将棋の第20期竜王戦第1局は、渡辺明竜王が勝利
今週は、目が離せない将棋の対局が続いた。
まず、10月16日(火)・17日(水)に、第20期竜王戦7番勝負が開幕した。現在、竜王位3連覇の将棋界の若きホープ渡辺明竜王に佐藤康光二冠(棋聖・棋王)が挑む。昨年(2006年)と同じ顔合わせ。昨年の第19期竜王戦7番勝負では、佐藤棋聖が出だし2連勝したものの、その後渡辺竜王が逆襲で3連勝。第6局は佐藤棋聖がしのいだが、第7局は渡辺竜王が勝ち、防衛に成功した。
さらに、この2人は今年(2007年)の6月~7月に行われた棋聖戦5番勝負でも対戦しており、この時は、佐藤二冠が3勝1敗で、渡辺竜王の挑戦を退けた。
今年度は、両者とも順位戦では、渡辺竜王がB級1組で1勝5敗、佐藤二冠が0勝3敗と不調で、年度の通算成績でも通算で7割近い勝率を誇る渡辺竜王が5割6分台、佐藤二冠に至っては4割8分台と5割を切っている。その中で、竜王戦の挑戦者となった佐藤二冠にとっては、羽生善治三冠が、先日、深浦康市八段に王位のタイトルを奪われ、羽生二冠となったことこともあり、今回、竜王のタイトルを奪って、佐藤三冠と呼ばれたいところである。
渡辺竜王にとしても、この7番勝負で態勢を立て直し、竜王位防衛、その勢いで順位戦B級1組での残留にも目処をつけたいところだろう。
将棋の戦いの方は、振り駒の結果、佐藤二冠の先手。双方が矢倉囲いという囲いに組み、じっくりと戦うタイトル戦らしい重厚な駒組みになった。渡辺竜王が攻めねらいの駒として9桂馬を打った瞬間に、佐藤二冠から開戦し、渡辺玉の上空を飛車が飛び回る場面があったが、うまく渡辺竜王に守られ、敵陣突破を果たせなかった。
その後、攻守が入れ替わり、渡辺竜王が反撃。渡辺陣の8筋の飛車が佐藤玉を見据える中、桂馬や角、銀を動員し、佐藤玉の正面の玉頭突破をねらう。次々と繰り出される渡辺竜王の攻め手についに、佐藤陣は崩れ、最後は角と金に挟撃され114手で渡辺竜王が初戦をものにした。渡辺竜王は不利といわれる後手番で勝利し、幸先よいスタートとなった。
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