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2007年6月10日 (日)

将棋タイトル戦の最近の動向(2007年6月)・その2

名人戦、棋聖戦、王位戦に続く、王座戦、竜王戦の2期戦についてもまとめてみた。

【王座戦】郷田真隆九段ベスト4に名乗り
王座戦は、羽生善治王座への挑戦者を決める挑戦者決定トーナメントが佳境を迎えている。
1次予選、2次予選を勝ち抜いた11名とシードされた5名の計16名で争われる挑戦者決定トーナメントは、1回戦が終了しベスト8に絞られた。
6月8日(金)には、2回戦の第1局、名人位に挑戦中の郷田真隆九段と朝日オープンで羽生善治三冠に惜しくも敗れた若武者阿久津主税五段との一戦が行われ、郷田九段が勝利してベスト4に駒を進めた。
郷田九段は、森内俊之名人×森下卓九段の勝者と準決勝で対戦する。
もう一組の準決勝は、久保利明八段×森雞二九段の勝者と谷川浩司九段×佐藤康光棋聖・棋王の勝者で争われる。
郷田九段のファンとしては、準決勝、決勝(挑戦者決定戦)と2連勝し、第55期王座戦の挑戦者の名乗りを上げてもらいたい。王座戦5番勝負は、9月・10月に行われる。

【竜王戦】挑戦者決定トーナメントへの出場者決まる
竜王戦は、全棋士を棋力別に1組~6組に分けたトーナメント戦を行い、3組~6組は各組の優勝者が、2組は優勝者、準優勝者(2位)が挑戦者決定トーナメントに出場する。
最上位の1組は優勝者、準優勝者(2位)に加え、準決勝で敗れた2人よる3位決定戦の勝者、2回戦で敗れた4人による4位決定トーナメントの勝者、1回戦で敗れた8人による5位決定トーナメントの勝者の5名が挑戦者決定トーナメントに出場する。(1組は2敗した時点で失格)
6月8日(金)に最後に残っていた1組の3位決定戦(羽生三冠×森内名人)、5位決定戦(谷川九段×阿部八段)戦が行われ、それぞれ羽生三冠、谷川九段が勝って、挑戦者決定トーナメントへの出場者が出そろった。各組の出場者は以下の通りだ。

(1組)
優勝:木村一基八段
2位:佐藤康光棋聖・棋王
3位:羽生善治三冠
4位:中原誠永世十段
5位:谷川浩司九段
(2組)
優勝:深浦康市八段
2位:富岡英作八段
(3組)
優勝:久保利明八段
(4組)
優勝:片上大輔五段
(5組)
優勝:伊奈祐介五段
(6組)
優勝:戸辺誠四段

上記の11名で渡辺明竜王への挑戦権を争うが、中でも今回の1組の出場者は華麗だ。優勝者の木村八段を除く4名はいずれも名人経験者という顔ぶれ。
また、2組の優勝者深浦八段王位戦
で挑戦者決定戦に進んでいるし、3組の優勝者久保八段は棋聖戦の挑戦者決定戦まで進んでおり、好調な棋士が揃った。
こちらは、昨年のスケジュールによれば6月下旬からトーナメントが始まり、挑戦者決定戦は8月下旬から9月上旬に3番勝負で争われる。
そして、渡辺竜王との挑戦者の第20期竜王戦7番勝負は10月の第1局は海外で、以降12月まで全国を転戦する。

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