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2007年4月の記事

2007年4月30日 (月)

今日も大掃除、生活の新陳代謝と考える

今日も、昨日に引き続き、部屋の入れ替えと大掃除。

何とか、大きなものの入れ替えは終わり、何とか新しいスペースで生活する態勢の土台だけは出来たと言うところだろうか。

昨日は衣替えを兼ね、もう着なくなった服を処分したが、今日は家族総出で、ブックオフに売りに行ってもいいと思える本を選ぶ。大きめの買い物カゴ、4つ分ぐらいの量になり、冊数も100冊以上。買い取り値も6000円以上だった。

限られたスペースである以上、定期的に本を売ったり、モノを捨てるのはやむを得ないことだろう。私の両親は昭和ヒトケタ世代で、戦争中のモノのない時代に育ったので、特に母はモノを捨てられない。私もモノを捨てることに、罪悪感を感じるので、比較的、モノは大事に使う方だと思う。

しかし、放っておくと、モノはたまり、人の生活を浸食してくる。自分が買ったモノに縛られるようになる。発想が、今持っているAというモノを活用するために、さらにBを買うということで、どんどんモノは増えていく。Aを買っていなければ、決して買おうと思わなかったBを買うと言うことになると、もう本末転倒である。

一方、今年の春のように、3人の子どもが一斉に進学すると、要・不要の基準が一気に変わる。今まで、必要だったものが不要になり、新たに必要になるものが出てくる。学校が替わるということで、モノの要・不要が端的に表れるが、これは我々の日常生活の中でも、ままある事だろう。
物事がひと区切り付いた時、これまでの生活を見直し、新しい生活にあったモノの要・不要の判断を行う必要がある。

そう思うと、捨てるということは、新しい何かを受け取って行くためには必要なのかもしれない。古いモノを捨てて、開いたスペースに新しいモノを入れておくことは、言わば「生活の新陳代謝」。そう思うと、捨てることも、時には必要なのだといく気になってくる。

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2007年4月29日 (日)

今日は「昭和の日」、我が家では部屋の大移動

以前にも、このブログで書いたことがあるが、今年から4月29日は「昭和の日」、5月4日が「みどりの日」という国民の祝日になっている。一昨年に法律は成立してようで、今年のカレンダーには、そう印刷してある。
「昭和の日」の由来は、もちろん昭和天皇の誕生日だからで、4月29日が新たに「昭和の日」となったので、従来4月29日であった「みどりの日」が5月4日の移動になったということのようだ。

我が家では、このゴールデンウィークは、部屋の大移動をすることになった。これまで、2階に部屋が3つあり、一番大きなな部屋に長女と次女、中くらいの部屋に長男、一番小さな部屋を私のパソコン部屋に使っていたが、3人の子がそれぞれ進学したことに伴い、大幅に入れ替えることになった。
既に、これまで娘2人がいた部屋に私と長男が移り、中の部屋に長女、小の部屋に次女が移るというこで話はまとまっていたが、実際の移動は、簡単には進まない。

長女と長男の机入れ替えだけは、春休みに終わっていたが、残りは、結局、家族が揃うゴールデンウィークに作業をするということになり、昨日から進めている。
ほぼ、3年間今の間取りで、生活していたので、その間に増えたモノを整理し処分しないことには、動くに動けない。
結局、昨日は、衣類の整理と移動で終わり、今日は、机上の整理とパソコンの移動だけで終わってしまった。明日、ある程度目処をつけて、GWの後半は通常の生活に復帰しないと、GW明けに学校の試験の試験がある次女、5月16日には公認内部監査人(CIA)の試験がある私は、少々辛い。

しかし、大掃除をするたびに思うが、常日頃の整理整頓を怠ると、こういう機会に大変な思いをすることになる。いかに普段、無駄なモノをたくさん買い込んでいるか、こういう時に、痛感する。本であれば、ブックオフに売りに行けるが、無駄な衣類は捨てるしかない。衣類は、まだゴミの収集日に出せば無料で回収してくれるが、電機製品などは、捨てるにもお金がかかるご時世である。結局、買うときによく考えて、ゴミになるようなモノは買わないということが、一番大事なことなのだと改めて思う。思うだけで、なかなか実践できないのが、情けないが…。

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2007年4月28日 (土)

佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その3

2007年の本屋大賞を受賞して佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』は、これまで以上に注目を浴びているが、作者である佐藤さんが、作品について語る機会も増えている。このブログでも、2回にわたる朝日新聞でのインタビューの一部を紹介したが、昨日、仕事の帰りの寄った書店で『本の雑誌』の増刊「本屋大賞2007」の中でも、大賞作品の作者として3ページにわたるインタビュー記事が掲載されていた。

大筋では、これまで2回の記事と変わるところはないのだが、インタビュー量が多い分、このあたりをもう少し詳しく知りたかったというところを詳しく語ってくれている。

なぜ、題材として数あるスポーツの中から陸上それもリレーを選んだのかについては、

数あるスポーツの中から陸上競技の短距離をモチーフにしたのは、リレーに惹かれたからです。スポーツの部活や趣味とは縁がなかった私ですが、小中学校の運動会では走って人に負けたことがなく、いつもリレーの選手でした。リレー独特のあの高揚感と、人より速く走れることの気持ち良さは、運動会レベルでは体験していました。4人という数字も、物語には向いていて、スピーディーな400mリレーなら、面白いスポーツ・ドラマが作れそうな気がしました。
(「本の雑誌」増刊『本屋大賞2007』5ページ)

どのような形で作品ができあがっていったかについては、

リアリティーのないものを書くのは絶対にイヤでした。取材でどこまで補えるかが勝負だったのですが、幸運にも作品のイメージにぴったりの気持ちのいい陸上部と、とことんまで付き合って下さった素晴らしい指導者の方と出会えました。
4年間、練習や試合に何度も足を運び、何人もの部員さんに時間をかけてインタビューしました。(中略)私はもともと取材好きで時間をかけて資料を集めたり読んだりするのですが、これだけ、「生」の濃い取材をしたのは初めてです。
そのまま書いてもすごいドラマになるようなエピソードがいくつもありました。(中絡)この取材でえたものがあまりに大きかったので、自分が受けた感動をできるだけ、そのまま物語に移せるように、徹底的にシンプルな構造のドラマ作りをしました。
(「本の雑誌」増刊『本屋大賞2007』5~6ページ)

と語っている。
作者自身のリアリティーへのこだわりによって、膨大なインタビューと取材が行われ、その中から、佐藤多佳子という繊細な感性によって濾過されて残ったエッセンスが、『一瞬の風になれ』という作品に結晶したということだろう。

このブログのその2の記事でも書いたように、その結果1冊の予定が3分冊の大作となる。

結果的に、1300枚の長きにわたり、少年少女がひたすら走りまくっている物語が出来上がり、そういうものが書きたかったにもかかわらず、いったいどんな人がおもしろがって読んでくれるのだろうという不安に襲われました。(中略)それでも、自分にできることはすべてやったという、諦めにも似た満足感はありました。これまで、スポーツ小説を読んできて、スポーツ・シーン以外のところでドラマが進行するものが多く不満を感じていたので、自分が書く時は、スポーツの中にすべてのドラマを集結しようと決めていたのです。
(「本の雑誌」増刊『本屋大賞2007』6ページ)

作者の「どんな人が読んでくれるのか?」という不安は杞憂に終わったのは、その後の展開が示す通りである。
少年少女がひたすら走る中にすべてのドラマが集結したからこそ、この作品のいのちといえる「リアリティー」に加え、読者も物語の登場人物とともに、あるいはその中の一人となって、トラックを走っているような「躍動感」が生まれたのだろう。

取材に応じた高校生や指導者たちと作者佐藤さんの思いが心の深いところで共振し、結びついて、そこに、単なるスポーツ小説の枠を超えた、若者がどうやって壁を乗り越え成長していくかという青春小説、青春のバイブルが生まれたのだと思う。
多くの読者を引きつけるのは、陸上・短距離・リレーという舞台を借りて、誰もが一度は通る青春というものを、見事に描ききったからではないだろうか。青春のさなかにいる若者にとっては、それは現在進行形での自分の物語である。かつて若者だった我々のような世代の人間にとっても、青春とは、年齢とともに、常にその意味を問い直すものだから…。

*関連記事
1月25日:陸上部の青春を描く『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(1)イチニツク
1月28日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(2)ヨウイ
1月31日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(3)ドン
4月7日:2007年本屋大賞、『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)に決定
4月8日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏
4月26日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その2
4月28日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その3

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2007年4月27日 (金)

ココログの「アクセス解析」不調で13時以降のデータ表示されず

先日、ココログの「アクセス解析」の機能の一部(人気記事ランキングなど)をブログ・パーツとして表示するサービスを開始したものの、開始直後から1週間ほど、自動的に更新されない状態が続くという不具合があったのは、このブログでも書いたが、今日、帰ってパソコンで、このブログの管理ページにアクセスしたら、新たなトラブルが起きていた。

アクセス解析では、1時間単位で、時系列に総アクセス数とユニークアクセス数が前日との比較で表示され、今日のこのブログへのアクセスが、昨日より増えたか減ったかが一目でわかるようになっている。ブログのオーナーとしては、自分のブログが昨日のより1人でも多くの人に、1ページでも多く読んでもらいたいと思って日々書いているので、アクセス解析の中でも1時間毎のアクセス数の推移は、毎日必ず見て、励みにしている。

ところが、今日の時系列のアクセス推移は12時台までは、データが表示されているものの、それ以降は全くデータがゼロである。これまでのアクセス状況から考えて、多少の増減はあっても、13時以降全くアクセスがないことはありえない。試しに、自分で自分のブログにアクセスしても、データとしてはカウントされるのだが、今日は、それも全く反応しない。何らかの障害が発生しているようだ。

このトラブルが私だけなのか、ある程度広い範囲で起きているのかもわからないが、ブログを書いてる側としては、何人の人の訪問してもらったかは、最も関心があるところなので、1日でも1時間でも早く復旧してもらいたいものである。

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2007年4月26日 (木)

佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その2

昨日(2007年4月25日)の朝日新聞の朝刊の別刷で「be Extra Books」という読書特集があって、今年の本屋大賞について特集されていた。
本屋大賞の1位から10位までの作品について紹介され、1位から5位までは推薦した書店員の3人の推薦文が載せられている。
更に、1位となり大賞に輝いた『一瞬の風になれ』については、作者の佐藤多佳子さんのインタビューが顔写真入りで掲載されていた。このブログでも取り上げた同じ朝日新聞夕刊の受賞時のインタビューと同じ時のものか、改めてインタビューしたのかは、わからないが、前回の記事には書かれていなかったことがいくつか紹介されているので、このブログでも続編として紹介することにする。(以下、引用は2007年4月25日朝日新聞朝刊「be Extra Books」6ページより)

まず、なぜ陸上を、リレーを取り上げたかについて語っている部分がある。

「私自身は文化系ですが、試合観戦やスポーツ漫画が好きで、作家になった時からいつかはスポーツものを書こうと思っていました。いろいろ考えた中、4人の選手がバトンをつないでいくというリレーが面白そうだったんです」(佐藤多佳子)

記事ではさらにその後について次のように続く。

知識がなかったため、構想は白紙のまま高校の陸上部を見学。4年もの歳月をかけて丁寧に取材した。(記事)

4年間陸上部を見つつづけた佐藤さんは、語る

「2学年分の生徒を、入学から卒業まで見送ったことになります(笑い)。仕事を忘れるほど面白かったですね。地味な練習を重ね、ストイックな部分があるせいか、まじめで素直な生徒が多い。こんないい世界があるなら、それをそのまま書こう、と。話を作ろうと思えばいくらでも架空の展開を盛り込めますが、それはせず、あくまでも陸上を通して起きるドラマを軸にしました」(佐藤多佳子)

