訃報:ZARDの坂井泉水さん死去
職場でネットのニュースを見ていたら、ZARDの坂井泉水さんが亡くなったというニュースが流れた。転落死ということらしいが、癌を患っていて手術もしたとのこと。最近出たベストアルバムをよく聴いていただけに信じられない。ご冥福をお祈りしたい。
(追記2007.5.28夜)
上の4行は、第一報をきいてモブログで携帯電話から投稿したものだ。改めて、続きを書き継ぐことにしたい。
90年代、ZARD・坂井泉水さんの歌声は意識することもないぐらい、我々の身の回りにいつもあったのではないだろうか。私は、その頃からファンだったというわけでもない。
好きでよく見ていたバスケットアニメの『スラムダンク』の何曲目かのエンディング曲に彼女の『マイフレンド』が使われた。それでも、そうかと思う程度で、真剣に聴くようになったのは、昨年秋にデビュー15周年記念と銘打った2枚組の「GoldenBest」が発売されてからである。
改めて彼女が歌った曲の数々を聴き、紛れもなく彼女が90年代の日本の歌姫だったことを知った。それから、通勤時の電車の中などで良く聴いた。
先の見えない90年代の日本で、彼女の繊細な歌声は、はかなそうではあったけれど、どこかで我々を励ましてくれていたように思う。むしろ、時代が彼女のはかなげな歌声を求めていたのかも知れない。
少しは、明るさが見え始めたようにも思える2007年の日本で、彼女がその人生を終えたというのは、なんとも皮肉な巡り合わせである。
手元にある「Golden Best」の前に出たベストアルバム「The Single Cllection ~軌跡~」に収められている曲のタイトルを見ていると、彼女は自分の将来を予言するようなタイトルばかり歌につけていたのではないかという気がしてくる。
最後に彼女の歌のタイトルを織り込んだ哀悼の詩を掲げ、ご冥福をお祈りしたい。
「負けないで」と歌い続けた坂井泉水さん
自らの「運命のルーレットを廻して」しまったのでしょうか
「君がいない」明日が来ることをニュースで知り
「もう少しあと少し…」その歌声を聴きたかったと
「揺れる思い」を抱えているのは私だけでしょうか
私たちは君を「きっと忘れない」
ZARD・坂井泉水、それは全ての人の「マイフレンド」
「永遠に」安らかに眠りたまえ
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