将棋第33期棋王戦5番勝負第5局は、佐藤康光棋王が挑戦者の羽生善治二冠を破りタイトル防衛を果たし二冠を死守
佐藤康光棋王に羽生善治二冠が挑む、第33期棋王戦5番勝負は、両者が2勝ずつをあげ、最終の第5局にタイトルの行方が持ち越された。
その最終局が昨日、東京の将棋会館で行われた。振り駒で先手は佐藤棋王に。
戦型は、相矢倉。途中、佐藤棋王は囲いを組み替えて穴熊に移行。その後、飛車を1筋に回し、歩・香車・飛車を縦に並べ「雀刺し」の態勢に。最後は飛車を捨てるも、羽生陣の1筋の守りを突破、羽生玉を追い詰めていく。羽生二冠も、反撃を試みるものの、優劣が逆転するまでには至らず、投了。佐藤康光棋王が昨年森内俊之棋王から奪ったタイトルの防衛を果たし、棋聖・棋王の二冠を守った。
この数年、他のタイトルはのタイトルホルダーの防衛が続く中で、棋王のタイトルだけは、6年連続して挑戦者が勝利していた。佐藤二冠(棋聖・棋王)の防衛によって、ようやくその流れが止まった。
佐藤二冠が持つ、もう一つのタイトル棋聖も佐藤二冠が現在6連覇中だが、こちらも羽生善治二冠が5連覇のあと、三浦弘行→屋敷伸之→郷田真隆→谷川浩司→羽生善治→郷田真隆→佐藤康光と7期連続で挑戦者の勝利が続いた。この時、佐藤康光棋聖は棋聖位は初の獲得。
その後、挑戦者として勝ち上がってきた丸山忠久→森内俊之→羽生善治→鈴木大介→渡辺明と降し続け、タイトルを守り続けている。
今回防衛に成功した棋王のタイトルも棋聖と同じように連覇を続けられるのか、興味のあるところである。棋王の永世称号である「永世棋王」は連続5期在位が条件である。33期の棋王戦の歴史の中で、有資格者は12連覇を成し遂げた羽生善治二冠のみ。米長邦雄現将棋連盟会長は現役時代、4連覇まで進み、5連覇のかかった第10期の五番勝負で挑戦者の桐山清澄八段に惜しくも敗れ、永世棋聖に続く2つめの永世称号を手にすることはできなかった。
この「永世棋王」に挑むチャンスを手にした佐藤二冠の今後の活躍が期待される。
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