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2006年9月15日 (金)

二十四節気の「白露」

今週になって、東京では、これまでの残暑がうそののように、朝晩急に涼しくなった。

関東南部では、週初めの11日(月)の明け方、午前3時から4時頃、雷の音と光が激しかった。雷鳴の轟音で目が覚め、稲光で窓の外が昼のように明るくなった。寝不足で、1週間が始まった。

この1週間、気温はどう変化したのだろうと、改めて気象庁のホームページで調べてみると
東京の最高気温と最低気温は次のような変化をしていた。

9月  9日(土)最高31.9℃、最低24.8℃、平均27.1℃
9月10日(日)最高33.7℃、最低26.2℃、平均29.1℃
9月11日(月)最高28.9℃、最低23.4℃、平均26.0℃
9月12日(火)最高24.5℃、最低18.1℃、平均21.8℃
9月13日(水)最高19.4℃、最低17.9℃、平均18.7℃
9月14日(木)最高21.3℃、最低17.2℃、平均19.2℃
9月15日(金)最高24.5℃、最低19.1℃(22時現在)

10日(日)までは、真夏日、おまけに10日は熱帯夜。11日(月)まで、1日の平均気温も25℃を超えていたのが、12日(火)以降、一気に気温が下がったのがわかる。

突然の気候の変化に、体をならしていくのが大変だ。私も、先週までは、上着も着ずに、半袖ノーネクタイで出勤していたが、今週からは、まず上着を持つようにし、週の半ばからは長袖シャツに切り替えた。

季節を表現する言葉に「二十四節気」という表現がある。以前にも紹介した山下景子著『美しい暦のことば』(インデックス・コミュニケーションズ)には、こう説明されている。

 これは太陽の高さが最も低くなる「冬至」、反対に最も高くなる「夏至」、その間の「春分」、「秋分」。この四つ(二至二分)を基準として、一年を二十四等分したものです。
 二十四節気にはそれぞれに季節をあらわした名前がつけられました。一年を二十四等分したのですから、だいたい十五日おきになります。
(山下景子著『美しい暦の言葉』インデックス・コミュニケーションズ、2~3ページ)

さて、今の時期は、どう呼ばれるのかと調べて見ると9月8日ごろを「白露(はくろ)」というそうだ。

「白露」は草に降りる露が寒さで白く見えるようになるということです。
(山下景子著『美しい暦の言葉』インデックス・コミュニケーションズ、128ページ)

本来、二十四節気は旧暦に合わせて作られた言葉なので、新暦に当てはめると10月下旬ということのようだが、今週の急な気温の低下は「白露」と呼んでも、余り違和感を感じない気がしたので、書いてみた。ちなみに次の二十四節気は、大物「秋分」である。

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