河合隼雄文化庁長官、退任
今朝の朝日新聞に河合隼雄文化庁長官が任期満了で退任するとの記事が出ていた(その後記事を再確認したところ、1月17日に任期が満了に退任したとの記事の内容だった)。昨年8月に脳梗塞で倒れてからもう少しで半年になる。
記事は、河合隼雄長官が、初代の今日出海、三浦朱門に次ぐ3人目の文化人出身の長官であること、奇しくも3人の就任か17年毎であることなどには触れられているものの、脳梗塞で倒れたことには一切触れておらず、河合ファンが最も知りたいその後の容態についても何のコメントもなかった。(インターネットのニュースを検索したところ、病気療養中の状態には変化はない模様だ)
折しも、今日は世界遺産への推薦候補が、文化庁から発表され文化庁が注目を集めた一日だった。
富士山、富岡製糸場、長崎の教会群、飛鳥・藤原の歴史遺産の4つが候補に残ったとのこと。
昨年秋には、文部官僚から後任の文化庁長官が選任され、行政上は既に過去の人だが、河合隼雄長官なら、この4案件の候補選定について、どうコメントしたか、聞いてみたいと思うのは私だけではないだろう。
お元気になられることを祈るばかりである。
追記:本日の記事は出張先の大阪のホテルから携帯電話で投稿しています。事実誤認等があれば、後日修正します。
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