何を読んでいるのか、私の読書について
昨日の同窓会で、私のブログを読んでくれている同級生から、「どんな本を読んでいるのか、何冊くらい読んでいるのか」という質問を受けて、その場で、答えたものの、うまく答えきれなかったような気もするし、ちょうど、このブログを書き出して、今日が365日めでもあるので、一度、私の読書について、まとめてみることにする。
関心を持っているテーマはいくつかある。
①歴史に関するもの
②心に関するもの
③組織やマネジメントに関するもの
④IT技術やネット社会に関するもの
⑤ファンタジー、児童文学に関するもの
⑥色彩に関すること
⑦好きな作家(宮本輝)の作品
が常に関心を持っているテーマといえるだろう。
加えて、その時々に話題になったものや、関心を持ったことについて集中的に読むことがある。今回、韓国ドラマの『私の名前はキム・サムスン』を見て面白かったでの、その原作本を読むなどである。
①の「歴史に関するもの」は、主に歴史をテーマにした新書が中心だが、歴史小説も読む。洋の東西を問わないが、比較的好きな分野は中国史全般と日本史では奈良時代までの古代史である。最近では『楊家将』やその続編の『血涙』などである。
②の「心に関するもの」は狭くとらえれば心理学・精神医学といった分野であるが、純粋の専門書というよりは、心理学者や精神医学者のエッセイが中心だ。昨年、倒れられた河合隼雄前文化庁長官の著作は愛読書だった。
③の「組織やマネジメントに関するもの」は、かなり範囲が広い。仕事に直結する話ではあるが、人はどうしたら気持ちよく働けるのか、どんな組織なら人は生き生きと働くのか、というあたりが、最も関心の高いところだ。これは、結果的に②の心の問題とも重なる部分が出てくることも多い。
④の「IT技術やネット社会に関するもの」は、今後の生活や社会の変化を考える上で、重要だと思うので、面白そうなものが出た時は、見繕って読んでいる。代表的なものは『ウェブ進化論』
だろう。
⑤の「ファンタジー、児童文学に関するもの」は、ファンタジーや児童文学が、時として、人の心を表すものと言われることから、読んでいる。
⑥の「色彩」に関するものは、いつも読んでいるわけではないが、やはり「色」が、人に与える影響、色の心理的効果に興味がある。
⑦ほぼ、全作品を網羅的に読んでいるのは、宮本輝くらいだと思う。物語の作り方のうまさに、いつもその物語世界にどっぷり浸って読んでいる。ブログを書き出してから以降、あまり新作も出ていないと思うので、直接ブログで取り上げたことはないと思う。
読む場所は、主に通勤電車の中である。片道、ほぼ1時間の通勤時間のうち、45分くらいは、電車の中なので、出勤時と帰宅時をフルに読書に充てれば、計1時間半は読める。200ページぐらいの新書なら、難解なものでなければ、2日半か3日で1冊というところだろうか。
最低でも2日に1回は、どこかで本屋に寄って、新書や文庫の新刊は平積みの表紙だけでも、眺めるようにしている。
自分の読書の基本は、「謎解き」にあると思っている。分からないことがあると、よくわかるようになりたい。仕組みを理解したい。社会や経済の「現在」の謎解きを「歴史」に求め、自分の行動や気持ちの謎解きを「心理学」や「精神医学」に求める。ブログのプロフィールに書いたストレングス・ファインダーの5つの強みの最初に書いてあるの「原点思考(CONTEXT)」の実践だと思う。
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