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2007年5月 4日 (金)

「国語総覧」で短歌の世界についてのにわか勉強

我が家の大掃除で、高校を卒業したばかりの長女は、もう受験勉強とは縁を切りたいと言わんばかりに、高校の教科書や参考書をいっせいに処分していた。その中に、「新訂国語総覧 第三版」(京都書房)という国語の副読本があった。
古典文学・現代文学・漢文学の3ジャンルに別れ、古典では、内裏の見取図が出ていたり、古典の文学作品のあらすじが載っている。現代文学については、主要作家の解説などが出ている。確かに、自分も高校時代にはこんなものを使っていた記憶がある。

これは、ブログを書く際の背景知識の確認用に使えそうだと思い、捨てるものから抜き出して、私が使うことにした。

近代文学編には、「近代短歌」の項もある。代表的な歌人7人については、顔写真と年譜付きで、略歴と作品の解説がある。さらに「主要歌人解説」に1ページを割き、14人の歌人を紹介している。
写真入りで紹介されているのは、斎藤茂吉、与謝野晶子、石川啄木、若山牧水、釈迢空、近藤芳美、寺山修司の7人。なお、正岡子規は、「近代俳句・短歌の創始者」として俳句のトップに載せられている。

この中でいったいどんな人であろうかと思っていたのが、「釈迢空(しゃくちょうくう)」という名前。その他を冠した短歌の賞もあるぐらいなので、興味があった。便覧の解説を見ると、次のように書かれていた。

釈迢空(しゃくちょうくう)(本名・折口信夫、おりぐちしのぶ)は、歌人・詩人であるとともに、すぐれた国文学者・民俗学者であった。
(「新訂国語総覧」280ページ)

何と、あの民俗学者として著名な折口信夫氏が、釈迢空であった。

世の中には、まだまだ知らないことの方が多いことを改めて実感したにわか勉強だった。

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