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2007年12月15日 (土)

第66期将棋A級順位戦6回戦、郷田真隆九段が藤井猛九段に勝って5勝1敗とし、名人挑戦者争いのトップグループに復帰

昨日(2007年12月14日)は、将棋のA級順位戦6回戦のうち、
郷田真隆九段(4勝1敗)×藤井猛九段(2勝3敗)
丸山忠久九段(3勝2敗)×行方尚史八段(1勝4敗)
の2局が東京千駄ヶ谷の将棋会館で行われた。

このうち、丸山九段×行方八段戦は、丸山九段が早いタイミングで行方陣に角を打ち込み、引き戻して馬を作り、その馬が盤上をところ狭しと駆け回り行方陣を攪乱した。行方八段は、いいところなく投了。
丸山九段4勝2敗と挑戦者争いに踏みとどまり、一方の行方八段1勝5敗となりA級昇級直後で順位が10人中10位であることもあり、A級残留に黄色信号がともってきた。

一方の郷田九段×藤井九段戦は、先手で居飛車党の郷田九段が角道を止め振り飛車を予告。生粋の振り飛車党である藤井九段も受けてたち、郷田九段の向かい飛車、藤井九段の三間飛車という相振り飛車の展開となった。
藤井九段は、早々に玉を穴熊に囲う。それに対し郷田九段は、8筋、9筋の歩を進め位を取り、自陣の守りは手薄なまま、穴熊を上から圧迫する作戦。9筋の端攻めを仕掛け、穴熊の上部、藤井玉の頭の上に穴をこじ開けることに成功した。しかし、その代償も大きく、大駒の飛車・角の両方ともを藤井九段に渡し、郷田九段側が香車・桂馬の飛び道具と銀で、穴熊を上から攻め続けた。
一方の藤井九段も、郷田九段の端攻めのペースがゆるんだところで、郷田九段から奪った角・飛車を相次いで盤上の戦いに参戦させ、郷田玉を脅かす。藤井九段の攻めが勢いに乗りだしたあたりでは、藤井九段有利かとの感じもあったが、郷田九段も合間に藤井玉への攻め手を繰り出し、玉を守る金銀を一枚ずつ剥がしていく。
どんどん守りが薄くなる藤井玉。一方、郷田玉も飛車角に着実に追い詰められる。このあたりは、一手違いの様相。しかし、郷田九段が藤井九段の攻撃を時には着実に受け、時にはかわし郷田玉は上部へ脱出に成功。その後も、角や飛車に追われたが、最後の追い込みで藤井九段のミスがあり、郷田玉は単身藤井陣に入玉し、詰みにくい形となった。
すでに、藤井玉も風前の灯(ともしび)、攻防に効いていた角の守りへの効きを止める歩を打たれ、受けなしとなり、郷田玉を詰ませる筋もなく無念の投了となった。

前回5回戦の全勝対決でで郷田九段が木村一基八段に敗れた時は、全くいいところなく完敗だったが、今回は斬り合いの中に活路を見いだす郷田将棋の面目躍如で、ファンとしてはハラハラさせられたが、楽しめた将棋だった。
これで郷田九段は1敗を守り5勝1敗。前回の4戦全勝対決で木村八段に敗れた時点で、挑戦者争いから一歩後退したが、その木村八段が、6回戦で1敗の三浦弘行八段に敗れたため、5勝1敗で3人が並ぶことになった。現在4勝1敗の次の久保八段戦に勝てば5勝1敗が4人という混戦レースになる。

A級6回戦は残り2局。
12月20日(金)
羽生二冠(4勝1敗)×久保八段(1勝4敗)
12月27日(木)
谷川九段(1勝4敗)×佐藤二冠(0勝5敗)

今日の2局で、今期のA級順位戦は、6戦して3勝3敗の指し分けという星勘定になる棋士が存在しなことになり、上位5人と下位5人に完全に分かれる形たなった。

現時点のA級棋士の成績 ( )内の数字は今期の順位

(1)郷田真隆九段 5勝1敗
(8)三浦弘行八段 5勝1敗
(9)木村一基八段 5勝1敗
(3)羽生善治二冠 4勝1敗
(5)丸山忠久九段 4勝2敗

(6)藤井 猛九段 2勝4敗
(2)谷川浩司九段 1勝4敗
(7)久保利明八段 1勝4敗
(10)行方尚史八段 1勝5敗
(4)佐藤康光二冠 0勝5敗

すでに5勝して勝ち越した3人はA級残留確定。今期、昇級の木村八段が残留を決めたことから、前期の上位8人のA級棋士のうち最低1人は、降級の憂き目を見ざるを得ない。下位5名は、お互いの対戦も多く起こっており、全員に降級の可能性がある。12月の残る2局の結果で、この下位5名の成績順がどう変わるかも見逃せない。

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