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2007年3月31日 (土)

佐藤康光二冠(棋聖・棋王)、第34回将棋大賞で最優秀棋士賞受賞

日本将棋連盟では、毎年年度末に、過去1年を総括して、将棋大賞を発表している。

昨日(2007年3月30日)、第34回(2006年度)の将棋大賞の受賞者が、将棋連盟のホームページに掲載された。
最も活躍した棋士に贈られる最優秀棋士賞は、先日、棋王位を獲得し二冠となった佐藤康光棋聖・棋王が受賞した。
主な受賞者は以下の通り。

棋士名 回数
最優秀棋士賞 佐藤康光二冠
優秀棋士賞 羽生善治三冠
敢闘賞 渡辺明竜王
新人賞 糸谷哲郎四段
升田幸三賞 佐藤康光二冠
最優秀女流棋士賞 矢内理絵子女流名人 2回目
女流棋士賞 里見香奈恵女流初段

棋士名 記録 回数
最多対局賞 佐藤康光二冠 86局 2回目
最多勝利賞 佐藤康光二冠 57勝 2回目
勝率1位賞 阿久津主税五段 0.776
連勝賞 糸谷哲郎四段 14連勝

名局賞(今回より新設)
谷川浩司九段-羽生善治三冠
(第64期A級順位戦プレーオフ)

佐藤康光二冠は、(これまでも何度も書いているが)、2006年度の7大タイトル戦のうち、名人戦以外の6つのタイトル戦に登場。棋聖戦では、タイトルホルダーとして防衛に成功。残る5つのうち、4つは羽生、渡辺のタイトルホルダーの防衛を許したものの、最後の棋王戦で森内名人・棋王から棋王位を奪取。
さらに、JT主催の日本シリーズ(11月)で郷田真隆九段、NHK杯(3月)で森内名人・棋王を破り、優勝している。
「5連続タイトル戦挑戦」と2つの棋戦優勝だけでも、受賞資格は十分あったとは思うが、最後の棋王位獲得が決め手になっただろう。

あわせて、最多対局賞(86)、最多勝利賞(57)、升田幸三賞を受賞。最多対局賞と最多勝利最賞は、第21回(1993年度)以来13年ぶり2回目の受賞。1993年度といえば、まだ順位戦ではB級2組在籍で、現在の羽生三冠に竜王戦で挑戦し、初タイトルの竜王位を奪取した年である。

最多対局賞が80局を超えたのは、34回の将棋大賞の歴史の中で、5回しかなく、第28回(2000年度)の羽生善治(89局)、第8回(1980年度)の米長邦雄(88局)に次ぐ、歴代3位の記録である。最多勝利の57勝も、歴代7位である。

トーナメント戦が中心の将棋界では、対局数の多さは、勝ち進んでいることの証しである。勝つからこそ次の対局がある。今回の第2位は対局数、勝ち星とも勝率1位を獲得した阿久津主税五段であるが、こちらは対局数58、勝ち星45。対局数の多さでは佐藤二冠が群を抜いていることがわかる。

しかし、佐藤二冠も、これまでの棋聖に加え棋王も保有することになり、来期は棋王戦の予選には出場しなくなるので、来期の最多対局賞の受賞は今年度よりは難しくなるかもしれない。

また、升田幸三賞は新戦法、新手、妙手等を指した棋士に与えられる賞だが、常に新しい手を模索している佐藤二冠が初受賞というのは意外な感じがする。

2006年度を締めくくるに相応しい将棋大賞だったと思う。佐藤棋聖・棋王、おめでとうございます。

*将棋に関する記事(2007年)
1月8日:
佐藤康光棋聖、5連続タイトル戦挑戦者
1月17日:佳境を迎える将棋A級順位戦、郷田真隆九段へのエール
2月2日:祝・郷田真隆九段、A級最終戦を残し、第65期将棋名人戦での森内俊之名人への挑戦権獲得
2月3日:第65期将棋A級順位戦8回戦の詳細
2月3日:郷田真隆九段、父の死を知らず
2月3日:将棋永世名人位の重み
2月10日:将棋第65期順位戦B級1組第12回戦の結果分析とB級2組での渡辺竜王の昇級確定
2月12日:「名人は選ばれたものがなる」-郷田真隆名人待望論
3月3日:将棋界の一番長い日、将棋第65期A級順位戦の最終局の結末

その他このブログの過去の将棋の記事の一覧はこちら→アーカイブ:将棋

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