第66期将棋A級順位戦5回戦最終局、4戦全勝対決は木村一基八段が郷田真隆九段を破り5連勝
第66期の将棋A級順位戦5回戦も今日(2007年11月22日)が最終局。ここまで土つかずの4戦全勝同士の郷田真隆九段と木村一基八段の対決。
今期好調の2人。先手の木村八段に対し、後手の郷田九段はの飛車を振って向かい飛車に構える。居飛車党で通っている郷田九段の振り飛車は、対木村戦の作戦と思われるが、指し慣れない振り飛車を選択したのが、災いしたのか、かえってその飛車を木村八段から狙われ、終始木村八段ペースで進む。
自陣の守りも、穴熊に構えた木村八段に対し、美濃囲いに構え固さでも劣る郷田九段。
木村八段は、飛車1枚の駒得となり、一刀流とも呼ばれる郷田九段は木村玉に一太刀も浴びせることなく、あえなく投了となった。作戦負けと言っていいかもしれない。
これで、木村八段は5連勝とトップを維持し、郷田九段は4勝1敗と一歩後退した。郷田ファンとしては、残念至極だが、残る4戦に全力投球して、名人連続挑戦を実現してほしい。
今日で、A級順位戦は5回戦までの日程が終了し、結果と今後の対戦相手は次の通り。
(1)木村一基八段(5勝0敗)三浦、久保、羽生、佐藤
(2)郷田真隆九段(4勝1敗)藤井、三浦、丸山、行方
(3)羽生善治二冠(4勝1敗)久保、丸山、木村、谷川
(4)三浦弘行八段(4勝1敗)木村、郷田、谷川、久保
(5)丸山忠久九段(3勝2敗)行方、羽生、郷田、藤井
(6)藤井 猛九段(2勝3敗)郷田、谷川、行方、丸山
(7)谷川浩司九段(1勝4敗)佐藤、藤井、三浦、羽生
(8)久保利明八段(1勝4敗)羽生、木村、佐藤、三浦
(9)行方尚史八段(1勝4敗)丸山、佐藤、藤井、郷田
(10)佐藤康光二冠(0勝5敗)谷川、行方、久保、木村
木村八段は、上位4人のうち羽生二冠、三浦八段との対戦を残しており、また最終局は佐藤二冠。今後の成績次第では、最終戦に佐藤二冠のA級残留がかかる可能性もある。また、残る1局も久保八段戦で、こちらもA級残留に必死であろう。対戦相手の違いが、今後の名人挑戦レースにどう影響するかも、興味のあるところだ。
なお、昨日・今日の日程で行われた第20期竜王戦の第4局は、渡辺明竜王が挑戦者佐藤康光二冠(棋聖・棋王)を破り3勝1敗とし、タイトル防衛、初の竜王戦4連覇にあと1勝となった。
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