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2008年3月の記事

2008年3月31日 (月)

辞書の季節、金田一晴彦さんの理想の辞書の新版

新入学を控えた3月下旬あたりから、毎年、書店に辞書の特設コーナーがお目見えする。もちろん、新入生に買ってもらおうということであろう。

以前、『広辞苑』の新版の第6版を衝動買いしてしまったことを書いたが、辞書のコーナーも見ているとあきない。

辞書など、どれも大差ないようにも思うのだが、やはりはやりすたりはあるようで、たとえば英語の辞書も我々の高校時代には受験用には、研究社の英和中辞典が定番のように言われていたが、今や大修館書店のジーニアスがその定番の座を奪っている。
受験という目的に即して、何を盛り込むべきかは、後発の辞書の方が、既存の辞書の長所・短所など内容を吟味した上で、短所を補い、長所を伸ばすような編集をすれば、結構、定番の座を奪うことも可能なのかも知れない。

受験も遠い昔の話になり、自分のために新しい英語の辞書を買うということはなくなったが、国語の辞書は『広辞苑』以外にも、買うことがある。
今年の辞書の特設コーナーに、我が家で愛用している国語辞典の改訂版が登場した。学研の『現代新国語辞典』の第4版である。

編者は、多くの辞書に編者として関わった故金田一晴彦氏。その金田一さんが、初版の序文で

私も(中略)何種類かの国語辞典の編纂をし、また数多くの辞典の作成に関係した。しかし、今度の辞典ほど私の理想にぴったりしたものは作れなかった。

と述べるほどである。
もちろん、買った時は、日常の読み書きの際に使いやすいものということで、書店に置いてあるものを見比べ、読み比べて使いやすそうだと感じたので、買ったもので、金田一さんの序文にはあとから気がついたのだが。

しかし、2001年11月に第3版が出版されたあと、2004年5月に金田一晴彦氏は亡くなったので、第4版は出るのだろうかと心配していたのだが、息子の金田一秀穂が編者に名を連ねて2007年12月に第4版が出版された。今後は、金田一秀穂氏が編集を引き継ぐということのようだ。
一安心である。いつか、仕事帰りの荷物の少ないときに買ってこようと思っている。


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2008年3月30日 (日)

森内俊之名人の竜王戦1組陥落の記事を書きかけのまま眠ってしまった3月30日

3月30日(日)の本来の記事は、将棋の竜王戦をテーマにしていたものを書いていた。

竜王戦1組で、森内俊之名人がランキング戦と呼ばれる1組の優勝者を決める本戦の1回戦で、今期1組の昇級してきたばかりの新鋭松尾歩七段に敗退、さらに1回戦敗退組の敗者復活戦である5位決定戦でも中原誠16世名人に敗れ、次年度2組に降級となる4人の一人に入ってしまったということをテーマに書いていた。

夜11時過ぎに書き始め、七割方書いたあたりで、不覚にもパソコンの前で寝入ってしまい、2時間ほどたって目覚めた時には、パソコンの方もスリープ状態。
今使っているノートパソコンは、スリープ状態の解除がうまくいかず、困っていたところだった。

スリープの黒い画面の後ろの隠れているはずの書きかけの記事はとうとう復活できずに終わる。

竜王戦の記事については、敗者が降級となる5位決定戦1回戦があと2局残っており、その1うちの1局がなんと羽生善治二冠(ランキング戦1回戦深浦康市王位に敗退)対谷川浩司九段(同、鈴木大介八段に敗退)というゴールデンカード。その結果を確認してから改めて書くことにしたい。
(2008年3月31日記)

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2008年3月29日 (土)

将棋第33期棋王戦5番勝負第5局は、佐藤康光棋王が挑戦者の羽生善治二冠を破りタイトル防衛を果たし二冠を死守

佐藤康光棋王に羽生善治二冠が挑む、第33期棋王戦5番勝負は、両者が2勝ずつをあげ、最終の第5局にタイトルの行方が持ち越された。
その最終局が昨日、東京の将棋会館で行われた。振り駒で先手は佐藤棋王に。

戦型は、相矢倉。途中、佐藤棋王は囲いを組み替えて穴熊に移行。その後、飛車を1筋に回し、歩・香車・飛車を縦に並べ「雀刺し」の態勢に。最後は飛車を捨てるも、羽生陣の1筋の守りを突破、羽生玉を追い詰めていく。羽生二冠も、反撃を試みるものの、優劣が逆転するまでには至らず、投了。佐藤康光棋王が昨年森内俊之棋王から奪ったタイトルの防衛を果たし、棋聖・棋王の二冠を守った。

