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2007年6月29日 (金)

第65期将棋名人戦第7局は森内俊之名人が郷田真隆九段を破り、第18世名人に

4月から続いてきた第65期将棋名人戦7番勝負。3勝3敗で迎えた最終局第7局は、2日めの夕食前から攻め合いが始まる激しい将棋。

まず森内名人が攻め、いったん途切れたところで、郷田九段が攻勢に転じて、森内玉を追った。しかし寄せきれず、再び、森内名人が郷田玉を追い詰める。敗勢必至となったところから、郷田九段は第6局を思わせる執念の粘りをみせ、一時、挽回かと思わせたが、森内名人も前回の轍を踏むことなく、寄せきり159手目で郷田九段の投了となった。

森内名人は、名人位を防衛。通算5期の名人位在位となり、引退後、第18世名人を名乗る資格を得た。実力名人制になってからこれまでに、永世名人となったのは木村義雄14世(名人位8期)、大山康晴15世(同18期)、中原誠16世(同15期、現役であり引退後襲名)、谷川浩司17世(同5期、現役であり引退後襲名)の4名。いずれも一時代を築いた棋士たちばかりであり、森内名人も18世名人としてその列に連なることになった。

郷田ファンとしては、第6局の大逆転劇から今日まで、郷田真隆新名人の誕生を願い続けてきたが、これも、文句なしの勝負の世界、今回は森内名人がまさったのだから、嘆いていてもしかたない。郷田九段には、現在ベスト4まで勝ち進んでいる王座戦の予選を勝ち抜いて挑戦者に名乗りを上げ、9月から始まる第55期王座戦5番勝負で羽生善治王座と王座のタイトルを争ってほしい。
名人戦が終われば、休む間もなく、A級順位戦への参戦だ。初戦から、佐藤康光棋聖・棋王、谷川浩司九段、羽生善治三冠と厳しいA級の中でもトップクラスの3人と当たる。こちらも、一戦必勝で臨み、名人への連続挑戦に道を開いて欲しい。

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コメント

拓庵さん、郷田名人誕生ならず残念です。郷田九段は第6局の後、ネット将棋の渡辺竜王戦でもいい将棋を指していただけに、期待していたのですが、残念です。あとは、誰が呼んだか「一刀流」、郷田九段の気持ちが切れないように祈るばかりです。さっそく休む間もなくこの日曜日にはネット将棋最強戦で三浦八段が待っています。A級順位戦も緒戦は佐藤康光二冠、難敵ばかりですね。

投稿: ドクトル・ジバコ | 2007年6月30日 (土) 05時16分

ドクトル・ジバコさん、コメントありがとうございました。
郷田九段の第7局での敗戦、本当に残念でした。しかし、これで終わりではないので、これからも応援していきたいと思っています。
ネット将棋最強戦の準決勝では、三浦八段を降し決勝進出。将棋連盟のHPで見ると今期のこれまでの通算成績は、14戦で9勝(勝率0.643)。負けたのは、名人戦での森内名人との4局と竜王戦の中原永世十段戦だけです。
名人戦の終盤戦3局での粘りで、なにかをつかんだのではないかと期待しています。
7月は、ネット最強戦決勝(丸山九段戦)、JT杯日本シリーズ1回戦(藤井九段戦)、A級順位戦1回戦(佐藤二冠戦)と続きますが、必ずや3連勝してくれるものと信じています。また、その前後で行われる王座戦の予選準決勝(森内名人×森下九段の勝者と対戦)も、決勝も勝ち進み、羽生王座への挑戦者に名乗りを上げてほしいものです。

投稿: 拓庵 | 2007年7月 3日 (火) 22時41分

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» 将棋名人戦第7局、森内名人が永世名人獲得 [Motohiroの本音トーク]
将棋の第65期名人戦第7局で、森内名人が郷田九段を破り4連覇を達成し、永世名人の資格を得ました。森内俊之名人に郷田真隆九段が挑戦していた第65期名人戦7番勝負の第7局は、28日から愛知県蒲郡市の旬景浪漫銀波荘で行われ、29日午後10時35分、158手までで後手の森内名人が勝ち、対戦成績4勝3敗で4連覇を達成し、名人位獲得通算5期となり永世名人の資格を獲得しました。永世名人の誕生は昭和10年に実力制名人戦になってから、平成9年の谷川浩司九段以来、10年ぶり5人目です。 「鉄板流」と呼ばれる森内名人は... [続きを読む]

受信: 2007年6月30日 (土) 09時38分

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