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2006年7月16日 (日)

ゲド戦記別巻『ゲド戦記外伝』

ゲド戦記の別巻『ゲド戦記外伝』を、今日、ようやく読み終わった。

ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)
ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)

この別巻は、外伝というタイトルが示す通り、第1巻『影との戦い』から第5巻『アースシーの風』までのメイン・ストーリーに対して、アースシーの世界の過去から第5巻の直前の現在までを舞台にした5つのサブ・ストーリーと著者自身によるアースシー解説からなっている。

サブ・ストーリーとはいうものの、第1話の『カワウソ』は、ゲドが学んだロークの魔法学院がいかにして作られたのかが語られているし、第3話の『地の骨』はケドの故郷ゴント島での師であったオジオンがいかにして大地震を防いだのか、その真実を伝えている。第5話の『トンボ』は、ゲドが去った後のロークの魔法学院(女人禁制)に、自分が何者かを確かめるために、男装して入ろうとした女性の話であるが、このトンボと呼ばれる女性は、第5巻の『アースシーの風』で重要な役割を果たす。
米国で発表された際には、第5巻の前に、この別巻が発表されたようで、むしろ第4巻『帰還』までに細かく語られなかった部分を語り、第5巻につなぐ位置づけにあり、これから読む人は、この別巻を読んでから、第5巻『アースシーの風』を読んだ方が、より楽しめるだろう。

第1巻『影との戦い』を読み始めて、ほぼ1ヵ月。ようやく読み終わった。第5巻が終わったところでも書いたが、一度通読しただけでは、まだとても全体像がつかめた気がしない。あと2回くらい、読み通して始めてわかるような気がする。

スタジオジブリの映画の公開が間近に迫ったこともあり、ゲド戦記シリーズの解説本も出ているようだ。そういうものも、参考にしながら、作者の書こうとしたものについて考えることにしたい。

*関係する記事
6月20日:ゲド戦記6冊セットと第1巻『影との戦い』
6月22日:『影との戦い』

6月26日:ゲド戦記第2巻『こわれた腕環』
6月30日:ゲド戦記第3巻『さいはての島へ』

7月5日:ゲド戦記第4巻『帰還』
7月9日:ゲド戦記第5巻『アースシーの風』
7月16日:ゲド戦記『ゲド戦記外伝』(本編)
8月5日:『ゲド戦記』宮崎吾朗監督のメッセージ
8月13日:映画『ゲド戦記』を見て

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» 『ゲド戦記外伝』<ゲド戦記別巻> アーシュラ・K・ル=グウィン [【徒然なるままに・・・】]
「カワウソ」、「ダークローズとダイヤモンド」、「地の骨」、「湿原で」、「トンボ」の5編の短編と、「アースシー解説」を収めた文字通りの番外編。 本編の5巻が出る前に書かれていたのだが、翻訳版は本編を優先した為にシリーズとしては最終巻として刊行された。 「カワウソ」は本編より300年ほど遡った時代を舞台に、ロークの学院がどのように誕生したのかを伝える物語である。というよりも、後に学院を設立することになる人物にまつわる物語と表現した方が良いだろうか。 「ダークローズとダイヤモンド」は、裕福な... [続きを読む]

受信: 2006年7月26日 (水) 23時04分

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〈ゲド戦記〉あるいは、アースシーの物語は、決して、「語りつくされることのない物語」である、と言えるだろう。 全てが明解ではなく、どことなく曖昧で、あるいは語り手が口ごもったり、口早に終わらせたり、あえて口にしない事などが、あちこちにあるのに気づく。 また、... [続きを読む]

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