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2006年9月20日 (水)

将棋名人戦、朝日・毎日の共催へ協議開始

今朝の新聞に、将棋名人戦について、朝日新聞社との共催について打診されていた毎日新聞社が、「対等な立場での共催」を前提に協議に入ることになったとの記事が掲載された。

8月1日の将棋連盟の棋士総会で、毎日単独開催案支持90対不支持101で、2007年度からの名人戦単独開催の可能性がなくなった毎日新聞社に対し、将棋連盟が朝日新聞社との共催案を打診していたのに対し、毎日側が正式に回答したものだ。

以前このブログでも書いたように、将棋名人戦は戦前に毎日が始め、それが朝日に移り、また毎日が奪い返すという因縁の歴史で、今回、また朝日が奪い返すかに見えたが、妥協案とも言える「共催」に向けて協議が始まることになった。

将棋のタイトル戦のうち、王位戦については、中日新聞・北海道新聞・西日本新聞の3社連合の共催であり、共催に例がないわけではない。ただ、お互い同じ土俵でしのぎを削る全国紙どうしの共催は、確かに初めてである。

しかし、よく考えて見ると、今回の名人戦移管騒動では、誰も損をした関係者はいないのではないかという気がする。
朝日は、過去はともかく、現在の名人戦について何の関わりもなかったのだから、共催とはいえ、主催者の一角を占めることになることに文句はないだろう。
毎日は、名人戦という棋戦の運営の落ち度があったというわけでもないので、いきなり契約を継続しないという将棋連盟のやり方にプライドを傷つけられたとは思うが、契約に基づく事前通告であり、将棋連盟が一方的に悪いとは言い切れないと思う。結果的に、ライバル朝日との共催になるが、一方の主催者として残り、3億円を上回る名人戦の契約金も、将棋連盟から引き上げを求められるだろうが、朝日と折半ということになると思うので、1社としての負担は減り、名を捨てて実を取ったとも考えられよう。
批判され続けた将棋連盟(の理事会)にとっては、全国紙の朝日と毎日の2紙が、名人戦やその予選であるA級順位戦をはじめとする順位戦を伝えてくれることになれば、将棋界で最も伝統のある名人戦の地位向上にもつながる。現在、将棋界最高のタイトルに位置づけられる竜王戦を主催する読売新聞も安閑とはしていられなくなるだろう。

あとは、2007年度の順位戦が始まるまでに、将棋ファンに「さすが朝日、さすが毎日」と言われる結論を出して欲しい。

*将棋に関する記事
4月26日:
『将棋世界』5月号
6月19日:第64期将棋名人戦
8月2日 :将棋名人戦、朝日新聞に
8月27日:米長邦雄将棋連盟会長の『不運のすすめ』
9月9日 :森内俊之名人から見た羽生善治3冠
9月20日:将棋名人戦、朝日・毎日の共催へ協議開始
11月18日:郷田真隆九段の揮毫「晩成」
12月23日:第19期(2006年)竜王戦-佐藤康光棋聖及ばず、渡辺竜王に立ちふさがる最後の壁は羽生3冠
12月30日:将棋名人戦、毎日・朝日両新聞社の共催の詳細固まる 

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