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2006年12月12日 (火)

ジャンボ宝くじ

師走も中旬に入り、繁華街はクリスマスの飾りが光り輝き、行き交う人もどこかあわだだしげな今日この頃。そんな暮れの風物詩のひとつが「年末ジャンボ宝くじ」。私も頼まれて、20枚ほど連番で購入している。期待値50%を切るのだから、そう簡単に当たるわけはないのだが、少数だが当選者がいるのも事実。先日も、顔写真に実名入りで1000万円以上の高額当選者を紹介した新聞広告が出ていた。「買わなければ、当たりません」「夢を買いましょう」のセールス文句に、つい、今度こそはと淡い期待をかける。

しかし、その淡い期待が一度だけ少しだけ叶ったことがある。北海道に単身赴任中に朝の雪道で転倒し、肩の骨を骨折し、3週間入院したことは、このブログでも何回か書いたことがあるが、その頃の話だ。転倒して、右肩を殴打した時には、半日で、右肩から右腕にかけて内出血がひどく、真っ青になったが、整形外科でレントゲンを撮っても、最初はどの程度の怪我で、手術が必要かどうかもわからなかった。結局、いろいろと検査をした結果、日本でも過去7~8例しか報告されていない珍しい骨折で、早期に手術が必要という診断が出たが、入院する病院のベッドの空き具合や、執刀医のスケジュールの関係で、骨折から3週間後にようやく手術ということに決まり、手術のために入院するまで、三角巾で右手を吊って出勤し、仕事をしていた。

その時、不謹慎にも「日本人全体で7~8人しか遭遇していないような大怪我をしたのだから、こういう時に宝くじを買えば億万長者も夢ではないのではないか?」と思い、その時販売されていた宝くじを買った。多分、発売が始まったばかりの「グリーンジャンボ」だったのではないかと思う。10枚のくじの束を財布に入れる。その財布を持って、入院・手術を受けた。

手術後、3週間入院。その間は、宝くじのことなどすっかり忘れ、病院のベッドの上で、本を読む毎日で、それまで読んでいなかった「ハリー・ポッター」のシリーズの携帯版を買い込んで読んだりしていた。週末に退院し、土日に1人、月曜日からの職場復帰の準備をしている時に、ふと「そういえば、宝くじを買っていた」と思い出した。やおら、財布から宝くじの束を取り出し、インターネットで当選番号を調べる。

なんと下4桁が当たり番号と一致。「1万円」が当たっていた。これまで、下1桁の300円しか当たったことがなかっただけに、驚いた。私の目論見では、当選金の金額の「0」の数があと3つ(1000万円)か4つ(1億円)多いはずだったが、それでも、当てることを意識して買っていただけに、こんなこともあるのかという不思議な気がした。

3000円投資しているので、正味7000円の純益であるが、使い道は、3週間も仕事を休んで職場の皆さんに迷惑をかけたお詫びもかね「快気祝」として、お菓子を配る時の、軍資金の一部になった。

年末ジャンボで3億円当たったら何に使おうか、考えながら、大晦日の抽選日を待つことにしたい。

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