作中で語られる試合や合宿、練習の様子、主人公新二が女子部員にほのかに抱く恋心を封印する姿、どれも自分たちが高校生だった頃、こんなことあったよなと思わせるリアリティがあるのは、下敷きとなる事実があったからだろう。作者である佐藤さんは、それを再構成したに過ぎないのだろう。

また、実際の部員たちの話を聞くうちに、リレー競技を描くという設定にも変化が生じた。(記事)

「ショートスプリンターにとっては、リレーも大事だけれど個人競技の100メートルをいかに早く走るかが課題。そこを書かなければ足りないと分かり、とにかく全部書くことにしました」(佐藤多佳子)

高校で短距離をやる選手にとってリレーメンバーになることは、ひとつの目標だが、そのためには、まず個人のタイムが速くなくては選ばれない。個人種目でどの程度の成績を残したメンバーでリレーが組まれているのかということで、他校はまず品定めをしてくる。リレーで優位に立つためにも、個人種目の100や200で、いい成績を収め、他校のメンバーにプレシャーを与えることにもなる。
『一瞬の風になれ』では、短距離選手にとってのリレーと個人種目の100メートル、200メートルの意味が実によく描きわけられていて、そこもリアリティを感じた大きな要因である。書き足したことによって、作品として完成したものになったと思う。

記事では、出版の事情について、次のように説明する。

一冊にまとめるはずが、かなりの分量に。読み返し、どこを削ればいいかを悩んだ。担当の編集者に相談するとひと言「どこも削らなくていい」。そして、”風になる瞬間”をたっぷり堪能させてくれる、全3巻が出版されることになった。(記事)

全3巻の隅から隅まで堪能した読者としては、「どこも削らなくていい」と言い放ってくれた講談社の編集者に感謝の気持ちで一杯である。

まだ、読まれていない方は、改めて一読を勧めたい。

*関連記事
1月25日:陸上部の青春を描く『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(1)イチニツク
1月28日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(2)ヨウイ
1月31日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(3)ドン
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4月8日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏
4月26日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その2
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2007年4月25日 (水)

第65期将棋名人戦第2局、挑戦者郷田真隆九段、後手番を制し連勝

第65期将棋名人戦の第2局は鳥取県湯梨浜(ゆりはま)町で昨日(2007年4月24日)から行われていたが、後手番だった挑戦者の郷田真隆九段が、134手で森内俊之名人を降し、2連勝。名人位奪取に向けて、大きく前進した。

第2局は森内名人の先手で、重厚な相矢倉。名人戦棋譜速報などの解説者コメントでも、中盤までの駒組みでは、手厚い陣形に組んだ森内名人が有利とのコメントも多くあったが、森内名人が勝ちを意識して慎重になったのか、攻めあぐねているうちに、郷田九段が小気味よい攻めを重ね、いつしか解説者の形勢判断も郷田有利となり、ほどなく森内名人が投了した。時刻は午後10時15分。

このブログでも先週書いた通り、過去の森内名人-郷田九段の対戦は27局あるが、先手番が21勝6敗(森内名人11勝3敗、郷田九段10勝3敗)と圧倒的に勝ち越している。
森内名人としては、後手番だった第1局の負けはやむを得ないとしても、自らが先手番となったこの第2局は、是非とも勝って1勝1敗の五分に戻しておきたい1戦だった。途中まで先手優位の駒組みで進んでいただけに、なおさら、今日の黒星は痛いだろう。
これまで、森内名人は6回名人戦に登場し、4回勝利しているが、初戦から2連敗してシリーズを制したことはない。2連勝か、悪くても1勝1敗で第2局までを終えている。ピンチと言えるだろう。

挑戦者の郷田九段からみれば、後手番ではなかなか倒せない森内名人に後手番で勝利し、2連勝したことで、有利な立場に立ったのは間違いない。
通算の対戦成績も14勝14敗の五分となり、臆するところは何もない。次回の先手番となる第3局を確実に勝利し、3連勝で、名人位に一気に王手をかけて欲しい。

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2007年4月24日 (火)

ココログのブログ・パーツ「アクセス解析」は自動更新されていなかった

先週の月曜日(2007年4月16日)から、ココログでは契約ユーザーが管理ページで見ていた「アクセス解析」の一部、①人気記事②検索フレーズ③アクセス元サイト④アクセス地域のトップ5またはトップ10をブログ・パーツとして各ユーザーのブログに貼り付けられるサービスを始めた。
私もさっそく初日から、利用を始めた。ランキングの集計期間にも4ヵ月、30日、7日、1日と選択肢があって、私は①人気記事②検索フレーズ④アクセス地域の前日のトップ10を表示するようにセッティングして、ブログの記事にもそのことを書いた。

興味を持ってくれた人もいて、「面白いね」というメールをいただいたので、良かったなと思っていたら、日付が替ればデータが入れ替わるはずなのに、いつまで経っても表示が変わる気配がない。
毎日更新と書いた以上、変わらないのもおかしいので、毎日、自分でパーツの再設定をして、表示を更新していた。
「こんなの、自動更新でなければ意味がない。壊れてるんじゃないの?」と思いつつも、ココログの運営会社の二フティのサービスの悪さはいつものことなので、手動更新を続けていた。

今日になって、「おしらせココログ」という利用者向けの告知のコーナーに
ココログアクセス解析ブログパーツ 障害のご報告」(4.23)
という告知が掲載されているのに気がついた。
◇障害対象期間
4月16日(月) ~ 4月23日(月)16:08
◇影響内容
・1日1度の更新が、正常に更新されていなかった

「うーん、またか」という感じだ。ここしばらく、あまり、大きな不具合はなかったので安心していたが、告知の内容を見る限り、サービス開始初日から1週間、自動更新になっていなかったということで、ちょっとがっかりだ。1週間めにして、ようやく正常に更新されるようになったようだ。

担当している人は誰も、自動更新がうまく機能しているのかチェックしなかったのだろうか。
あまり、文句など言いたくないが、せっかく利用者がよろこんで使おうとしているところで、つまらないミスはしないでもらえたらと思う。ニフティさん、頑張ってください。 

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第66期将棋A級順位戦での木村一基八段、行方尚史八段の残留の可能性

先日は、現在の名人・A級棋士のA級での通算成績・勝率と現在のA級での順位(ランク)をの関係について見てみたが、今期(第66期・2007年度)にA級に昇級する木村一基八段、行方尚史八段については、今回が初のA級への昇級であり、A級での実績はないので、除外していた。
2人が現在のA級棋士と戦った時の戦績はどうなのかを見れば、多少は第66期でのA級順位戦のゆくえが占えるのではないかと、数字を拾ってみた。(対戦成績は2001年度以降)

◎木村、行方新八段の名人・A級棋士との対戦
(2001年度以降)

木村一基八段 昇級者 行方尚史八段
差引 対戦相手 差引
-1 4 5 森内俊之名人 1 2 -1
-1 2 3 郷田真隆九段 1 7 -6
0 3 3 谷川浩司九段 0 2 -2
-2 2 4 羽生善治三冠 0 1 -1
-3 1 4 佐藤康光二冠 1 2 -1
0 4 4 丸山忠久九段 1 5 -4
-3 1 4 藤井猛九段 3 3 0
+3 5 2 久保利明八段 3 2 +1
+3 4 1 三浦弘行八段 2 2 0
- - - 木村一基八段 4 3 +1
-1 3 4 行方尚史八段 - - -

2人とも、現在のA級上位棋士には総じて負け越しており、良くて互角というところである。ともに、A級棋士9人に対して勝ち越している相手は2人だけ、五分の星を残しているのが2人で、あとの5人には負け越している。
勝ち越している相手に確実に勝ち、互角の相手からなんとか勝ち星をもぎ取ってようやく4勝である。

一方、挑まれる側の現在のA級棋士の側から見ると、2人と残留争いを繰り広げると思われる久保八段、三浦八段にとって、ともに3つ負け越している木村八段は、手強い相手と言えるだろう。
行方八段は、谷川九段、羽生三冠とは対戦も少ない上に勝ちがないということ、郷田九段や丸山九段のように大きく負け越している相手がいる等、より苦戦しそうである。

2001年度以降の過去の対戦成績を見る限り、残留争いは、現在のA級棋士の下位2名の久保八段、三浦八段と、木村・行方新八段2名との争いになりそうである。お互いどうしの対戦でより多くの白星をもぎ取った棋士が、より残留に近いA級棋士といえるのではないかと思う。

(参考資料)
このブログの作成に際しては、以下のサイトの情報を参考にしました。
サイト「将棋連盟 棋士別成績一覧表
http://homepage3.nifty.com/kishi/chuki.html

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2007年4月23日 (月)

オートチャージPASMO定期券を手に入れた

先週、金曜日に届いたオートチャージ機能付のPASMO。今使っている6ヵ月の通勤定期の有効期間が今日(4月23日)までなので、今日中に新しい定期を購入になければならない。

本当は、週末の土日で買いに行ってもいいかなと思っていたのだが、金曜日から体調不良。喉が痛みがひどくなり、鼻づまりで頭も重い。土曜の朝、近くの内科に薬をもらおうと診察に行って、熱を測ったら37.3℃あったので、もらった薬を飲んで、土日は家でおとなしくしていた。

今朝も体調万全とはいかなかったものの、休んでばかりもいられないので出勤。定期券はどこかで買わなければならない。事前に調べると、どこの定期券売場でもPASMO定期券を扱えるわけではないようなので、職場から歩いて行けてPASMO定期券の扱いがある東京メトロの茅場町駅で行くことにした。

早めに昼食をすませ、定期券売場に着いたのは、12時頃。すでに4~5人が並んでいた。10分ほど待って、自分の番になったところで、既に記入をすませておいた申込用紙と先週届いた裏に自分の名前を書いた記名式のオートチャージPASMOを係員に渡す。
受け取った係員が、定期券販売の端末の画面を操作し、読取機のような機械にPASMOを挿入すると、機械から出てきた時には、PASMOの表面に定期券の区間と6ヵ月定期の最終期日などが青いインクで印刷されていた。
定期券と引き換えに代金を払い、印字されたPASMOとお釣りをもらう。書類とPASMOを渡してから作業完了まで3分ぐらいというところだろうか。
私が帰る頃には、あっという間に並んでいる人が増えて、10人くらいにはなっていた。

PASMO定期券のメリット、デメリットそれぞれあるが、紛失した時に再発行が可能な点はメリットだろう。これまでの磁気カードの定期券では、紛失したら泣き寝入りするしかなかった。6ヵ月定期など買ってすぐなくしたら、泣くに泣けない。
記名式PASMOであれば、本人確認ができるし、紛失したPASMOを物を誰かが拾って使おうとしても、PASMOには1枚1枚固有の番号が付与されており、それをホストコンピュータで無効にしてしまえば、使用不可にできるのだろう。その上で、紛失を届け出た人に、新しい番号のPASMOが再発行されれば、問題はない。

こうやって少しずつ技術は進歩し、振り返ってみれば、10年前から考えれば思いもしなかった時代になっているということになるのだろう。

PASMOの品薄騒動の記憶もさめやらぬ中、セブン&アイ、イオンという流通の2大グループが、それぞれnanaco、WAONという電子マネーサービスを開始する。nanacoの方は今日から都内の一部のセブンイレブンで扱いがはじまり、WAONは今月27日からサービスがスタートする。
今年2007年は、電子マネー普及のターニングポイントとなった年として将来語られるようになるかも知れない。

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2007年4月22日 (日)

