将棋第33期棋王戦第4局は佐藤康光棋王が勝ち2勝2敗、タイトルの行方は3月28日の最終決戦へ持ち越し
佐藤康光棋王に羽生善治二冠(王座・王将)が挑む将棋の第33期棋王戦5番勝負の第4局は、今日(2008年3月19日)、東京の将棋会館で行われた。
羽生二冠の2勝1敗で迎えた第4局、羽生二冠が勝てば、タイトルの異動が起きるということで、佐藤棋王にとっては負けられない一戦。
将棋は、先手の佐藤棋王が居飛車、後手の羽生二冠が中飛車に飛車を振る展開。序盤の駒組みで、佐藤棋王を着実に駒を前進させる一方、羽生二冠は果敢に歩を突き捨てるものの、戦型が固まらず、駒をどんどん前進させる佐藤棋王に抑え込まれる展開となった。
80手を過ぎたところでは、羽生二冠が美濃囲いで玉を囲う7筋、8筋、9筋に銀2枚、桂馬・香車、角、飛車が集結し、怒濤の攻めを開始。次々と途切れることなく、攻撃が続き、囲いからあぶり出された羽生玉は、戦場中央まで引きずり出され、即詰みの筋も見え、羽生二冠の投了となった。
終わってみれば、羽生二冠は佐藤棋王の玉に一度の王手もかけられないままの敗戦。勝敗は2勝2敗の五分となり、第33期の棋王位のタイトルの行方は、年度末ぎりぎりの3月28日に行われる第5局に持ち越されることになった。
佐藤二冠が勝って防衛となれば、A級順位戦ではあわや降級かというピンチはあったものの、棋聖・棋王を防衛し、NHK杯も連覇ということになり2年連続での年間最優秀棋士賞の可能性も出てくる。
一方、羽生二冠が勝って、期中の王位戦で失った一冠を期王位で回復、再び三冠となりタイトル数で他のタイトルホルダーを引き離すとともに、対局数、勝ち数で年間最多となることがほぼ確実であることから、その場合は、羽生二冠の最優秀棋士賞受賞が濃厚となるのではないだろうか。
将棋界の2007年度の締めくくりがどういう結末になるのか、楽しみである。
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