雪のないまま吹いた東京の春一番、明日は「雨水(うすい)」
先週14日(水)のバレンタインデーに、関東から北陸、九州にかけて春一番が吹いた。
14日は低気圧に向かって南寄りの暖かい強風が吹き込む「春一番」が、午前中に九州、中国、北陸地方で、午後は近畿や四国、東海、関東で観測された。春一番は立春から春分の日の間に強い南寄りの風が吹き、気温が上がる現象。
(2月14日、NIKKEI NET)
関東では、東京より千葉の方が、風が強かったようだ。
この日は、夕方、家路についたが、通勤で使っている地下鉄東西線が強風のため遅れていた。荒川の上の鉄橋あたりで、強風に煽られたのかも知れない。
JR京葉線は、あまりの強風に運休したそうである。
去年の東京での春一番は、3月6日。ブログを始めたばかりで、ネタ探しに苦労していた私は、春一番をネタに記事を書いたのを思い出す。去年は、一昨年より11日遅いということだったが、今年は、去年より20日早いそうである。
極めつけは、次の記録。
東京都心は今冬、まだ初雪を観測しておらず、初雪前に春一番が吹くのは観測史上初めて
(2月14日、NIKKEI NET)
異例づくめ今年の春の天気という事だろう。
そして、明日2月19日は、二十四節気の「雨水(うすい)」。それまで降っていた雪が雨に変わる時節ということなのだが、そもそも、雪のないまま「雨水」を迎える東京は、観測史上初となる雪のない冬を終えることになりそうである。
「歴史の証人」になるかも知れないことを、よろこぶべきなのであろうか?
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