短歌を「読む」ことと「作る」ことの間にあるものと『物語のはじまり』(松村由利子著)の位置づけ

NHK教育テレビで日曜日の朝の7時30分から放送されている「NHK短歌」を初めて見た。
4人の講師・選者が毎週交代で出演し、番組に応募された短歌の中から、優秀な作品を12首選んで紹介する。また、選外となった作品のうち、2首につき、添削指導も行われる。
今日の講師・選者は、『男たちの大和』の原作者でもある辺見じゅんさん(他の3人は、栗木京子さん、高野公彦さん、川野里子さん)。ゲストに作家の重松清さんが呼ばれていた。
最後の5分ほど、短歌の鑑賞ともいえるコーナーがあり、辺見さんは与謝野晶子とその短歌を取り上げていた。

短歌入門書といえる『短歌をよむ』『考える短歌』(以上俵万智著)、『短歌を楽しむ』(栗木京子著)の3冊を読み、今日の「NHK短歌」を見て感じたことは、短歌入門といものが「短歌を作る」ことが前提になっているということである。
『短歌をよむ』、『短歌を楽しむ』でも、まず短歌を読み、鑑賞するところから始まるのだけれど、後半は、短歌を作ることが語られる(『考える短歌』は最初から作歌指導)。
現在名のある歌人たちは、自ら短歌の読者からスタートし、作り手である歌人へ進んで行ったので、短歌の読者・ファンは必ず短歌を作るようになるという確信があるのかも知れない。

今日の「NHK短歌」にゲスト出演していた重松清さんが「短歌はむずかしいという印象があって、敬して遠ざけてきた」と語っていたが、短歌と無縁の生活をおくってきた一般人にとってはそれが偽らざる心境だろう。
今の短歌入門の形式は、小説家が小説は面白いから、どんどん書いてくださいと勧めているようなものである。小説なら、たくさんの読者がいて、書き手である小説家になるのは一握りなのに、なぜ短歌はいきなり作りましょうになるのだろうか。
短歌愛好者の裾野を広げるには、作らないけれど読むのは好きという、短歌ファンを増やすことも大切なのではないか。素晴らしい短歌にふれ、自分の心の歌として口ずさむようになれば、そのうちの何人かは、自分でも作ろう、詠んでみようとするだろう。

このブログで何回も紹介している松村由利子さんの『物語のはじまり』は、短歌を読むことに専念した入門書と言える。作者は決して読者に短歌を作ろうとは、呼びかけない。作者が願うのは、埋もれていく素晴らしい短歌を多くの人に知ってもらい、自らの人生の糧として味わい役立てて欲しいということだけである。

冒頭で紹介した「NHK短歌」の4月号のテキストには、山田富郎さんという歌人の「短歌時評」という書評のコーナーがある。書き出しは、こんな感じだ。

短歌評論の不振が言われるようになって久しい。その穴を埋めるように次々に出版されているのが、入門書や評伝や広義の短歌エッセイである。本格的な評論が少ないのは寂しいが、とりあえず、良否をしっかり見きわめたいとおもう。
(「NHK短歌」2007年4月号72ページ、山田富士郎「短歌時評」)

そして『物語のはじまり』について、次のように語る。

最近刊行された『物語のはじまり 短歌でつづる日常』(中央公論社)は、松村はじめての散文の著作である。副題の示す通り、(中略)十のキーワードに従って歌が選び出され、歌をめぐって文章が紡がれる。評釈付きの秀歌選集として読むことも可能だし、エッセイとして読むこと、一種の人生論として読むことも可能である。さらに言えば、結果として、質の高い短歌入門書ともなっている。読者を受容する幅の広い魅力的な本だと思う。
(「NHK短歌」2007年4月号72ページ、山田富士郎「短歌時評」)

この書評のコメントは、『物語のはじまり』の多様性を実によく表現していると思う。
歌人は、短歌の作り手、短歌の世界の住人として、歌人の気持ち、個々の歌人の人生・事情にも詳しい立場だ。『物語のはじまり』、歌人である作者が、水先案内人となって、現代の日本の優れた短歌を一般向けに紹介した著作と位置づけることもできるだろう。
私は、短歌を通じて、作者自身の人生を語ったエッセイという点で印象深く読んだが、改めて現代の秀歌選集として読み直す必要があると思っている。

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2007年4月21日 (土)

将棋A級棋士のA級順位戦での通算成績

第65期の将棋名人戦は、挑戦者郷田真隆九段の先勝でスタートしたが、毎日新聞社が提供する有料サイト「名人戦棋譜速報」を眺めていたら、今期(第66期)のA級順位戦の棋士の順位と各人の9回戦までの全局の対戦予定カードが掲示されていた(順位1位者は、名人戦の敗者なので未定)。

順位戦の順位(ランク)は、前年度の成績順で決まる。毎年、その繰り返しなので、今期の順位はこれまでのA級での成績の積み重ねの結果でもある。
当然、現在の高順位にいる棋士は、過去の成績も相応の成績なのだろうと思い、各棋士の通算成績を分析してみた。

◎第66期の名人・A級棋士のA級順位戦通算成績

順位 棋士名 A級(名人) 勝率
名人 森内俊之名人 8期(4期) 53 18 0.746
挑戦者 郷田真隆九段 4期 19 17 0.527
2 谷川浩司九段 20期(5期) 121 59 0.672
3 羽生善治三冠 10期(4期) 60 29 0.674
4 佐藤康光二冠 9期(2期) 50 31 0.617
5 丸山忠久九段 7期(2期) 36 27 0.571
6 藤井猛九段 6期 27 27 0.500
7 久保利明八段 4期 16 20 0.444
8 三浦弘行八段 6期 23 31 0.425

並べて見ると、在籍が短くて挑戦者となった郷田九段除き、ほとんどA級順位戦の通算勝率と今期の順位(ランク)が見合っている。
森内名人がA級順位戦では羽生三冠をも上回る圧倒的な勝率を残していること、現在、無冠ではあるものの17世名人の資格を持つ谷川浩司九段が依然として高い勝率を示し、トップレベルを維持している事なども興味深い。
(谷川九段と羽生三冠の間で、わずかに勝率が逆転しているが、2人のプレーオフでの対戦成績1勝1敗を加えれば、ちょうど0.670で同率になる。なお、プレーオフは2人だけの場合は、2人の間の順位に関係するが、3人以上の場合は、挑戦者以外は順位に反映されないので、この計算では除外してある。)

現在、A級順位戦は定員10名、総当たりで各人の9局の成績で争うので、星勘定に置き直せば、0.555が5勝4敗、0.444が4勝5敗、となる。勝率0.444の久保八段、同0.425三浦八段がA級に残留しているということは、前期のように4勝5敗の成績を残しながら順位の関係で陥落の憂き目にあった深浦康市八段のような棋士は、不運と言っていいだろう。

最近5年間で、A級から陥落し現在B級1組に在籍している棋士のA級在籍中の通算成績も分析してみた。
5年間にA級から陥落した棋士は延べ10人だが、そのうちの期郷田九段(61期)は再昇級でA級残留(64期)を果たし、青野照市九段(62期)はその後B級2組に陥落しているので、残りの6名(2回陥落が2名)につき分析する)

◎最近のA級陥落棋士のA級順位戦通算成績

陥落 棋士名 A級 勝率
61・64期 森下卓九段 10期 45 44 0.506
62期 島朗八段 9期 32 49 0.395
63期 高橋道雄九段 9期 33 48 0.407
63・65期 深浦康市八段 2期 8 10 0.444
64期 鈴木大介八段 3期 12 15 0.444
65期 阿部隆八段 1期 2 7 0.222

現在、A級で8位にランクされる三浦八段が0.425の勝率なので、A級での通算勝率が4割に満たない2人は、今後、再昇級しても残留は厳しいだろう。高橋九段も通算勝率こそ4割に乗っているが、2回のA級再昇級時の戦績がいずれも1勝8敗であり、三度目の再昇級を果たしても残留は厳しいかもしれない。

一方、現在のA級メンバーとほとんど変わらない顔ぶれとの対戦で0.444の成績を残している深浦八段、鈴木八段はA級に残留している久保八段、三浦八段と実力的には大差はないということであり、再昇級が果たせれば、十分残留できる力は持っていると言えよう。

見方が難しいのは、森下九段だ。かつて、A級昇級初年度(第53期)にA級を制し、名人挑戦者になったこともある森下九段のA級在籍10期の通算成績は5割を超えている。しかし、勝ち星の相手を見ると、昭和の時代にA級に君臨していた自分より年配の棋士が多く、自分より若い棋士(森下九段は、谷川九段と羽生世代の中間の世代)がA級で過半数を超えた60期以降は、60期(2001年度)こそ5勝4敗で勝ち越したが、翌61期(2002年度)には2勝7敗でA級陥落。再昇級を果たした64期(2005年度)も3勝6敗に終わり、1期で再び陥落した。3勝6敗で残留できるシーズンもあれば、4勝5敗で陥落することもあるので、何とも言えないが、余裕を持って勝ち越せるレベルではなさそうだ。

今期(第66期)は、木村一基新八段、行方尚史新八段がA級順位戦に参戦するが、このメンバーを相手に勝ち越すのは容易なことではない。
一つ下のB級1組には、いつ取って代わっても実力的には遜色ない、鈴木八段や深浦八段がおり、さらに今期B級1組に昇級した20代のタイトルホルダー渡辺竜王もいる。

今期は、A級の残留争いとB級1組の昇級争いのどちらも興味深いものがある。

(参考資料等)
今回に記事の執筆に際しては、下記のサイトのデータを参考にしました。ありがとうございました。

将棋順位戦データベース
http://www.ne.jp/asahi/yaston/shogi/index.html

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2007年4月20日 (金)

オートチャージPASMOようやく届く、どうやってポケットを軽くするかを考える

東京近郊の私鉄・地下鉄などで共通で使える非接触型のICカード乗車券PASMO。3月18日のサービス開始直後に申し込んでいたオートチャージ機能付きのPASMOがようやく届いた。
もともと、申し込んでから1ヵ月くらいかかるとのふれこみだったので、当初の説明通りで、今月になって起きたPASMO発売制限の影響は受けなかったようだ。
このオートチャージPASMOと通勤用の定期券をセットにして使うつもりだ。

今、自分が通勤時に身につけている電子マネーは、
○エディの普及推進を進めた全日空の発行するエディ付ANAカード(クレジットカード)
○auの携帯電話のおサイフケータイに付いているエディ
○ビューSuicaカードの機能付きの銀行のキャシュカード
○今回のオートチャージPASMOの4種類である

我々が、日常身につけて歩くものを考えると、サラリーマンであれば、①銀行のキャッシュカード、②定期券、③携帯電話の3つは、家に忘れると困ってしまうものだろう。
あとは、あれば便利というレベルで、④クレジットカード⑤エディなどの電子マネー⑥PASMOとの相互利用開始前のSuicaや私鉄グループのプリペイド乗車券のパスネット、⑦携帯音楽プレイヤーなどがあるだろう。
今回、SuicaとPASMOの相互利用開始で、⑥の交通系のプリぺイド乗車券機能はIC乗車券として一体化し、SuicaかPASMOのどちらかを持てば事足りるようになった。

①から⑦まで全てを持ち歩くと大変なので、それをいかに組み合わせ、それぞれの単体サービスのカードや端末より利便性を向上させ、販売増に結びつけていくかが、サービスや端末の販売を行う各社の知恵の絞りどころだろう。利用者にとっては、どのサービスや端末を組み合わせたものを使い、自分のポケットを軽くするかということでもある。

キャッシュC クレジットC 定期券 携帯電話
クレジットC - ○(iD)
電子マネー
IC乗車券
携帯音楽P -

主なサービス・端末の組み合わせを並べてみた。○はサービスが提供されているもの、◎はサービスが提供されているもののなかで、サービス間の相性が非常によいと思われるものにつけている。あくまでも、私の独断である。

