大掃除と本の棚卸をして、ブックオフで俵万智さんの本を買う
我が家では、定期的に蔵書の棚卸をして、持っていてももう読まないだろうという本は、ブックオフに売りに行くことにしている。
3人の子どもが、それぞれ、4月から大学・高校・中学に進学することから、春休みには、新しい学校の入学準備のため机や部屋の整理をさせた。
そうすると、父親である私のパソコンの周りの乱雑さが目立つようになり、昨日(2007年4月8日)の日曜日、一念発起して、自分の部屋の大掃除をした。
不要なものは捨てて、床に掃除機をかけたあとは、本の整理である。最低でも1週間に1回は数冊の本を買っているので、半年もすると50冊ぐらいは本が増えてしまう。
仕事の関係で読む組織論やリーダーシップの本、自分が好きな歴史や心理関係は面白そうな新書。梅田望夫さんが書いた『ウェブ進化論』のようなネット社会の現在と将来について書いたものにも興味があるし、内田樹さんの『下流志向』のような、現在の日本社会あり方を分析したようなものにも、つい手が出る。
さらに、『一瞬の風になれ』のような面白い小説があれば、それはそれで楽しみたいしということで、結果として、買ってはみたものの、後から買った本の方が面白そうなので、そちらが優先され、読まないまま数ヶ月が過ぎて「積読(つんどく)」状態になっているものも多い。
それらの中には、買った時は関心があったけれど、その後興味を失ってしまったもの、その本以外で関心が満たされて優先度がかなり低くなってしまったものもある。
読み終わったものでも、情報としては有益だったが、ものの見方がわかれば、もう手元になくてもいいというものも多い。
家の中の至る所にある居場所の定まらない本をかき集めて、1冊1冊、品定めをしていく。売り物の大部分は既に読み終わってもう1回読むことはないだろうというもの。このブログで取り上げた本の中にも、売ることにしたものもある。読まないままで売ることにしたものも数冊あった。近々、ブログのネタにしたいので、それまでは売らないことにしたものもある。
結局、新書を中心に50冊くらいにはなった。それに、次女が売ることにしたコミックを30冊ほど加え、昨日の夜、ブックオフに持ち込んだ。いつもは、「これは引き取れない」と値が付かない物があるのだが、昨日は、全部値段が付いた。それでも、3000円ほど。次女のコミックが800円ほど、私の本が2000円余というところだ。
ブックオフの店員さんが、値付けをしている間、店内の売場を見ていたら、新書のコーナーに歌人の俵万智さんが書いた『短歌をよむ』(岩波新書、1993年発行)と『考える短歌』(新潮新書、2004年発行)を見つけた。
どちらも、新刊書の書店でも、古書店でも見たことがなかったので、即購入。初版から10年以上たつ岩波新書の方は、なんと105円。なんだか、申し訳ないような気がした。
このブログでは、松村由利子さんの短歌エッセイ『物語のはじまり』を他にはあまり例がない形式ではないかと書いてきたが、本当にそうなのか、他の歌人の書いた物も読んでみた方がいいだろうと思った次第だ。
先日買った、栗木京子さんの『短歌を楽しむ』(岩波ジュニア新書、1999年発行)とあわせ、積読にならないよう、早めに読み終えて、このブログでも報告ができればと思っている。
| 固定リンク | 0
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 西野智彦著『ドキュメント通貨失政』(岩波書店、2022年)を読み終わる(2023.02.24)
- 三宅香帆著『それを読むたび思い出す』(青土社、2022年)を読み終わる (2023.02.18)
- 北条早雲(伊勢新九郎盛時)を描く『新九郎、奔る!』(ゆうきまさみ、小学館)(2021.05.22)
- 『戦乱と政変の室町時代』(渡邊大門編、柏書房)を読み終わる(2021.05.16)
- 小野不由美著『十二国記』シリーズ (新潮文庫版)を読み終わる(2015.03.01)
コメント