この数年、他のタイトルはのタイトルホルダーの防衛が続く中で、棋王のタイトルだけは、6年連続して挑戦者が勝利していた。佐藤二冠(棋聖・棋王)の防衛によって、ようやくその流れが止まった。

佐藤二冠が持つ、もう一つのタイトル棋聖も佐藤二冠が現在6連覇中だが、こちらも羽生善治二冠が5連覇のあと、三浦弘行→屋敷伸之→郷田真隆→谷川浩司→羽生善治→郷田真隆→佐藤康光と7期連続で挑戦者の勝利が続いた。この時、佐藤康光棋聖は棋聖位は初の獲得。
その後、挑戦者として勝ち上がってきた丸山忠久→森内俊之→羽生善治→鈴木大介→渡辺明と降し続け、タイトルを守り続けている。

今回防衛に成功した棋王のタイトルも棋聖と同じように連覇を続けられるのか、興味のあるところである。棋王の永世称号である「永世棋王」は連続5期在位が条件である。33期の棋王戦の歴史の中で、有資格者は12連覇を成し遂げた羽生善治二冠のみ。米長邦雄現将棋連盟会長は現役時代、4連覇まで進み、5連覇のかかった第10期の五番勝負で挑戦者の桐山清澄八段に惜しくも敗れ、永世棋聖に続く2つめの永世称号を手にすることはできなかった。
この「永世棋王」に挑むチャンスを手にした佐藤二冠の今後の活躍が期待される。

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2008年3月28日 (金)

昨日(2008年3月27日)の千鳥ヶ淵の桜

昨日は、お昼時に上野の国立博物館で薬師寺展を見た後、千鳥ヶ淵に桜を見に行くことに。

国立博物館近くに、数年前に開館した国際こども図書館に寄り、東京芸術大学の正門も前を通り、谷中地区を抜け、東京メトロの根津駅まで歩く。そこから、千代田線に乗り��大手町で半蔵門線に乗り換え、九段下駅へ。

北の丸公園前の出口に出ると、平日の午後とはいえ、かなりの人出だった。みな、お目当ては、北の丸公園や千鳥ヶ淵の桜のようだ。

坂を上り、北の丸公園への入り口を通り過ぎて、千鳥ヶ淵の散策路の入り口へ。やはりかなりの人出で、前の人にぶつからないようにノロノロと歩く。

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歩道を覆う桜、対岸の北の丸公園側の桜ともに八分咲きというところだろう。
平日とあって、すでにリタイアした年配者が多いように見えたが、中にはスーツに鞄を抱えたサラリーマン姿の人も。途中、全く進まなくなったと思ったら、TVのレポートの撮影だった。
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お濠には、カップルの乗るボートがたくさん浮かんでいた。ボート乗り場は、かなりの人の列で、30分くらいは待たないとのれなかったのではないだろうか。

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15分ほどかけて、散策路を歩き、その後は一番町を抜け、東京メトロ麹町駅まで歩き、帰ってきた。

平日でもあの人出なので、満開となりそうなこの週末の土日は相当な人出になるのではないかと思う。今日(28日)夜からはライトアップも始まるようだ。

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2008年3月27日 (木)

薬師寺展を見る

2007年度もあと残すところわずか。制度上、消化しなければならない休暇が2日あり、今日と明日の2日、仕事を休むことになった。

せっかくの平日の休みを活用しないのは、もったいないので、先日、NHKの朝のニュースでも取り上げられた「薬師寺展」を見るため、上野の国立博物館に行くことにした。さらに、昨日の夜も堪能したが、東京は今週末には桜が本番。上野の帰りに、明るい時間の千鳥ヶ淵の桜を見ることにする。

薬師寺展は、今週の25日(火)から始まったばかり。しかし、国立博物館でのビッグな展覧会は、休みは相当混雑するので、できれば平日に行きたい。しかし、平日でも混んでいるのではないかと心配したが、入館券の販売窓口では、ほぼ待たされることなく、買うことができた。

今回の薬師寺展は、京都遷都1300年の記念してのイベントで6月8日まで開かれている。展示の目玉は、薬師寺金堂の「日光菩薩」、「月光菩薩」の二体と麻布に描かれた「吉祥天女」画像だろう。(昔、切手のデザインに採用されたこともある)

会場の平成館まで行ってみると、それなりに人はいて、各展示物のまわりに人だかりができている。平日でこれだと、週末の土日は渋滞状態のノロノロ歩きが恒常化するかも知れないと思う。
一番の目玉の「日光菩薩」、「月光菩薩」は仏像自体が3mを超える大きな像なので、全く見えないということはないだろう。

