休日の中学校の公開授業で「オノマトペ」を学ぶ
この3連休、昨日は映画『ミス・ポター』を見たのだが、おととい(9月15日)は、長男が通う公立中学校の学校公開の日だった。
長女も、次女も同じ中学に通ったが、土曜日の学校公開というのは初めてのような気がする。一緒に行った妻に聞くと、「これまでは平日の授業参観だった」との答え。やはり、土日にやるのは初めてなのだろう。
18日(火)が振り替えで休みになるとはいえ、休日に登校しなければならない長男は、あまり機嫌はよくない。「やっと一週間終わって休みなのに、どうして学校に行かなきゃなんないだ~」とぶつぶつ言っている。
中学校の受付に行くと、学年クラス別に保護者名簿が置かれているほかに、周辺の小学校の名前を書いた用紙が置いてある。
公立学校の選択制導入に伴い、私の住んでいる東京の郊外の市でも、公立中学の選択制が始まっている。
これまでの「授業参観」ではなく「学校公開」と呼ばれ、土曜日に行われたのは、平日では来にくい生徒の父親に対して門戸を解放したという意味もあるだろうが、来年以降の中学の選択を考える地元の小学生の親に対して解放するという意味の方が、より大きいだろう。
閉じられた世界だった学校も変革を迫られているということだろう。
9時半過ぎに自転車で家を出たので、学校に着いたの時には、9時40分からの2時間目の授業が始まったところだった。長男のクラスの授業は美術。美術室に行くとグラデーションの説明と実習だった。
3時間目は、国語ということなので、クラスの教室での授業風景も見たいと思い、教室を移動して、国語の授業も聞いた。
そこで登場したのが、今日のタイトルにあげた「オノマトペ」である。
私は、父が新聞記者だったし、自分でも子供の頃からずいぶん本も読んでいたので、国語は得意教科だったが、恥ずかしながら「オノマトペ」が何を意味する言葉なのか、全くわからなかった。国語の先生の説明では「擬音語、擬態語」ということだった。授業では、先生が「オノマトペ」を使った身の回りにある商品・製品を問い、生徒が思いつくまま答えていた。そして、その商品や製品の説明を、「オノマトペ」(擬音語、擬態語)を使わないで説明文を書いてみましょうという形で授業は展開していた。
おとといは、次女の高校の文化祭も行われていたので、中学の方はそこで切り上げたが、「オノマトペ」という耳慣れない言葉はなんとも違和感をもって私の耳に残っていた。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を調べると、「修辞技法」の項の中に、「擬音語・擬声語」として次のような説明がある。
擬音語(ぎおんご)・擬声語(ぎせいご)は、音や動物の鳴き声などを言語化したもの。写生語、声喩、仏語でオノマトペ (onomatopee)、若しくは英語でオノマトペア (onomatopoeia) ともいう。
(『ウィキペディア(Wikipedia)』、2007年9月17日現在)
犬のなき声を「ワンワン」と表現するのは、典型的なオノマトペ(擬音語・擬声語)だろう。
しかし、「オノマトペ」のルーツがフランス語だったとは…。子供の授業を見に行って、親が学んだ一日であった。
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