自分で使ってみて思うのは、①銀行のキャシュカードと②定期券は、使い方が違うという点である。キャッシュカードは、なくすと面倒だし、リスクも高いので、普通、財布の中に入れてある。定期券は、出しやすいところに入れてあり、電車の乗り降りに都度、頻繁に出し入れする。
⑥SuicaとPASMOのIC乗車券は⑤電子マネーでもあるが、使われ方を考えれば、乗車券が主で、一般の電子マネーが従と考えるべきだろう。

上の表で言えば、①銀行のキャシュカードに⑥IC乗車券機能が付いていても、銀行のキャシュカードをなくしたくないので、結局は、財布の中にしまわれ、IC乗車券としては、あまり使われないだろうということである。

また、全てのサービスの媒体となっている携帯電話(③)だが、いくら非接触型ICチップによって、いろいろな機能を携帯電話に持たせられるようになったとしても、利用者は全ての機能を使いたいと思うわけでもない。
結局、クレジット機能や電子マネー、IC乗車券は携帯電話でなければ提供できないサービスではないので、使い慣れているキャシュカードやクレジットカード一体型の電子マネーや定期券とセットになったIC乗車券の方が使われるだろう。
携帯電話の「おサイフケータイ」という機能は、あっても使われない無用の長物に近い存在となるのではないだろうか。むしろ携帯に求められるのは、カードとの一体化が、現状では難しい音楽プレーヤー、デジカメ、テレビ、ビデオ、パソコンなどの機能になっていくのではないか。
最近のauとNTTドコモの明暗は、音楽プレイヤー機能のLISMOをメインしてきたauと、おサイフケータイに注力したNTTドコモの戦略の明暗でもあるのではないかと思っている。

今後、Suica・PASMOのIC乗車券がより普及してくれば、もう少しいろいろな事がハッキリしてくるのだろうと思う。

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2007年4月19日 (木)

本日、6万アクセス突破

1万アクセス毎に、節目ということで、足跡をブログの記事にも残しているが、今日のお昼過ぎに6万アクセスを超えた。

5万アクセスの到達日が3月29日(木)で、ちょうど3週間前。3週間で1万アクセス増加したことになる。4万アクセスから5万アクセスになるのに25日だったのか、更に短縮された。

5万アクセスから6万アクセスの間のアクセスの中心は、将棋に関する記事だった。3月29日の5万アクセス達成日は、前日に佐藤康光棋聖が棋王のタイトルを奪取したこともあり、1日1734アクセスとこのブログでは、途方もない数字を記録した。その後、4月に入り、今度は名人戦7番勝負が開幕。4月11日の深夜には挑戦者の郷田真隆九段が初戦を制した。翌12日はアクセスが急増、過去3番目の912アクセスを記録した。

ここ数日は、総アクセスが300前後という状態になっている。少しずつ常連の方も少しずつ増えている感じがして、書いている方としては大変ありがたい。

次なる7万アクセスに向けて、今日からまたひとつひとつ積み上げである。面白い、役に立つと行っていただけるよう、新たな話題も開拓していく努力をしなくてはいけない。

今日も、アクセスして下さった方、ありがとうございます。

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2007年4月18日 (水)

明後日は二十四節気の「穀雨(こくう)」

今日も、冷たい雨が降る。気温は、23時現在で最低気温が7.3℃、最高気温が11.8℃と昨日とほとんど変わらない寒さだった。天気の方も、予報通り「曇りのち晴れ」。
雨も三日めとなり、昨日は「春に三日の晴れなし」と書いたが、「春に三日の雨はあり」というところだ。

明後日(4月20日)が二十四節気の「穀雨」なので、『美しい暦のことば』(山下景子著、インデックス・コミュニケーションズ)を見てみると、最近の天気にぴったりの説明が載っていた。

「穀雨」は百穀を潤す雨という意味です。
萌え出でた若い芽を育み、穀物を育てる雨が降るころ。豪雨になることは少ないのですが、しとしとと降り続く長雨になる場合が多いようです。
この時季、三日以上続く長雨を「春霖(しゅんりん)、ふったりやんだりする場合は「春時雨(はるしぐれ)」といいます。
(『美しい暦のことば』57ページ)

この3日間の雨は、まさしく「春霖」であろう。人間には、うっとうしい春の長雨も穀物には恵みの「穀雨」であれば、文句ばかり言っていているわけにも行かない。

明日の東京の天気予報は「雨のち曇り」、明後日は「晴れのち曇り」。あと1日辛抱すれば、雨も収まるようなので、もうしばらくの辛抱である。

しかし、二十四節気の言葉が、あまりにぴったりなので、過去の人々の自然に対する観察力には、脱帽である。

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2007年4月17日 (火)

花冷えや春に三日の晴れはなし雨降りの朝自転車をこぐ

今日は、タイトルを短歌の形式の五七五七七の三十一文字でまとめてみた。

桜も散って、街にはつつじが咲き始めているのに、昨日、今日と冷たい雨。駅まで自転車で通っているが、この2日間、雨ガッパを着ての通勤。帰りも降ったので、カッパが大活躍だった。

職場で上司が「今朝の気温が6℃」と喋っていた。確かに、春とは思えない寒さ。最近の東京の気温どれくらいだったのかと、久しぶりに気象庁のホームページで調べてみた。

最近の東京の気温の変化

月日 最低 最高 平均
4月9日(月) 9.4 16.3 13.3
4月10日(火) 8.2 18.1 13.8
4月11日(水) 9.2 15.8 12.1
4月12日(木) 9.1 17.0 13.3
4月13日(金) 11.3 20.3 16.7
4月14日(土) 14.7 24.4 19.0
4月15日(日) 12.2 18.4 15.2
4月16日(月) 7.5 12.3 10.6
4月17日(火) 7.3 11.9

(4月17日は22時現在)

この2日間の気温の下がり方が激しい。4月に入ってからも含めると最低気温が8℃を下回ったのは、4月6日の6.0℃以来。最高気温が11℃台というのは、4月に入ってはじめてである。
先週末の土日ともお天気も良く、暖かかったせいもあって、余計この冷え込みは応える。油断したつもりはないのが、日曜の夜に寝冷えをしたのか、久しぶりの喉が少し腫れている感じで、頭も少し重たい。

「花冷え」とは桜の咲く時期の「寒の戻り」を指し、「春に三日の晴れなし」とは、この時期、気候が不順で、いい天気が続かないことを言う。
ならば「春に三日の雨なし」ということで、明日は晴れて欲しいところだが、今のところ、天気予報では東京は明日も「曇りのち雨」の予報。気温も最低が7℃、最高が10℃と最高気温は今日より更に低くなる見込みだ。
風邪をこじらせないように、気をつけなくては・・・・・・。
皆様も、お体ご自愛下さい。

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2007年4月16日 (月)

ブログ・パーツの追加

私が加入するブログサービス「ココログ」では、今日から新しいサービスを始めた。

契約者向けのサービスだった「アクセス解析」の一部を、ブログパーツとしてブログのサイド・バーに表示出来るようになった。

さっそく、試してみることにした。表示するのは、前日の
①このブログの人気記事ランキング
②検索フレーズランキング
③このブログにアクセスしてくれた人の地域のランキング
表示は上位10位まで。

①記事のランキングについては、将棋の名人戦の第1局が終わったばかりなので、上位は将棋に関する記事が多くなっている。将棋の記事は、渡辺竜王などプロ棋士のブログにトラックバックしたものを経由してのアクセスが多く、一部検索サイト経由もある。
6位に入っている韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』に関する記事は2月に書いたものだが、4月11日からテレビ東京系のBSデジタル放送の「BSJapan」で放送が開始されたということもあってか、今でも日に数件はグーグルなどの検索サイト経由で、アクセスがある。
該当の記事名をクリックすると、当日の記事が開く。

②の検索フレーズは、グーグル、ヤフーなどの検索サイトからどういう語句で検索され、私のブログにアクセスされたかを示すものだ。ここでは、ほぼ毎日「河合隼雄」がトップである。
ここは、クリックするとニフティの検索サイトにとぶ。私の書いた記事が検索サイトの1ページ目の上位10件に必ず入っているとは限らない。

③のアクセ地域は、上にも書いた通り、どの地域からアクセスされたかを示す。全てのアクセスについて、地域が特定できるものなのか、私にはよくわからないが、全国からアクセスしていただいているのはありがたい。

ご関心があれば、改めて眺めていただければと思います。

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2007年4月15日 (日)

名歌とは?俵万智さんと松村由利子さんが取り上げた栗木京子さんの観覧車の歌について考える

松村由利子さんの『物語のはじまり』を読んだのをきっかけに、短歌に関する本を読んでいるが、昨日書いた『短歌のよみかた』(俵万智著)、さらに『短歌を楽しむ』(栗木京子著、岩波ジュニア新書)を読んでいて、3人が共通して取り上げている歌があった。

栗木京子さんの次の歌である。

観覧車回れよ回れ想い出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)
(栗木京子『水惑星』)

栗木京子さんは1954年名古屋市生まれ。京都大学理学部卒。1984年に最初の歌集『水惑星』を出版。他に『中庭』『綺羅』 『万葉の月』などの歌集があり、2003年に出された歌集『夏のうしろ』は、第8回若山牧水賞(2003年)、第55回読売文学賞(2004年)を相次いで受賞している。
私は、松村由利子さんの第二歌集『鳥女』が第7回現代短歌新人賞を受賞した時の選者として、初めて名前を知った。
『短歌を楽しむ』は、おそらくは中高生向けの短歌の入門書として書かれたものであろう。岩波ジュニア新書の1冊として1999年に出版されている。

前置きが長くなったが、俵万智さん、松村由利子さんとも、著書の中でこの観覧車の歌を紹介している。

観覧車に乗って楽しんでいるデートの最中。なのにもう「想い出は」と考えてしまう。そこには、恋への終わりへのかすかな予感があるのかもしれない。たぶん君は、私ほどには今日のことを噛みしめてははいないだろう。それでもいい。私たちのこの日をくっきりと記憶に残すため、観覧車よ思いっきり回っておくれ・・・・・・。
「君には一日我には一生」という下の句のリズムのよさが、愛唱を誘う。また、この部分は、一つ一つのボックスがガタンガタンと回る観覧車の様子ともあわせて、感じられないだろうか。若い日の恋のひたむきさが、きゅうと詰まった一首である。
(俵万智著『短歌をよむ』1993年、207ページ)

閉ざされた狭い空間に二人きりでいられる状況というのは案外少なく、車やエレベーター、そして観覧車の中くらいである。恋する作者は、「ああ、いつまでもこのままでいられたらいいのに」と思う。しかし、ゆっくりとではあるが観覧車は回り、下りなければならない地上が近づいて来る。「回れよ回れ」の切ない気分は、そのまま恋が続いてほしいという気分とつながっている。切ないのはそれだけではない。今日のデートは、自分にとって一生忘れられない思い出となるだろうに、相手にとってはたった一日のことでしかない―。聡明な作者はそう感じとっているのだ。
片思いでなく恋が成立した関係においても、自分と相手のどちらが優位に立っているかは、何となくわかる。好きな気持ちをより多く抱いた方が「負け」なのである。この作者は自分の負けをよく知り、それはそれで仕方ないと思っているようだ。
(松村由利子著『物語のはじまり』2007年、64~65ページ)

作者である栗木さんは、この歌について、こう書いている。

私の歌を一首紹介させてもらいます。(中略)この観覧車の歌に対しても、男女の恋愛観の違いや、女性の心の広さと切なさを感じ取ってくれる人が多いのです。
遊園地で過ごす一日、今日のこの日はあなたにとって何でもない一日でしょうが、私にとっては一生の思い出になるに違いありません・・・・・・。
こう書くといかにも深刻に聞こえますが、実際には学生時代にゼミの仲間たちと遊園地で楽しく過ごしたときに、すんなりと出来てしまった一首です。
(栗木京子著『短歌を楽しむ』1999年、108~109ページ))

