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2007年4月11日 (水)

第65期将棋名人戦、郷田真隆九段初戦を制す

昨日・今日(2007年4月10日~11日)の2日間にわたって熱戦が繰り広げられた第65期将棋名人戦の第1局は、先ほど午後11時過ぎに、森内俊之名人が投了。119手で挑戦者の郷田真隆九段が初戦を制した。

昨日の開始前の振り駒の結果、第1局は郷田九段が先手。わずかとはいえ、統計的には先手の勝率が高い将棋界。
自らの先手番において確実にに勝利を収めておくことは、タイトル戦のような力の接近したトップ棋士同士の戦いであれば、タイトル奪取に向けての欠かせない第一歩といえるだろう。
まして、森内名人との対戦成績は、郷田九段から見て通算では12勝14敗と接戦であるものの、2003年度以降は6連敗。いわば、名人位復帰した後の棋士森内俊之には、勝っていなかったので、その悪い流れを断ち切ったという点でも、意味のある勝ち星だったと思う。

挑戦者からみれば、これで気分的にも互角で戦えるというところではないだろうか。森内名人が先手番となる4月24日~25日の第2局も制して初めて、挑戦者郷田九段優位といえると思う。この勢いで、ぜひ第2局も、そしてこのシリーズを制して、名人位を手にして欲しい。

*将棋に関する記事(2007年)
1月8日:
佐藤康光棋聖、5連続タイトル戦挑戦者
1月17日:佳境を迎える将棋A級順位戦、郷田真隆九段へのエール
2月2日:祝・郷田真隆九段、A級最終戦を残し、第65期将棋名人戦での森内俊之名人への挑戦権獲得
2月3日:第65期将棋A級順位戦8回戦の詳細
2月3日:郷田真隆九段、父の死を知らず
2月3日:将棋永世名人位の重み
2月10日:将棋第65期順位戦B級1組第12回戦の結果分析とB級2組での渡辺竜王の昇級確定
2月12日:「名人は選ばれたものがなる」-郷田真隆名人待望論
3月3日:将棋界の一番長い日、将棋第65期A級順位戦の最終局の結末

その他このブログの過去の将棋の記事の一覧はこちら→アーカイブ:将棋

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将棋」カテゴリの記事

コメント

拓庵さん、ご無沙汰しております。
波乱の名人戦第一局でした。ともあれ、大事な緒戦を郷田九段が制してホッとしました。なぜなら、おっしゃるとおり、
「挑戦者からみれば、これで気分的にも互角で戦えるというところではないだろうか。森内名人が先手番となる4月24日~25日の第2局も制して初めて、挑戦者郷田九段優位といえると思う。」
と私も思っていた(いる)からです。第一局を落とすようでは郷田九段に勝ち目がなくなるなあ、と少し心配していたのですが、これで俄然面白くなりました(振り駒で初戦の先手番が取れたのは大きかった、と思います-このところ、森内名人は棋王戦最終局やNHK杯決勝のように振り駒で後手番になることが多く、やや運がないようにも感じられます)。先崎学八段評するところの「雲のような男」、郷田九段のこれからの闘いぶりに期待したいと思います。

投稿: ドクトル・ジバコ | 2007年4月13日 (金) 06時14分

ドクトル・ジバコさん、コメントありがとうございます。
書かれている通り、振り駒で初戦の先手番となり、その勝負に勝ったということは、郷田九段にとって、大きかったと思います。

世の中には、羽生三冠に先立って、森内名人が永世名人になるのは?という声もあるようです。
そう言った追い風を活かせるかどうかも、名人戦のような大きなタイトルをとれるかどうかの分かれ目になるでしょう。

郷田九段が第2戦も取れれば、勢いがついて4勝1敗、あるいは4勝2敗で、郷田名人の誕生ではないかと、思っています。

投稿: 拓庵 | 2007年4月13日 (金) 06時41分

拓庵さん、はじめまして。Danchoと申します。

拓庵さんのブログは、時々渡辺竜王のブログのTB欄から辿って拝読しておりました。

この度は、入門者の拙い感想を綴った記事へのTBを頂き誠にありがとうございました。

このシリーズは、また新鮮な意味で注目カードですよね。
郷田九段も、先手番の初戦で、幸先良いスタートを切ったことは、心理としては先ずはホッとしていることでしょうね。

次の第2局も郷田九段が制することになれば、益々タイトルの行方が面白くなります。

頑張って欲しいですね。

明日は、『朝日オープン選手権 第2局』でしたよね。
阿久津五段の巻き返しなるか…楽しみです。


今後も、頻繁に寄らせていただきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

先ずは、お礼まで。

投稿: Dancho | 2007年4月15日 (日) 22時41分

Danchoさん、コメントありがとうございます。

森内-郷田戦は、ブログでも書いたように、先手番での勝率が異様に高く、おそらくはそれを2人とも十分わかっていると思うので、郷田九段にとっては後手番となる次の第2局に勝てるかどうかは、シリーズの流れを見る上で、大きなポイントだと思います。

何とか、第2戦も勝てれば、4勝1敗で名人奪取というシナリオも現実味を帯びてきます。第2戦で森内名人が勝ち、それぞれ、先手番で勝利するという流れになると、フルセットにもつれ込む可能性が高くなるのではないかと思います。

投稿: 拓庵 | 2007年4月22日 (日) 09時42分

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