« 韓国について考える | トップページ | 『物語のはじまり』(松村由利子著)、読売新聞書評に登場 »

2007年2月15日 (木)

『血涙 新楊家将(下)』(北方謙三著)を読み終わる

先週読み終わった『血涙 新楊家将(上)』に続き、『血涙 新楊家将(下)』を読み終わった。

宋の楊家軍と遼の耶律休哥軍、お互いに騎兵を中心にした軍編成で、自軍の中では異色の存在となっており、ともに戦うための集団である。
一方で、時代は刻々と変化する。宋は2代太宗の下で、着実に国力を充実させる。一方、遊牧民の国である遼は、中国北部の燕雲十六州を有するとはいえ、宋との国力の差は如何ともしがたく、度重なる戦争で、民は疲弊している。

時代は、戦いよりも和平壇淵の盟)へと向かっている。そういった時代の中で、楊家の兄弟達、宋から遼に帰順した石幻果はどう生きるのか。少々、哀しい結末である。

次は、北方謙三の大作で文庫化も始まった『水滸伝』に挑戦するつもりだ。

*関連記事 
2006年11月25日:
宋と遼との戦いを語る『楊家将』(北方謙三著)を読み終わる
2007年2月9日:『血涙 新楊家将(上)』(北方謙三著)を読み終わる
2007年2月15日:『血涙 新楊家将(下)』(北方謙三著)を読み終わる

| |

« 韓国について考える | トップページ | 『物語のはじまり』(松村由利子著)、読売新聞書評に登場 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『血涙 新楊家将(下)』(北方謙三著)を読み終わる:

« 韓国について考える | トップページ | 『物語のはじまり』(松村由利子著)、読売新聞書評に登場 »