この歌を掲載した歌集『水惑星』が出版されたのが1984年、しかし、歌そのものは、全然古さを感じさせない。
栗木さんの作歌の際の状況が、歌われている「恋人どうしが2人だけで乗る観覧車」とは違っていたというのは、短歌が作られるプロセスの謎解きという意味で面白い。
しかし、ひとたび三十一文字(みそひともじ)の短歌となって、世に出たあとは、それに意味を与えていくのは、読み手なのだということであろう。

遊園地に観覧車があり続け、そこが恋人たちのデートの舞台であり続ける限り、そこでデートをしたことがある人にとってはもちろんのこと、観覧車でデートをしたことがなくても、それはあったかも知れない現実として、人々の心を捉える。
現在を歌う短歌として読み手の中で再生され、取り上げられる。

名歌とは、世代を超えて多くの人の感性に訴え、読まれ、語られる歌なのだろう。観覧車の歌も、そんな一首なのだと思う。

短歌をよむ (岩波新書)
短歌をよむ (岩波新書)

物語のはじまり―短歌でつづる日常
物語のはじまり―短歌でつづる日常

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2007年4月14日 (土)

『短歌をよむ』(俵万智著)を読み終わって

『短歌をよむ』(俵万智著、岩波新書)を読み終わった。

1987年に発行された、歌集『サラダ記念日』で一躍、時代の寵児になった俵万智さん。バブル経済へとさしかかる上り坂の時代の空気の中で、さわやかに恋や青春を歌い上げた『サラダ記念日』は、260万部を売るベストセラーとなり、それまで短歌とは無縁だった人々にも、短歌の存在を改めて知らしめた。
当時、社会人になって間もない私も260万部のうちの1冊を買った一人である。年齢も近かったこともあり、現代語をふんだんに取り入れた『サラダ記念日』の中の短歌の数々は新鮮だった。

しかし、惜しむらくは、私も含め『サラダ記念日』を読んだ大多数の人にとっては、同書を読むことは、流行・ファッションとひとつで終わってしまった。これを機に短歌が見直されるということにはならなかったように思う。

本書『短歌をよむ』は、20代で華々しくデビューした作者が、1991年に第二歌集『風のてのひら』を出したあと、1993年に岩波新書に1冊として出版されたものである。
内容は「Ⅰ短歌を読む」「Ⅱ短歌を詠む」「Ⅲ短歌を考える」の3部構成になっている。
「Ⅰ短歌を読む」は、短歌の読み方について述べているが、万葉の時代からの短歌の技巧、リズム、響き、枕詞、序詞、本歌取りなどの面白さを、実例を交えて紹介している。
「Ⅱ短歌を詠む」では、主に自らの短歌が、どのように作られたのか、どういう形で推敲し発表作品となったかなど、短歌作りの舞台裏紹介という趣だ。

ⅠとⅡはどちらかと言えば、教科書的で、本書の特徴はⅢにあると言えるだろう。「Ⅲ短歌を考える」では、自分以外の歌人の足跡を辿っている。特に、関心を持っているのは、若い頃、話題になる歌を発表しながら、短歌から離れてしまった多くの歌人達である。次いで、自分の先達として、年を経ながら短歌を読み継ぐ歌人についてもふれ、歌人の生き方について考えている。

第Ⅲ章を書いた思いを「あとがき」で次のように述べている。

自分の好きな歌人で、歌をやめてしまった人が少なからずいる、ということである。彼らの残した素晴らしい青春の歌のかずかず。その先をもっと読みたいのに、なぜかみな、作歌から遠ざかってしまっている。
以前はただ、「なぜだろう?」という思いだけだった。が、自分自身、ひたすら青春を歌う時期が終わりかけてきた今、彼らの気持ちが少し見えてきたように思う。それは、「なぜ」に対する答えというより、「ほんと、大変やわ」という本音の部分での共感である」
(俵万智著『短歌をよむ』242ページ)

この本は、著者が20代を終え、30代に入ろうとする時に書き始められ、30代最初の作品として世に出た。青春をテーマに、短歌を書いてきた著者が、これから何を歌うのか戸惑う姿がある。「あとがき」では、さらにこう書いている。

第Ⅲ章を書き上げることは、「よーし、これからもがんばるぞ」という決意に結びついた。それまでモヤモヤと気にかかっていたことを正面から取り上げたのがよかったようだ。筋道をたてて何か立派な結論を出したというものではない。けれどもじたばた考える過程そのものが、自分にとってとってもプラスになったと思う。
(俵万智著『短歌をよむ』243ページ)

そして最後に、

この本ができあがったことは、ゴールではなくスタートだ。私は、まだ見ぬ第三歌集に向かって、気持ちも新たに走りはじめます。
(俵万智著『短歌をよむ』244ページ)

と「あとがき」を締めくくっている。

第三歌集『チョコレート革命』は、本書の4年後、1997年に出版された。

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2007年4月13日 (金)

第65期将棋名人戦に関する話題、過去の森内-郷田戦の意外な結果

将棋の第65期名人戦の第1局は、先手番となった挑戦者の郷田真隆九段が119手で森内俊之名人を降し、1勝をあげたのは、このブログでも一昨日(4月11日)書いた通りだ。

私は、一昨日のブログに

「わずかとはいえ、統計的には先手の勝率が高い将棋界。
自らの先手番において確実にに勝利を収めておくことは、タイトル戦のような力の接近したトップ棋士同士の戦いであれば、タイトル奪取に向けての欠かせない第一歩といえるだろう。」

と書いたのだが、今日になって、「過去の両者の対戦で、先手・後手による勝率の違いはどれほどなのだろうか」ということが気になった。最近の6戦は、森内名人の6連勝なのだが、その際の先手・後手はどうなっていたのだろうと思い、毎日インタラクティブに出ていた過去の対戦成績と「棋譜でーたべーす」での先手・後手の記録と突き合わせてみた。なんとも、驚くべきことがわかった。

過去の対戦成績

棋戦 先手 後手
1989 新人王 郷田 森内 ×
1991 若獅子 森内 郷田 ×
1993 王将 郷田 森内 ×
1994 王将 郷田 森内 ×
1995 王位 森内 × 郷田
1995 王将 森内 郷田 ×
1997 棋聖 郷田 森内 ×
1997 棋王 郷田 森内 ×
1999 早指し 森内 郷田 ×
1999 王座 森内 × 郷田
1999 A級 郷田 × 森内
2000 棋王 郷田 森内 ×
2001 王座 森内 郷田 ×
2001 棋王 森内 郷田 ×
2001 王将 森内 × 郷田
2001 棋王 郷田 森内 ×
2002 王座 郷田 × 森内
2002 銀河 森内 郷田 ×
2002 王将 郷田 森内 ×
2002 棋聖 郷田 森内 ×
2003 竜王 森内 郷田 ×
2003 王将 森内 郷田 ×
2005 王将 森内 郷田 ×
2005 棋王 郷田 × 森内
2006 竜王 森内 郷田 ×
2006 王将 森内 郷田 ×
2007 名人 郷田 森内 ×

一昨日の名人戦第1局も含め、両者の対戦は27戦。成績は森内名人14勝、郷田九段13勝とほぼ互角であるが、上の表を見てもわかる通り、先手番の勝率が異様に高い。27戦中、先手の21勝6敗、勝率0.777である。
両者それぞれの先手番での成績は、森内名人11勝3敗(0.785)、郷田九段10勝3敗(0.769)であり、ここでも偏りはない。
2003年から2006年までの森内名人の6連勝のうち、5戦は森内名人が先手番、2005年の棋王戦のみが郷田九段の先手番を後手番の森内名人が破っている。

この対戦成績を見る限り、2人の力は拮抗しているといってよく、先手・後手のわずかな差がほぼそのまま勝敗に反映されていると見るべきだろう。

第1局での郷田九段の扇子の音に森内名人みずから抗議するというやや神経過敏とも思われる反応も、この成績を見れば頷ける。名人と九段という肩書きの差ほど、実力は離れてはいないことを、森内名人自身よくわかっているからこそ、自分の力が100%発揮できる環境を確保したいという思いが強かったのだろう。

一方、この戦績を見ると、『将棋世界』でのインタビューでの郷田九段の答えの意味がよくわかる。
記者が、「通算成績は郷田九段から見て12勝14敗とほぼ互角ですが、最近は6連敗中です」と問いかけたのに対し、次のように答えている。

「最近勝っていないんですよね(笑)。ただ、番勝負は4つかつかどうかという戦いですし、先後がありますから、それほど気にはなりません」
(『将棋世界』2007年5月号16ページ)

タイトル戦では、初戦に振り駒で先手・後手を決めると、あとはフルセットになって最終戦もつれ込むまでは、順に先手・後手が入れ替わる。(最終戦は、再度、振り駒で先手を決める)
このインタビューの答えは「これまでの、対戦成績からいって、先手番なら、めったに負けることはない」という自負の表れだろう。事実、先手番となった第1局に勝利したことで、それを証明してみせたことになる。

おそらく、今回の名人戦の焦点は、どちらが先に、相手の先手番で勝つことが出来るかということになるだろう。2人の対戦での後手の勝率は0.222。確率的には後手番の勝ちは4~5戦やって1回、2人の7番勝負では2回は起きないだろう。
先に、後手番で相手の先手番をブレイクした方が、圧倒的な優位に立つことになり、おそらく名人位をも制することになろう。
郷田九段にとっては、森内名人が先手番となる第2局を制することが、一気に名人位をたぐり寄せることになる。

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2007年4月12日 (木)

IC乗車券PASMO(パスモ)見込み違いで発売制限

昨日(2007年4月11日)の朝日新聞夕刊こ「パスモ売り切れ寸前」との記事を見つけた。
先月から、東京近郊の私鉄各社で発売を開始したIC乗車券PASMOが、発行者側の当初予想を上回る売れ行きで、このままのペースで販売していると、近々在庫切れとなるおそれがあり、今日(4月12日)から発売を制限することになったらしい。
「へぇー、そうなんだ」と思っていたら、今朝、駅のでも、お詫びの放送が流れていて、私鉄各社では、ちょっとした事件になっているようだ。

PASMOを運営するPASMO協議会のプレスリリースと新聞記事から、これまでの経緯と再構成すると次の通りだ。

①PASMO協議会としては、3月18日のサービス開始から2007年度末(2008年3月末)までの1年間で500万枚の発行を目指していた。

②3月18日のサービス開始時に400万枚の在庫を用意、残る100万枚については、7月までに納品予定。さらに、300万枚を追加発注済で、8月頃から納品予定。

③実際の販売は、初日(3月18日)だけで51万枚が売れ、4日めの3月21日には100万枚を突破、さらに4月9日には300万枚を突破した。

④現在の販売ペースでは、追加納品がある8月前に、在庫がなくなると予想されることから、4月12日から8月まで販売制限を行う。

⑤発売制限期間中は、原則、PASMO定期券のみの販売で、自動販売機等で通常のPASMOの販売は一時中止。クレジットカードと連動するオートチャージ用PASMOについても、4月13日受付分をもって一時中止。申込受付再開は9月頃の予定。

年間で500万枚と見込んでいた発行枚数が、発売開始から1ヵ月たたずに300万枚売れてしまったと言うのだから、発売者側としても「うれしい誤算」の域を突き抜けて、「全くの見込み違い」といえるだろう。

