将棋の2007年獲得賞金・対局料ランキング
日本将棋連盟から2007年のプロ棋士の獲得賞金・対局料ベスト20が発表された。うち、ベスト10は以下の通りである。
順位 | 棋士名 | 2007年 | 2006年 |
前年順位 |
1位 | 羽生善治 二冠 | 8,132 | 9,376 | 1 |
2位 | 渡辺 明 竜王 | 8,032 | 5,654 | 4 |
3位 | 佐藤康光 二冠 | 7,927 | 7,576 | 2 |
4位 | 森内俊之 名人 | 6,721 | 6,536 | 3 |
5位 | 深浦康市 王位 | 3,392 | 1,864 | 12 |
6位 | 郷田真隆 九段 | 2,994 | 2,159 | 9 |
7位 | 久保利明 八段 | 2,680 | 1,485 | 14 |
8位 | 木村一基 八段 | 2,384 | 1,925 | 11 |
9位 | 谷川浩司 九段 | 2,350 | 3,205 | 5 |
10位 | 丸山忠久 九段 | 1,953 | 3,116 | 6 |
5位までは5人のタイトルホルダー。各人の金額の増減は、2007年のタイトル挑戦や棋戦優勝の有無のよる。
羽生二冠の大幅減は、王位のタイトル失冠によるものだろう。その裏返しの形で、羽生二冠から王位のタイトルを奪った深浦王位が金額にして1500万円余増加。ランキングも12位から5位に躍進している。
今回羽生二冠にあと100万円と肉薄した2位渡辺竜王は、棋聖戦の挑戦とTV棋戦銀河戦の優勝(将棋ソフト「ボナンザ」との対局料も入っているのではないかと、渡辺竜王のブログには書かれている)。佐藤二冠は棋王のタイトル獲得だろう。
私が応援する郷田真隆九段は前年の9位から6位にランクアップ。名人戦の挑戦者となったこと、第1回ネット将棋最強戦での優勝等が寄与したのだろう。郷田九段は、タイトルホルダー5名に次ぐポジションである。2008年こそは、タイトルホルダーの仲間入りを果たしてほしいものである。
昨年のランキングに関する記事はこちら→2007年3月13日:将棋プロ棋士の2006年獲得ベスト20に思う
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