がする。グーグルで、「ポストイット」で検索したら、すでに、そういう使い方を紹介したホームページがあったので、敬意を表してリンクを張らせていただくことにする。(「ちびポストイットを使おう」)
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