当然、発売前には各種データから需要予測をして、発売に踏み切ったと思われるが、どこかで、予測の前提を間違えたのだろう。
需要予測は、①定期券の利用者がどの程度PASMO定期券を利用するか、②不特定多数の利用者が500円を預託して購入する通常のPASMOを購入するか、③オートチャージ機能付のPASMOがどれほど売れるかの3つの要素で想定されただろう。
参考になるのは、先行して使われているJR東日本のSuicaの利用データしかないと思われるので、Suicaの浸透度を参考にしたのではないだろうか。

検証用のデータがほとんどないので、確たることは何も言えないが、ネットで検索していると日本政策投資銀行が作成した資料の中に、2002年度の関東大手私鉄8社の年間輸送人員が45億8000万人、うち定期利用客28億人というデータが見つかった。
少々データも古いし、PASMOを利用できる鉄道会社はもっと多いが、一方関東私鉄8社がPASMO利用の中核ではあるので、その後の4年間の8社での輸送人員の減少と、対象会社の拡大とが相殺されると考えて、仮に28億人をPASMO定期券の対象マーケット考えてみる。
28億人を365日で割り算をすると現在の定期券の利用者は767万人。PASMOの当初の販売予定数500万枚は、ちょうど65%になる。
当然、PASMO定期券以外の一般のPASMO販売もあるので、500万枚の算定根拠は、定期券利用者の50%がPASMO定期券へシフト(約380万枚)、残り120万枚は一般のPASMO販売といったところだろうか。

PASMO協議会など、PASMOの販売サイドでは、Suicaと相互利用できるようななったことによる利便性の向上による需要喚起効果の見極めが難しかったのだろう。
定期券のPASMOシフト率が、JR東日本での定期券利用者のSuica定期券比率より遥かに高かったのではないだろうか。

私は、PASMOサービス開始直後に、オートチャージ機能付のPASMOを入手すべく、オートチャージPASMOと連動したクレジットカードを申し込んだ。元のクレジットカードは届いたが、申込から1ヵ月かかるというオートチャージPASMOはまだ届かない。
こんな事態になろうとは、想像もしていなかったが、定期券の更新日も迫っているので、早く届いてほしいものだ。

(お詫び)上記の関東私鉄8社の定期券利用者の試算のロジックに誤りがありました。「28億人を365日で割り算をすると現在の定期券の利用者は767万人。」と書いていますが、定期券の利用者は、通常は、通勤・通学とも往復をするので、この前提で試算をする場合、「年間定期輸送人員28億人÷(365日×2)≒383.5万人」が正しい答えになります。さらに、週休2日制が一般的と考えて週5日の乗車とすれば、更に上記の383.5万人に7/5を乗ずるのがより実態には近いと思われます。その場合は、関東私鉄8社で537万人の定期券利用者となります。PASMO発行の私鉄各社の定期券利用者500万人というのが、案外当たらずとも遠からずの数字かも知れません。(2007年4月15日追記)

(4月15日追記)PASMOの販売側であるPASMO協議会広報のコメントが「ITmedia+Dモバイル」というサイトの「“売れすぎ”PASMO、発売停止―定期券のみに」という記事(4月11日)の中にあった。
「定期券についてはほぼ予想通りだったが、そのほかのPASMOについては予想をはるかに超える売れ行きとなった。うれしい悲鳴ではありますが、お客様にはご迷惑をかけて、申し訳ありません」(PASMO協議会広報)
定期券の見込み違いではなく、一般のPASMOが想定外の売れ行きだったとのことのようだ。いままで、パスネットを使っていた不特定多数の人たちが一気にPASMO購入に走ったということらしい。

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2007年4月11日 (水)

第65期将棋名人戦、郷田真隆九段初戦を制す

昨日・今日(2007年4月10日~11日)の2日間にわたって熱戦が繰り広げられた第65期将棋名人戦の第1局は、先ほど午後11時過ぎに、森内俊之名人が投了。119手で挑戦者の郷田真隆九段が初戦を制した。

昨日の開始前の振り駒の結果、第1局は郷田九段が先手。わずかとはいえ、統計的には先手の勝率が高い将棋界。
自らの先手番において確実にに勝利を収めておくことは、タイトル戦のような力の接近したトップ棋士同士の戦いであれば、タイトル奪取に向けての欠かせない第一歩といえるだろう。
まして、森内名人との対戦成績は、郷田九段から見て通算では12勝14敗と接戦であるものの、2003年度以降は6連敗。いわば、名人位復帰した後の棋士森内俊之には、勝っていなかったので、その悪い流れを断ち切ったという点でも、意味のある勝ち星だったと思う。

挑戦者からみれば、これで気分的にも互角で戦えるというところではないだろうか。森内名人が先手番となる4月24日~25日の第2局も制して初めて、挑戦者郷田九段優位といえると思う。この勢いで、ぜひ第2局も、そしてこのシリーズを制して、名人位を手にして欲しい。

*将棋に関する記事(2007年)
1月8日:
佐藤康光棋聖、5連続タイトル戦挑戦者
1月17日:佳境を迎える将棋A級順位戦、郷田真隆九段へのエール
2月2日:祝・郷田真隆九段、A級最終戦を残し、第65期将棋名人戦での森内俊之名人への挑戦権獲得
2月3日:第65期将棋A級順位戦8回戦の詳細
2月3日:郷田真隆九段、父の死を知らず
2月3日:将棋永世名人位の重み
2月10日:将棋第65期順位戦B級1組第12回戦の結果分析とB級2組での渡辺竜王の昇級確定
2月12日:「名人は選ばれたものがなる」-郷田真隆名人待望論
3月3日:将棋界の一番長い日、将棋第65期A級順位戦の最終局の結末

その他このブログの過去の将棋の記事の一覧はこちら→アーカイブ:将棋

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2007年4月10日 (火)

森内名人と郷田九段の第65期名人戦、波乱の幕開け

森内俊之名人に郷田真隆九段が挑戦する第65期将棋名人戦7番勝負の第1局が、今日(2007年4月10日)から山口県長門市で始まった。

郷田ファンの私としては、なるだけリアルタイムで情報を得たいので、主催社である毎日新聞とニフティの月額500円の有料サービスである「名人戦棋譜速報」が見られるように、を昨日の夜申し込みをした。

今日帰ってきて、さっそくログインし第1局の1日目の様子を見てみると、ちょっとした事件が起きていた。
森内名人の長考中、郷田九段が扇子を鳴らす音が気になって、「自分の手番の時はやめて欲しい」と名人が郷田九段に直接申し入れをし、一時、口論にもなったらしい。
立会人を介しての協議のため30分ほど対局が中断し、最終的には、郷田九段も「配慮する」とのことで、対局は再開したようだ。
将棋の方は、後手の森内名人が26手目を封じて、1日目が終了。まだ、序盤の駒組みの段階で、大きな駒のぶつかり合いもなく、決戦は明日というところだ。

森内俊之名人は1970年10月生まれの36歳。郷田真隆九段も1971年3月生まれの36歳で同学年である。
(さらに羽生善治三冠、A級棋士の丸山忠久九段、藤井猛九段の3人が1970年9月生まれと、1つ年上の佐藤康光棋聖・棋王も含め、「羽生世代」と呼ばれるほど、才能が集中している。)
先日も取り上げた『将棋世界』2007年5月号の郷田九段のインタビューで、郷田九段は森内名人についてこう語る。

「森内さんのことは修業時代からというか、それこそアマチュアの頃から知っています。定期的に将棋を指したり、旅行をしたり。お互いがお互いのことをよく知っているので、これといって対策を立てるということはありません。もちろん、作戦的なことは考えますし、準備はしますけど。修行時代には二人で名人戦で指すということは想像できなかったので、『ここまできたか』という思いはあります」
(『将棋世界』2007年5月号16ページ)

お互いにお互いをよく知っているだけに、森内名人には扇子の音が気になりだしたら、ひと言言わずにはいられなかったのだろうし、郷田九段としても、つい言い返してしまったということではないだろうか。

森内名人は、今回防衛に成功すれば、名人位5期となり、羽生善治三冠に先立って永世名人(18世名人)の資格を得られるというこれまでとは違った要素が加わっている。更に、先月、棋王戦5番勝負で佐藤康光棋聖とフルセットの戦いの末、敗れて棋王位を失っている。二冠から名人位のみとなり、このシリーズに敗れれば無冠というプレシャーもあるのかも知れない。それらもあって、神経過敏にんっていた面はあるのかも知れない。

明日の第1局2日目は、お互い相手の立場に配慮した上で、将棋の内容では、「さすが名人戦に相応しい内容」と言われる戦いをして、波乱の幕開けを見てのファンの心配を一掃してほしい。

*将棋に関する記事(2007年)
1月8日:
佐藤康光棋聖、5連続タイトル戦挑戦者
1月17日:佳境を迎える将棋A級順位戦、郷田真隆九段へのエール
2月2日:祝・郷田真隆九段、A級最終戦を残し、第65期将棋名人戦での森内俊之名人への挑戦権獲得
2月3日:第65期将棋A級順位戦8回戦の詳細
2月3日:郷田真隆九段、父の死を知らず
2月3日:将棋永世名人位の重み
2月10日:将棋第65期順位戦B級1組第12回戦の結果分析とB級2組での渡辺竜王の昇級確定
2月12日:「名人は選ばれたものがなる」-郷田真隆名人待望論
3月3日:将棋界の一番長い日、将棋第65期A級順位戦の最終局の結末

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2007年4月 9日 (月)

大掃除と本の棚卸をして、ブックオフで俵万智さんの本を買う

我が家では、定期的に蔵書の棚卸をして、持っていてももう読まないだろうという本は、ブックオフに売りに行くことにしている。

3人の子どもが、それぞれ、4月から大学・高校・中学に進学することから、春休みには、新しい学校の入学準備のため机や部屋の整理をさせた。
そうすると、父親である私のパソコンの周りの乱雑さが目立つようになり、昨日(2007年4月8日)の日曜日、一念発起して、自分の部屋の大掃除をした。

不要なものは捨てて、床に掃除機をかけたあとは、本の整理である。最低でも1週間に1回は数冊の本を買っているので、半年もすると50冊ぐらいは本が増えてしまう。
仕事の関係で読む組織論やリーダーシップの本、自分が好きな歴史や心理関係は面白そうな新書。梅田望夫さんが書いた『ウェブ進化論』のようなネット社会の現在と将来について書いたものにも興味があるし、内田樹さんの『下流志向』のような、現在の日本社会あり方を分析したようなものにも、つい手が出る。
さらに、『一瞬の風になれ』のような面白い小説があれば、それはそれで楽しみたいしということで、結果として、買ってはみたものの、後から買った本の方が面白そうなので、そちらが優先され、読まないまま数ヶ月が過ぎて「積読(つんどく)」状態になっているものも多い。

それらの中には、買った時は関心があったけれど、その後興味を失ってしまったもの、その本以外で関心が満たされて優先度がかなり低くなってしまったものもある。
読み終わったものでも、情報としては有益だったが、ものの見方がわかれば、もう手元になくてもいいというものも多い。

家の中の至る所にある居場所の定まらない本をかき集めて、1冊1冊、品定めをしていく。売り物の大部分は既に読み終わってもう1回読むことはないだろうというもの。このブログで取り上げた本の中にも、売ることにしたものもある。読まないままで売ることにしたものも数冊あった。近々、ブログのネタにしたいので、それまでは売らないことにしたものもある。

結局、新書を中心に50冊くらいにはなった。それに、次女が売ることにしたコミックを30冊ほど加え、昨日の夜、ブックオフに持ち込んだ。いつもは、「これは引き取れない」と値が付かない物があるのだが、昨日は、全部値段が付いた。それでも、3000円ほど。次女のコミックが800円ほど、私の本が2000円余というところだ。

