心星(しんぼし)
今日は、ゆえあって『美人の日本語』(山下景子著、幻冬舎)から、7月20日の言葉をご紹介して、記事に替えたい。
「心星(しんぼし)」
北極星・ポラリスのことです。小熊座の二等星。いつも、真北の天に輝いています。古代中国では、天帝の居場所とされていました。
別名もたくさんあります。北(子・ね)の方角に見えることから子の星。方角を知る星だから方角星、目あて星。まわりに明るい星がなく、ひとつだけぽつんと光って見えるからひとつ星。そして、まわりの星があたかも北極星を中心に回っているように見えるので、星空の中心に見立てて心星。
道に迷った人も、大海原で途方にくれた船人も、空を見上げ、この星を標(しるべ)としたことでしょう。
あなたの心の宇宙にも、きっと心星があるはずです。
迷った時、途方にくれた時、この星を探してみてください。
(『美人の日本語』より)
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