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2007年4月20日 (金)

オートチャージPASMOようやく届く、どうやってポケットを軽くするかを考える

東京近郊の私鉄・地下鉄などで共通で使える非接触型のICカード乗車券PASMO。3月18日のサービス開始直後に申し込んでいたオートチャージ機能付きのPASMOがようやく届いた。
もともと、申し込んでから1ヵ月くらいかかるとのふれこみだったので、当初の説明通りで、今月になって起きたPASMO発売制限の影響は受けなかったようだ。
このオートチャージPASMOと通勤用の定期券をセットにして使うつもりだ。

今、自分が通勤時に身につけている電子マネーは、
○エディの普及推進を進めた全日空の発行するエディ付ANAカード(クレジットカード)
○auの携帯電話のおサイフケータイに付いているエディ
○ビューSuicaカードの機能付きの銀行のキャシュカード
○今回のオートチャージPASMOの4種類である

我々が、日常身につけて歩くものを考えると、サラリーマンであれば、①銀行のキャッシュカード、②定期券、③携帯電話の3つは、家に忘れると困ってしまうものだろう。
あとは、あれば便利というレベルで、④クレジットカード⑤エディなどの電子マネー⑥PASMOとの相互利用開始前のSuicaや私鉄グループのプリペイド乗車券のパスネット、⑦携帯音楽プレイヤーなどがあるだろう。
今回、SuicaとPASMOの相互利用開始で、⑥の交通系のプリぺイド乗車券機能はIC乗車券として一体化し、SuicaかPASMOのどちらかを持てば事足りるようになった。

①から⑦まで全てを持ち歩くと大変なので、それをいかに組み合わせ、それぞれの単体サービスのカードや端末より利便性を向上させ、販売増に結びつけていくかが、サービスや端末の販売を行う各社の知恵の絞りどころだろう。利用者にとっては、どのサービスや端末を組み合わせたものを使い、自分のポケットを軽くするかということでもある。

キャッシュC クレジットC 定期券 携帯電話
クレジットC - ○(iD)
電子マネー
IC乗車券
携帯音楽P -

主なサービス・端末の組み合わせを並べてみた。○はサービスが提供されているもの、◎はサービスが提供されているもののなかで、サービス間の相性が非常によいと思われるものにつけている。あくまでも、私の独断である。

自分で使ってみて思うのは、①銀行のキャシュカードと②定期券は、使い方が違うという点である。キャッシュカードは、なくすと面倒だし、リスクも高いので、普通、財布の中に入れてある。定期券は、出しやすいところに入れてあり、電車の乗り降りに都度、頻繁に出し入れする。
⑥SuicaとPASMOのIC乗車券は⑤電子マネーでもあるが、使われ方を考えれば、乗車券が主で、一般の電子マネーが従と考えるべきだろう。

上の表で言えば、①銀行のキャシュカードに⑥IC乗車券機能が付いていても、銀行のキャシュカードをなくしたくないので、結局は、財布の中にしまわれ、IC乗車券としては、あまり使われないだろうということである。

また、全てのサービスの媒体となっている携帯電話(③)だが、いくら非接触型ICチップによって、いろいろな機能を携帯電話に持たせられるようになったとしても、利用者は全ての機能を使いたいと思うわけでもない。
結局、クレジット機能や電子マネー、IC乗車券は携帯電話でなければ提供できないサービスではないので、使い慣れているキャシュカードやクレジットカード一体型の電子マネーや定期券とセットになったIC乗車券の方が使われるだろう。
携帯電話の「おサイフケータイ」という機能は、あっても使われない無用の長物に近い存在となるのではないだろうか。むしろ携帯に求められるのは、カードとの一体化が、現状では難しい音楽プレーヤー、デジカメ、テレビ、ビデオ、パソコンなどの機能になっていくのではないか。
最近のauとNTTドコモの明暗は、音楽プレイヤー機能のLISMOをメインしてきたauと、おサイフケータイに注力したNTTドコモの戦略の明暗でもあるのではないかと思っている。

今後、Suica・PASMOのIC乗車券がより普及してくれば、もう少しいろいろな事がハッキリしてくるのだろうと思う。

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