東京名所めぐり:皇居一周ウオーキング
今日は、午後から思い立って都心に出る。最初は北の丸公園にある国立近代美術館で開催されている平山征夫展を見ようと出かけたのだが、その前に内堀通りに沿って皇居の回りを歩いて一周することにする。
スタートは、東京メトロの九段下駅。一緒に行った妻が、九段会館に寄ってみたいというので、九段会館でコーヒーを一杯飲んでから、スタート。
まず、九段下から靖国通りを上る。坂の途中に明治時代の内務大臣品川弥二郎子爵と、日露戦争の時の総帥大山巌元帥の銅像があった。
坂を上ったあたりで、左へ曲がり、千鳥ヶ淵へ回る。これまで、何年も東京に住んでいて、毎年、桜の名所と聞きながら、一度も訪ねたことはなかった。
内堀に沿って南北に細長く整備されている千鳥ヶ淵は、あまり人もおらず、緑も多く、ウオーキングにはぴったりの所だった。
15分ほど歩くと千鳥ヶ淵公園が終わり、半蔵門に出る。
半蔵門からは、急に見晴らしがよくなり、内堀(桜田濠)の向こうに霞ヶ関が一望できる。ここからはお堀と内堀通りの間の下りの歩道を歩く。ジョギングをしている人が前から来たり、後ろから追い抜いて行ったりと何人も、それぞれのペースで走り抜けている。これだけの眺めなら、走っていても退屈しないだろうと思う。
しばらく歩くと、内堀通りの向こうに国立劇場と最高裁判所が見える。
年配の女性2人がデジタルカメラでなにやら撮影しているので、足を止めて内堀のの手前の土手をみると、クリーム色の彼岸花が点在して咲いている。そういえば、今日は「秋分の日」、まさに「お彼岸」である。
そのあたりからの下り坂が三宅坂。隣の車道の内堀通りは渋滞していて、我々が歩くスピードと車のスピードが大して変わらない。坂を下りきったあたりで、正面に見えた官庁の建物が国土交通省のビル。かつては、下が建設省、上が運輸省だったが、省庁の統廃合で両省が統合して国土交通省となった。
そのとなりで、桜田門をにらむように立っているのが、警視庁のビル。
万延元年(1860年)の桜田門外の変で井伊大老が切られたのはどのあたりだろうと思いながら、桜田門をくぐる。皇居外苑の皇居前広場には、やはりそれなりに観光客とおぼしき人々がいて、二重橋をバックに記念写真を撮ったりしている。
歩き始めてかなり経つので、お腹も空いてきた。皇居前広場を横切り、内堀通りの横断歩道を渡ると正面には皇居外苑の噴水公園。噴水公園のとなりにあるパレスホテル。ここの地下においしいカレーを食べさせてくれる店があったはずと探してみると、土日・祝日定休とあり、諦める。
それでは、ゴールにあたる近代美術館の隣のパレスサイドビルの地下で何か食べようと、パレスホテルからあと10分ほど歩く。このへんは、マルハ本社、三井物産、東京消防庁、気象庁、国際協力銀行、丸紅と上場会社や官公庁のビルを眺めながら内堀通りに沿って歩く。
やっと、パレスサイドビルに着くと、なんとこちらも日曜日・祝日はビル地下のアーケード街は定休。しばらく前の休みに来た時は、営業していたと思うのだが、あれは土曜日だったのだろう。
さすがに、あてにしていた2ヶ所で食事にありつけず、さすがに疲れる。かといって、空きっ腹での名画鑑賞も冴えないので、結局、スタートの時に寄った九段会館にレストランがあったので、そこまでもう10分ほど歩くことにした。もう3時近い。
九段会館に着いたところで、文字通り皇居一周は完了。そこで、2人で遅めの昼ご飯に、天重を注文。食事を食べ終わった頃には、3時半過ぎていた。
美術館は5時までので、今から行ってもゆっくり見られそうにない。2時間近く歩き回り疲れてもいるし、絵の方は、ゆっくり見たいので改めて出直そうということで、2人の意見がまとまり、最後はなんとも締まらない結末になってしまった。
休日の朝続けているウオーキングも合わせると、今日の歩行歩数は2万8千歩を超えた。健康と減量のためには、それなりの成果のあった一日だった。
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