ブックオフの店員さんが、値付けをしている間、店内の売場を見ていたら、新書のコーナーに歌人の俵万智さんが書いた『短歌をよむ』(岩波新書、1993年発行)と『考える短歌』(新潮新書、2004年発行)を見つけた。

どちらも、新刊書の書店でも、古書店でも見たことがなかったので、即購入。初版から10年以上たつ岩波新書の方は、なんと105円。なんだか、申し訳ないような気がした。
このブログでは、松村由利子さんの短歌エッセイ『物語のはじまり』を他にはあまり例がない形式ではないかと書いてきたが、本当にそうなのか、他の歌人の書いた物も読んでみた方がいいだろうと思った次第だ。

先日買った、栗木京子さんの『短歌を楽しむ』(岩波ジュニア新書、1999年発行)とあわせ、積読にならないよう、早めに読み終えて、このブログでも報告ができればと思っている。

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2007年4月 8日 (日)

佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏

昨日(4月7日)に、佐藤多佳子さんの青春小説『一瞬の風になれ』が、2007年の本屋大賞を受賞したことを書いたが、昨日の朝日新聞の夕刊に、作者の佐藤さんを取材した記事が出ていた。

この記事では、『一瞬の風になれ』のあらすじが次のようのコンパクトに書かれている。

主人公の「新二」は、幼なじみの天才スプリンター「連」の美しい走りを見て陸上部に入る。2人を中心に、陸上部の部員たちは少しずつタイムを縮め、きずなを深め、成長していく。
(4月7日朝日新聞、夕刊)

作品は「1(イチニツイテ)」「2(ヨーイ)」「3(ドン)」の3冊からなっており、それぞれ、新二の高校1年、2年、3年に見合っている。「吉川英治文学新人賞」と「本屋大賞」の2つの賞をとっているが、その前からTBSの「王様のブランチ」の読書コーナーで話題になったり、「本の雑誌」の2006年度年間ベスト10の1位に選ばれたりとマスコミでもたびたび取り上げられており、すでに、3部で70万部を超えるベストセラーになっているとのことで、本屋大賞の受賞でさらに話題になり販売が伸びるだろう。

佐藤さんは、この作品について次のように語っている。

「どんな仕事も終わるのはうれしいのに、これは書いているのが楽しくて、書き終わるのが嫌だと初めて思いました」
(4月7日朝日新聞、夕刊)

物語は、新二と新二の通う春野台高校陸上部の400mメンバーがインターハイの地区予選を終え、全国大会に向け心新たにするところで幕を閉じる。
でも「まだまだ、終わってほしくない」。新二や連をはじめ、春野台高校の陸上部のメンバーの青春をもう少し見ていたい。彼らが、全国大会のグランドで、各県の強豪チームと競い合うところまで、一緒に見守っていたかったというのが、多くの読者の読み終わった時の気持ちだったと思う。
作者自が、まだ終わりたくないと思いつつ筆を置いたことが、作品の余韻となって読者にも響いてきているのだろう。

私は高校時代陸上部で、主に短距離を専門にしていたので、自分の高校時代と重ね合わせるように読んだ。陸上競技の大会や練習の描写が、実にリアルで、作者の佐藤さんが本人が高校時代、短距離を走っていたのだろうと思っていたが、記事にはこう書かれている。

取材から執筆まで4年をかけた。高校や競技会場に取材に行き、部員に話を聞いた。
(4月7日朝日新聞、夕刊)

読んでいくと、「新二」という主人公の1年毎の成長が実に丹念に描かれている。また、陸上部という組織が、毎年最上級生が卒業し、新入生が入部して来て、伝統を伝えながらも、それぞれ個性の違いもあり、毎年決して同じではありえないことを、「新二」と「連」の2人以外の部員を個性も描き分けることで表現している。
物語の中の3年という時間以上の取材が行われていたからこそ、書けたのだろう。

佐藤さんは、こうも述べている。

「持っている力は人それぞれ。他者との比較では勝負にならないこともある。でも、自分の力の最低と最高の間には、考えるよりも幅がある。自分の持てる最高の力を出すのは、すばらしい瞬間だと思う」
(4月7日朝日新聞、夕刊)

そして、この作品『一瞬の風になれ』については、

「これ以上できないというところまで、書いたつもりです」(4月7日朝日新聞、夕刊)

「自分の力の最低と最高の間には、考えるよりも幅がある」との一節は、耳が痛い。自分も、「持てる最高の力を出すべく努力しなくては」と、改めて、背中を押された気がする。

昨日も書いたが、『一瞬の風になれ』をまだ、読まれてない方は、ぜひ読んで欲しい。

*関連記事
1月25日:陸上部の青春を描く『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(1)イチニツク
1月28日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(2)ヨウイ
1月31日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(3)ドン
4月7日:2007年本屋大賞、『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)に決定
4月8日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏
4月26日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その2
4月28日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏・その3

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2007年4月 7日 (土)

2007年本屋大賞、『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)に決定

今朝(4月7日)の新聞に講談社が、「2007年本屋大賞決定!!佐藤多佳子『一瞬の風になれ』」との大広告を出していた。調べてみると、一昨日(4月5日)に明治記念館で受賞作の発表があったとのこと。

私も、1月に電車の社内広告で見て、数日で読み終わった。陳腐な紹介しかできない自分の表現力が情けないが、陸上部での400mリレー(4継)に賭ける高校生の青春を描いた作品で、とにかく、すがすがしく、楽しく、面白かった。
候補にあがっていた直木賞の選にもれたことは残念だが、今朝の広告によれば、エンターテイメント系(大衆小説分野)の文学賞である吉川英治文学新人賞(第28回)も受賞しているとのこと。書店員がいちばん売りたい本として選ぶ、本屋大賞としても相応しい本だと思う。

しばらく前から、書店で、本屋大賞ノミネート作品ということで『一瞬の風になれ』含め10冊ほどの名前が出ていた。今回、改めて、大賞決定までのプロセスを本屋大賞のホームページで調べてみた。

2007年の大賞の場合
①対象作品
2005年11月1日~2006年10月31日までに刊行された日本の小説
②選考期間
2006年11月~2007年3月
③選考方法
新刊を扱う書店の書店員(パート・アルバイト含む)の投票
④選考プロセス
(1次投票)2006年11月1日~2007年1月12日
1人3作品を選んで投票
(2次投票)2007年1月22日~2月28日
・1月22日に1次投票の上位10作品をノミネート本として発表
・2次投票では、ノミネート作品を全て読んで、上位3作品を推薦理由とともに投票
(発表)2007年4月5日
・1位3点、2位2点、3位1.5点の点数換算し集計、最高得点の作品が大賞

10作品の作品名、作者と得点結果は以下の通り

順位 作品名 作者 得点
一瞬の風になれ 佐藤 多佳子 475.5
夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 455
3 風が強く吹いている 三浦 しをん 247
4 終末のフール 伊坂 幸太郎 228
5 図書館戦争 有川  浩 176
6 鴨川ホルモー 万城目 学 175
7 ミーナの行進 小川 洋子 152.5
8 日向に咲く 劇団ひとり 139
9 失われた町 三崎 亜記 127.5
10 名もなき毒 宮部 みゆき 89

『一瞬の風になれ』を、まだ読んでいない方は、ぜひ読んで欲しい。

*関連記事
1月25日:陸上部の青春を描く『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(1)イチニツク
1月28日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(2)ヨウイ
1月31日:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)(3)ドン
4月7日:2007年本屋大賞、『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)に決定
4月8日:佐藤多佳子さんが語る『一瞬の風になれ』執筆の舞台裏

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2007年4月 6日 (金)

将棋名人戦間近、郷田「激闘」流の戦いぶりを知る

いよいよ、将棋の第65期名人戦の第1局が、4月10日、来週の火曜日から始まる。私が応援する、郷田真隆九段が挑戦者として登場、森内俊之名人と戦う。

先日発売されたばかりの『将棋世界』の2007年5月号の表紙は対局中の郷田九段の写真。トップの特集記事も、「誇りと信念」と題した郷田九段のインタビューである。

過去2回、A級に昇級しながら1期で陥落した経験がある郷田九段は、3回目の昇級となった前期は5勝4敗と勝ち越し。4期目の今期はA級内の順位も4位。とはいえ、いきなり名人挑戦までは考えていなかったようだ。インタビューで、今年のA級順位戦の開幕前の意気込みについて、聞かれて次のように答えている。

「昨年初めて5勝4敗で勝ち越したので、今期の目標はそれより上ということで、6勝くらいをおぼろげに考えていました。勝ち越しについては、それなりに自信もありました」
(『将棋世界』2007年5月号、9ページ)

今期A級で開幕4連勝を果たした時の気持ちを問われた時には、

「残留が決まったので、よかったなあ(笑)、と。基本的に過去のA級はすべて残留争いだったので、早く残留が決まって別世界のようでした。」
(『将棋世界』2007年5月号、9ページ)

4戦全勝は単独トップだったが、5戦目に、3勝1敗の谷川浩司九段と対戦し、今期初の敗戦。5戦目終了時では、郷田、谷川両名に藤井猛九段を含めた3人が4勝1敗で並んだ。

「勝つと5連勝。しかも競争相手の谷川さんですから、対局前に挑戦を意識した部分もわずかにありました。ホントに一瞬なんだけど、色気みたいなものを感じたんですね。ただ、将棋の内容があまりにひどかったので、そういうことを考えている場合じゃないな、と」
(『将棋世界』2007年5月号、9ページ)

もう一つの将棋雑誌『近代将棋』のインタビューでは、この敗戦を機に、やはり1戦1戦を真剣に戦うしかないと考え直し、その後の順位戦に臨んだという趣旨のことが述べられていた。

郷田九段は6戦目から、久保八段、佐藤棋聖、阿部八段と3連勝し、名人挑戦を決めた。目の前にちらつくA級順位戦トップ=名人戦挑戦者という想いを封印し、平常心で戦えたかどうかだろう。

棋譜でーたべーす」というウェッブ・サイトがあって、過去から現在まで4万件以上の棋譜を見ることができる。ここで、今期(2006年度、第65期)のA級順位戦での郷田九段の戦いぶりを駆け足で眺めてみた。(郷田ファンといいながら、棋譜をゆっくり見たことはなかった)
郷田九段の将棋は、「本格派」と評されることが多いが、小細工めいたことは全くなく、堂々の横綱相撲という印象だ。真正面から戦いを挑み、激しい戦いが多い。「肉を切らせて、骨を斬る」という感じだ。郷田「激闘」流と名付けたい気がする。

インタビューの中で、郷田九段のを真骨頂を発揮したと思うのが、次のひと言である。

「私は自分にしか指せない将棋を指している自負があるんです」
(『将棋世界』2007年5月号、12ページ)

郷田九段にしか指せない「激闘」流の将棋で、名人位を森内名人から奪い取ってもらいたい。

*将棋に関する記事(2007年)
1月8日:
佐藤康光棋聖、5連続タイトル戦挑戦者
1月17日:佳境を迎える将棋A級順位戦、郷田真隆九段へのエール
2月2日:祝・郷田真隆九段、A級最終戦を残し、第65期将棋名人戦での森内俊之名人への挑戦権獲得
2月3日:第65期将棋A級順位戦8回戦の詳細
2月3日:郷田真隆九段、父の死を知らず
2月3日:将棋永世名人位の重み
2月10日:将棋第65期順位戦B級1組第12回戦の結果分析とB級2組での渡辺竜王の昇級確定
2月12日:「名人は選ばれたものがなる」-郷田真隆名人待望論
3月3日:将棋界の一番長い日、将棋第65期A級順位戦の最終局の結末

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2007年4月 5日 (木)

