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2007年8月30日 (木)

第66期A級順位戦2回戦最終局の郷田真隆九段対谷川浩司九段戦は郷田九段が勝利し、2連勝

今日(2007年8月30日)は、第66期A級順位戦2回戦の最終局。ようやく、私が応援する郷田真隆九段が登場し、谷川浩司九段と対戦する。対局は、谷川九段の本拠である大阪の関西将棋会館に郷田九段が出向いて行われた。

今期のA級順位戦は、これまでに2連勝が3人と2連敗が3人と明暗を分けており、初戦白星の郷田九段としては連続挑戦のためには負けられないし、初戦黒星の谷川九段にとっても、出だし2連敗は何としても避けたいところ。
ただし、郷田九段のこれまでのA級在位4期での谷川九段との戦いは4連敗。通算の対戦成績でも17勝31敗と大きく負け越しているが、順位戦では特に相性が悪い。今後、A級の上位に定着し、名人やタイトルを狙っていくには、苦手意識は払拭しておきたいところだ。

今日も、仕事から家に戻ったところで、ニフティの「名人戦棋譜速報」にアクセスする。郷田九段の先手で始まった戦いは、居飛車の郷田九段に対し、谷川九段のゴキゲン中飛車という布陣。
3筋から5筋が主戦場となり、飛車を捌いた谷川九段が、郷田玉の玉頭に飛車を回し、桂馬も交えて攻め立てたが、郷田九段が着実な差し回しで受け切り、逆に玉頭を狙う飛車を銀で仕留め、大きな駒得となった。
お互い、玉の守りを固めないままの急戦だったこともあり、郷田九段が銀との交換で得た飛車を谷川陣に打ち込み91手目にその飛車が龍に成ったところで、谷川九段が投了した。
まだ、粘れば実際の詰みまでは20~30手は十分かかると思われたが、力の拮抗するトッププロ同士での飛車と銀の交換による駒得・駒損は、他の部分でよほど有利な点がなければ、逆転は難しいということだろう。

第2局を終わってのA級棋士10人の成績と次回第3局の対戦相手は以下の通りだ。

(2連勝)
郷田真隆九段(1)-(羽生三冠)
羽生善治三冠(3)-(郷田九段)
丸山忠久九段(5)-(谷川九段)
木村一基八段(9)-(行方八段)
(1勝1敗)
久保利明八段(7)-(藤井九段)
三浦弘行八段(8)-(佐藤二冠)
(2連敗)
谷川浩司九段(2)-(丸山九段)
佐藤康光二冠(4)-(三浦八段)
藤井猛九段(6)--(久保八段)
行方尚史八段(10)-(木村八段)

郷田ファンとしては、これまでA級上位の佐藤康光二冠、谷川浩司九段という名人経験者2人を破っての2連勝は願ってもないことだが、さらに次回第3回戦は最大の難敵とも言える羽生善治三冠戦である。前期は、1回戦が羽生三冠戦だった郷田九段は、初戦に勝って勢いに乗り、名人挑戦者となった。
今回は2連勝同士の対決で、勝った方が、名人挑戦にグッと近づくことになる。
なんとか羽生三冠にも勝って、2年連続名人挑戦を実現させ、今回こそ名人位を獲得してほしいものである。

なお、同時に行われていた第48期王位戦7番勝負の第5局の2日目は。1勝3敗でカド番に追い込まれていた先手の羽生王位が深浦八段を破り、カド番をしのいだ。
相矢倉模様で進んだ将棋は、途中から深浦八段が攻めを仕掛け、中盤からいきなり終盤戦に突入。お互いの飛車と角を取り合う、激しい攻め合いになったが、羽生王位の攻めの方が、深浦玉に近く、羽生王位が87手目に飛車を打ち王手をかけたところで、深浦八段が投了。
王位のタイトルの行方は、第6局以降に持ち越された。深浦八段としては、先手番となる次の第6局で何とか、タイトル奪取を決めたいところだろう。

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コメント

佐藤さん、谷川さんで2連勝。信じられません。

次は2連勝同士の羽生さん。早くも今期順位戦における
正念場を迎えた感じです。

次は一息入れたほうがいいような、このまま突っ走って
もらいたいような複雑な思いです。

投稿: norisanZ | 2007年8月31日 (金) 11時02分

norisanZさん、こんばんは。

今期のA級の組み合わせ表の佐藤・谷川・羽生という出だし3連戦の顔ぶれを最初に見た時は、「こんな組み合わせあり?最悪3連敗もあるのでは」と思ったのですが、杞憂でした。

森内名人の永世18世名人を一度は押しとどめたことで、郷田九段も何かをつかんだのではないでしょうか。
A級ではすでに木村一基八段が3連勝一番乗りを果たしており、連勝組と連敗組にはっきり分かれた今期は、5回戦の木村八段戦まで常に挑戦者争いという将棋が続きそうです。

1つでも多く勝ってほしいというのが私のいつわらざる気持ちです。

投稿: 拓庵 | 2007年9月 2日 (日) 23時50分

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