東京名所めぐり:東京タワーの階段上りと月島もんじゃ焼き
中学生になった長男が「東京タワーに行ったことがないので行きたい」と言っていたので、では、世の中お盆休みで帰省の人も多く、都心は空いているだろうと、今日出かけることにした。私と妻、長男の3人で昼頃に家を出て東京タワーに向かった。
私鉄と地下鉄を乗り継いで、約1時間。都営地下鉄大江戸線の赤羽橋駅の出口を出ると、北側に東京タワーが見えた。汗を拭き拭き、小高い丘の上の東京タワーの入り口を目指す。
丘を登り切ったところで、自分の考えが甘かったことを思い知った。駐車場には、東京観光が売り物の「はとバス」が4~5台のほか、他の観光バスも並んでいるし、人がたくさんいる。タワーの中ほどにある大展望台への入場券を買うのに長蛇の列。列に並んでいると、「これから券を買って大展望台へのエレベーターに乗るまで50分待ちです」とハンドマイクを持った係員の声が響く。
「参った、参った。この暑い中50分待ちとは…。勘弁してくれ~」とぐったりしていると、また、マイクの声がする。
「階段で上ってもよいという方には、ビル屋上の入場券売場で券を購入していただきます。階段は600段、15分ほどです。」
もともと、長男は、友人から東京タワーの階段を上ったとの話を聞き、自分も上ってみたいと思ってので、もともと、階段を上るつもりで来ていた。親2人は、どの程度の数の階段を上るのか分からなかったので、タワーに来るまでは階段上りには消極的だったのだが、エレベーターは50分待ち、階段は15分と聞いて、迷わず階段を行くことに決め、3人で階段上りに挑戦した。階段は、東京タワーの下のある4階建ての東京タワービルの屋上からスタートし、ビルから大展望台の向かうエレベーターの回りを吹きさらしの中を上っていく。もちろん、金網が張り巡らされて危険なことはない。むしろ、ある程度上ると涼しい風が吹き抜け、ちょっとした人工山登りだった。
結果は、長男が5分、私が10分、妻が標準の15分ほどで無事上りきった。展望台では、喫茶コーナーでひと休みし、遠くに東京湾、レインボーブリッジ、お台場を眺めたりした。
下りのエレベーターも20分待ちとのことで、下りも階段を降りる。下りは8分ほど。結果的に、エレベーター待ちの50分の間に、大展望台まで、往復できた。
少し遅めの昼食は、再び赤羽橋から大江戸線に乗り、月島で降りて、名物「もんじゃ焼き」を食べた。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、もんじゃ焼きには、東京浅草が発祥とする説と群馬県を発祥とする説の2つがあり定かではないようだが、東武伊勢崎線を通じて伝わったのだろうとしている。
月島は有名ではあるが、発祥の地ではないうことになるが、「月島もんじゃ振興会共同組合」という組織まであり、月島にある75のもんじゃ焼きの店のうち62店舗が加盟して、地域全体としてのPRに熱心なようだ。
今回、わざわざ、月島に行ったのは、オートチャージ付PASMOを利用するために加入した東京メトロの「To-Me CARD」というクレジットカードの会員だと、「月島もんじゃ振興会共同組合」の加盟店ならどこでも10%引という特典があったからだ。確かに、カードを見せると、割り引いてくれた。
東京にも、江戸の昔から続く名所が至るところにあるが、いつでも行けると思って、案外行っていないものだ。自分は知っていても、子供たちは行ったことがない、幼い頃行ったが覚えていないということも多く、東京の郊外に住んでいながら、東京都心のことはあまり知らないかもしれない。東京の名所を知らしめることも、親の役目かもしれないと、改めて感じた1日だった。
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