二十四節気の「清明(せいめい)」、我が家には大学生

今日は、二十四節気の「清明(せいめい)」。山下景子さんの『美しい暦の言葉』(インデックス・コミュニケーションズ)には、次のように書かれている。

「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」・・・・。すべてが清らかでけがれがなく、明らかなこと。これを略したものが「清明」だそうです。
たくさんの花が咲き、鳥たちも歌い出し、やさしい風が吹くころ。すべての生命が春の息吹を謳歌しているような時節です。
江戸時代の『暦便覧』には、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」とあります。
(山下景子『美しい暦の言葉』46ページ)

東京では、桜は咲いたが、花冷えという感じで、うららかな花見日和は、先週の日曜日だけだった。中国大陸からはるばる風にのってやって来た黄砂も降ったし、現実はなかなか「清明」とは言い切れない日が続いている。

その「清明」の日、長女は大学の入学式だった。いよいよ、我が家にも大学生が誕生だ。来週の月曜日には、次女と長男の高校と中学の入学式。日が重なり、私も休みをもらい、私が次女の高校、妻が長男の中学と手分けして出席することになる。

3人とも単なるお金を使うだけの存在には育てていないつもりだが、それぞれ次のステージで、何を学びどう成長してくれるのか、過度な期待をするつもりはないが、とにかく、自分たちが納得できる大学、高校、中学生活を送ってもらいたい。

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2007年4月 4日 (水)

『下流志向』(内田樹著)を読んで-子どもの自信はどこからくるか

私がしばらく前に、このブログに『なぜ勉強させるのか?』(諏訪哲二著、光文社新書)を読んだ話を書いたのを見たある知人が、内田樹氏の『下流志向』(講談社)を読んだらいいと勧めてくれたので、さっそく購入し、今日読み終わった。

著者の内田樹(たつる)さんは、1950年生まれで、現在、神戸女学院大学の教授。フランス現代思想、映画論、武道論などが専門とある。
この『下流志向』には、「学ばない子どもたち、働かない若者たち」というサブタイトルがつけられている。前半は、学級崩壊というわれる現在の教育現場で、子どもが勉強しなくなったのは、なぜか?ということを考えている。続いて後半では、さらにニート(働かない若者)が、なぜ働かないのか、について考えている。

示唆に富んだ見解が多く、それぞれについて書き出すと、10回ぐらいに分けて書かないととても書ききれないくらいの切り口が提示されているが、その中で、最も印象に残った点を書いておきたい。

なぜ、子どもが大人から見たら根拠があるとも思えない自信(全能感)を持っているのか、教師とさも対等であるかのように振る舞えるか?という点についての見解についてである。

著者は、それを、現代の日本社会が消費社会となっていることをあげる。家電製品の浸透で家事労働は減少し、少子化が進み、子どもが家の中で手伝いをするという機は激減し、一方、両親や祖父母から、ふんだんのお小遣い(お金)をもらっている子どもは、まず、消費者として社会に認知され消費主体として自己を確立している。

著者の内田氏は、『なぜ勉強させるのか?』を書いた諏訪哲二氏が以前に書いた『オレ様化する子どもたち』の記述に啓発されたと書いている。

今の子どもたちとと、30年前くらいの子どもたちの間の一番大きな違いは何かというと、それは社会関係に入って行くときに、労働から入ったか、消費から入ったかの違いだと思います。
(内田樹著『下流志向』38ページ)

かつて、家事労働で苦労する親の手伝いをし、褒められることで自己の存在の社会な役割を感じた子どもは、いまや、お金を使って物を買う、消費するという行為によって、早くも、学校に通う前から、社会に認められてしまう。
家事手伝いの時には、子どもが親の代わりに出来ることは、親がやっていることのほの一部分に過ぎず、親のやっていることの全てを代わりにやり遂げるなどということは、考えもつかないことだった。
しかし、困ったことに、お金を手にして、買い物に行けば、店側にとっては、大人であろうが、子どもであろうが、お客様はお客様。そこに何の違いはない。「お客様は神様です」という言葉の通り、お金さえあれば、消費するということによって、学校に行く前の子どもであっても、何の苦労も努力もなく、1人の社会的存在として認められてしまう。全知全能の神に如く。
そうして、1人前の社会的存在として認知されている主体として、子どもは学校に行き、学校教育も、教育サービス商品として、自分の貴重な時間を使って受ける足るサービスかどうかと値踏みをすることになる。
しかし、勉強なんて、ある期間勉強してみて初めて、勉強することに意味がわかるのであって、勉強する前の子どもには、勉強する意味も価値も理解できるわけはないのだが、消費主体として全能感を身につけてしまっている子どもは、自分は全てわかっている気になっていて、効果もわからないような勉強などする意味はないと学ぶことを放棄してしまう。
子どもが勉強しなくなった理由についての著者の主張を私なりに乱暴に要約すると、以上のような点が骨格であろう。

これは、なるほどと納得する点が多い。我が家は、子どもには不必要に多額なお金は持たせないようにしているし、家の手伝いも極力させているつもりではあるが、それでも、どうしても自分の子どもの頃と比較して、根本的なところ何かが違うという感じは、漠然と持っていた。ただ、それが何かということは、うまく説明できずにいた。
それは、消費社会とそれ以前の時代の違いだったのだと考えると、実によくわかる。

自分の子育ても、この機会に、改めて考え直さなくてはならないと感じた。

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2007年4月 3日 (火)

NHKテレビのハングル講座に挑戦してみる

カレンダーが4月に代わり、NHKテレビやラジオの語学講座も、新年度の番組に衣替え。中学に入学したばかりの頃、NHKラジオの基礎英語を聞いたのを思い出す。(結局、長くは続かなかったが…)

韓国ドラマの『私の名前はキム・サムスン』を見てから、せめて韓国語の基礎ぐらい勉強して、韓国のドラマに出てくる街中の看板のハングルがどんな意味かぐらいはわかるようになりたいと気がしていた。

NHK テレビハングル講座アンニョンハシムニカ 2007年 04月号 [雑誌]

今日(4月3日)から、NHK テレビの新年度のハングル講座(半年)がスタートするので、午後11時30分に教育テレビにチャンネルを合わせる。
講師は長友英子さん、韓国人の出演者は、男性が俳優のパク・トンハさんと女性が「じゅよん」さんという韓国で子役として活躍し現在日本に留学中の高校生。日本人で学ぶ側の2人は、男性が朝の連続ドラマ「ちゅらさん」で沖縄料理屋の主人役で好評だった藤木勇人さんとモデルの樋場早紀さんという組み合わせ。藤木さんの軽妙な舞台回しで、番組は進み、見ている人を飽きさせない。これなら、半年間続けられるかもしれないと思う。

ハングルは李氏朝鮮の第4代国王世宗が、「訓民正音」として朝鮮語(韓国語)を表記するための表音文字の体系として1443年に公布したもの。講座でも10の母音と14の子音の組み合わせで全ての文字を表現すると説明していた。母音が5つしかない日本人にとって、10の母音をどう理解し、発音していくのかがポイントだろう。
講師の長友先生は6ヵ月めには、旅行に行ったとき、自分の言いたいことが伝えられるようになると話していた。とりあえず、テキスト片手にしばらく見てみることにしたい。

(注)4月3日が、ココログのメンテナンスで、記事の投稿が出来なかったでの、この記事は4月3日の日付で4月4日に投稿しました。

*韓国に関連する記事
2月13日:
韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』を見る
2月14日:韓国について考える
2月19日:韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』に関する本を読む
4月3日:NHKテレビのハングル講座に挑戦してみる

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2007年4月 2日 (月)

読売新聞・編集手帳に松村由利子さんの短歌登場

一昨日、このブログで、『毎日らいふ』での松村由利子さんの連載の話を書いたが、昨日(2007年4月1日)の読売新聞朝刊の1面のコラム「編集手帳」に、松村さんの短歌が取り上げられた。

このほど現代短歌新人賞に選ばれた松村由利子さんは昨年まで新聞記者をしておられた方で、会社勤めの日常を詠んだ歌も少なくない。「大きなる鍋の一つか会社とは煮崩れぬよう背筋を伸ばす」◆受賞の歌集「鳥女」(本阿弥書店)に収められている。知らず知らずのうちに自分というものを見失っていく。それが煮崩れだろう。「大きなる鍋」は新聞社に限るまい(以下略)
(4月1日読売新聞・編集手帳より)

このように始まったコラムはこの後、電力会社、洋菓子メーカー、テレビ局の最近の醜態を煮崩れになぞらえている。

第二歌集『鳥女』では、プライベート、職場、アフター5でのフラメンコ、と様々な場面を背景にした短歌が登場する。著者によれば、創作の部分もあるとのことだが、いずれしても、そこには、男女の別、仕事のあるなしを問わず、それぞれの立場で共感できる歌がある。

自らのエッセイでは、他の歌人の歌を題材に文を書く松村さんであるが、『鳥女』には、周りの人の発想を刺激し、題材となる歌が数多く含まれていると思う。
2007年度は、歌人・松村由利子がさらに飛躍する年ではないか。そんな予感のする年度初めの4月1日だった。

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2007年4月 1日 (日)

ブログランキングドットネットの「日記:40代~」で2位(銀の王冠)になる

一昨日(2007年3月30日)のblogranKing.net(ブログランキングドットネット)の日記カテゴリの「40代~」のサブカテゴリで3位になったと、書いたが、今朝のデータ更新では、更にうれしいことに2位にランクアップしていた。

以下は、この3日間の発表された順位を集計したもの。blogranKing.netのサイトでは、過去の履歴は、前日分しか保存されていないので、消えてしまう前に記念に保存しておく。

「栄枯盛衰・前途洋洋」のランキング

更新日 総合 日記カテゴリ うち「40代~」
3月30日 ↑711位 ↑30位 ↑3位
3月31日 ↑669位 ↑29位 →3位
4月1日 ↓672位
(26406)
→29位
(2548)
↑2位
(58)

(注)4月1日の下段の数字は、各集計対象の参加ブログの総数

実は、昨日(31日)のこのブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」は、1週前の24日(土)と比較して、総アクセス数は431→462と増えたものの、ユニークアクセス数は238→232とわずかとはいえ減ったので、期待はしていなかった。
上の表でもわかる通り、総合ランキングでは、わずかながらランクダウン、日記カテゴリでの横ばい、たまたま「40代~」のサブカテゴリで2位だったサイトが私のところより不調だったようで、相対比較でランクアップした。
理由はどうあれ、ランキングに登録しているのは、少しでも上位にランキングされたいからなので、ランキングが一つでも上がることは、やはりうれしい。
(blogranKing.netの「栄枯盛衰・前途洋洋」のページはこちら

blogranKing.netのランキングの正式ルールは以下の通り。

ランキングの基となるデータは、一日毎のユニークユーザー数の7日分の総数、及び直近7日間の更新頻度を基に算出しています。
7日間のユニークユーザ数がそのままポイントになります。尚、ユニークユーザはIPアドレスを元に1日毎にカウントされます。
また、更新頻度は7日間連続更新を最高に、更新日数が減るごとに追加ポイントが少なくなります。直近7日間に一度も更新していないブログには追加ポイントが発生しません。
 これらのポイントを元に総合ランキング及びカテゴリ、サブカテゴリごとにランキングを表示します。ランキング生成は毎朝5時から実行されます。
(blogranKing.netサイトの「ブログランキングとは」より)

ユニークユーザー(ユニークアクセス)数は、日々のブログを訪問してくれた人の人数なので、自分で操作できるのは「1」だけ。このランキングでは、とにかくより多くの人に訪問してもらうことしかない。29日のような、何かのきっかけで、訪問してくれた人が、また来てみようかと思うサイトにできるかどうかだろう。
自分の努力で、アップ可能なのは後半の更新頻度だけなので、せめてそれだけは、続けられる限り頑張ってみるつもりだ。

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