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2008年3月22日 (土)

第79期将棋棋聖戦挑戦者決定トーナメント1回戦、郷田真隆九段が渡辺明竜王を破り、挑戦者決定まであと2勝

3月に入り、6連覇中の佐藤康光棋聖への挑戦者を8人で争う第79期棋聖戦の挑戦者決定トーナメントが、始まった。
1回戦の最初は3月13日、4月から始まる第66期名人戦と同じ顔合わせとなった羽生善治二冠(最終予選A組1位)と森内俊之名人の戦い。将棋連盟の結果速報では羽生二冠が勝ち、準決勝に進出した。

昨日(2008年3月21日)は、1回戦の残り3局のうち、久保利明八段(B組1位)対丸山忠久九段、郷田真隆九段(C組1位)と渡辺明竜王の2局が行われた。

それぞれ、各組1位通過の久保八段と郷田九段が勝ち、準決勝進出を決めた。

郷田×渡辺戦については、渡辺竜王が自らにブログで内容をコメントしてくれている。(渡辺明ブログ:棋聖戦決勝トーナメント1回戦、郷田九段戦

それによれば、先手は渡辺竜王で戦型は相矢倉。途中100手を過ぎたあたりでは、渡辺竜王が優勢だったとのこと。ここで、読み筋にあった受けをされたものの、優勢に変わりないと思っていたものが、実は竜王の側に有効な手がなかったとのこと。

その後の詳しい展開は分からないが、

「この後はヨリが戻った難解な終盤で間違えて敗勢→郷田九段も明快な決め手を逃して混戦→しかし届かずで負け。」

との渡辺竜王のコメントがあった。

投了図を見ると郷田九段の194手目を見て、渡辺竜王が投了とのこと。竜王の締めくくりの評は

「双方1分将棋の194手。熱戦と言えば熱戦ですが、楽観から生じたものだけに、好局ではありません。技術面はもちろんのこと、精神面も弱すぎて呆れました。大いに反省して次に向かいたいと思います。」

勝った将棋を解説するのは気分もいいだろうが、負けた将棋もちゃんとコメントをするところが、いつもながら大した事だと思う。

郷田九段ファンの側からみれば、最初の難敵渡辺竜王を降し、準決勝進出。次の相手は、森内名人を退けた羽生二冠。
第66期A級順位戦を8勝1敗で制し、名人挑戦者となった羽生二冠であるが、唯一に黒星をつけたのは、ほかでもない郷田九段である。
この準決勝の羽生二冠戦も含め、準決勝・決勝とあと2勝すれば挑戦者である。なんとか、乗り切って佐藤康光棋聖にリベンジを果たしてほしい。

なお、1回戦最終局木村一基八段(D組1位)×松尾七段戦は3月27日に予定されている。この勝者と久保八段が決勝進出を争い、羽生×郷田戦の勝者と相まみえることになる。

<追記>2008.3.28「3月27日の木村八段×松尾七段戦は木村八段が勝ち、結果的に2連勝の各組1組通過者がベスト4に進出することになった」

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