将棋第48期王位戦第6局、羽生王位が勝ち3勝3敗のタイに
昨日から神奈川県秦野市で行われていた将棋の第48期王位戦第6局は、2日めの今日(2007年9月11日)、後手番の羽生善治王位が、挑戦者の深浦康市八段を降し、3勝3敗として決着を最終第7局に持ち越した。
先手深浦八段の居飛車に対し、羽生王位が振り飛車で対抗。深浦八段が角交換に出て、両者持ち駒に角を持ちながら序盤の駒組みが続いた。深浦八段が攻めの銀を繰り出し、羽生玉の守りにプレッシャーを賭けたが、羽生王位が桂損覚悟の飛車取りの桂馬成りから、お互いの飛車を取り合あった。
飛車交換の後、羽生王位が角と飛車を、深浦八段が飛車にに次いで角をそれぞれ相手陣に打ち込み、攻め合いとなったが、羽生王位が先に深浦玉を受けなしに追い込んだ。深浦八段も、王手で攻めたが続かず投了となった。
長崎出身で九州にタイトルを持ち帰ることを目指していた深浦八段だが、一時4局めで3勝1敗と羽生王位に対して星2つのアドバンテージを得たが、2連敗して後がなくなった。
こうなると、タイトルホルダーの羽生王位の側が有利に思えてくるが、最終第7局が行われる6月25・26日までに、心機一転初心に戻って戦えるかどうか、またその間9月16日に福岡市で日本シリーズの2回戦第3局が王位戦と羽生三冠と深浦八段の組み合わせになっている。その勝敗も微妙に第7局にも影響するだろう。
どのような結果がでるのか、これも目が離せない。
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