どちらも顔は端正で、三曲法と呼ばれる技法で、腰を少しくねらせた姿は、色っぽくもある。これまで、1300年の長きに渡って日本の社会の変遷を見続けてきた仏像であり、またこれから先も、千年の単位で歴史の変遷を眺めていくのだろう。

昼の千鳥が淵の桜の様子については、明日改めて書くことにしたい。

<追記2008.3.28>会場の国立博物館・平成館2階からガラス越しに眺める桜は、まるで一幅の日本画の屏風を見るようだった。

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2008年3月26日 (水)

夜桜散策

今日は、夜、友人4名と東京駅近くで飲み会。6時半のスタートだっが、メンバーの一人、紅一点の女性が仕事で遅くなり、1時間以上遅れてしまった。
一方で、メンバーの一人は大阪からの日帰り出張で、9時の新幹線に乗らなければならない。1次会は9時前にいったんお開き。

幹事役の某君が、残った4人で2次会に行こうを誘う。八重洲界隈で飲むのだろうと思っていたら、地下鉄の改札をくぐる。

3駅先にいいところがあるからと、着いていくだけ。降りた駅は「九段下」駅。ふと、「千鳥ヶ淵で桜を見ようとでもいうの?」
「(ほぼ)正解。靖国神社に屋台が出ているはずなので、そこで飲もう。屋台が閉まっていたら、千鳥ヶ淵に行こう。」

東京のこの数日の暖かさで、数日前から桜が咲き始めている。
夜9時を回り、靖国神社に屋台はすべて店じまいしていたので、靖国神社の境内に咲く桜を横目に「千鳥ヶ淵」に向かう。
江戸城のお濠の両岸の桜が咲く、東京でも一二を争う桜の名所「千鳥ヶ淵」。頭上に幾重にも桜の枝が重なり、お濠を挟んだ対岸にも、水面におおいかぶさるように桜が枝を伸ばしている。花の咲き具合は、七分から八部咲きというところ。この週末が見頃のピークだろう。
すでに、暗い中で、座り込んで花見しているグループもあった。

なかなか「粋」な夜桜散策だった。

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2008年3月25日 (火)

松岡正剛著『17歳のための世界と日本の見方』を読み終わる

『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)をようやく読み終わる。

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

この本のもとになったのは、著者が帝塚山学院大学に新設された人間文化学部の教授に1998年4月に招かれ、2004年3月に退職するまで、1年生向けに「人間と文化」というタイトルで行った講義の記録をもとにまとめられたもので、「セイゴウ先生の人間文化講義」とのサブタイトルがつけられている。

目次を並べると

第一講 人間と文化の大事な関係

第二講 物語のしくみ・宗教のしくみ

第三講 キリスト教の神の謎

第四講 日本について考えてみよう

第五講 ヨーロッパと日本をつなげる

世界の歴史の始まりから、日本とヨーロッパの近世あたりまでを縦横無尽に語り、現在の日本とヨーロッパの基盤となっているものの考え方や行動様式の原点に迫ろうとするものである。本の帯には「大人は読んではいけません」とキャッチコピーが書かれ、次作の『誰も知らない世界と日本のまちがい』の帯の「大人は読まなきゃいけません」と対になっているが、松岡さん自身は「おわりに」で「17歳」の意味について、次のように語っている。

17歳というのは大学生に話す以前に、高校生の諸君に語りかけたかったという思いを込めてのこと、とくに年齢にこだわったわけではありません。17歳ちょっきりも、17歳以前でも、いや、いまだに17歳をやりなおしていない”大人”だっていいのです。でも、17歳というのは象徴的な年齢だと思います。私も、何かを考えたり行動するときは、しばしば”精神の17歳”に戻ります。(『17歳のための世界と日本の見方』361ぺージ)

この本は、2006年12月に発行されていて、書店で表紙を見た記憶もあるのだが、これまで手に取る機会がなかった。私が買ったものの奥書を見ると2008年2月に第16刷となっていて、よく売れていることがわかる。

読書通の人たちにとって、「松岡正剛」作品は、外せないものなのだろう。これまで、松岡さんの存在を知らなかった自分の不明に恥じ入るばかりだ。

先ほども触れたが、本書の続編に当たるのが、同じ春秋社から昨年(2007年)12月に出版された『誰も知らない世界と日本のまちがい』であり、世界の近代・現代史がテーマである。ゆっくり味わって読むことにしたい。

誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義

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2008年3月24日 (月)

上田紀行氏の新刊『かけがえのない人間』と松岡正剛・茂木健一郎両氏の対談集『脳と日本人』を買う

先週末から土日にかけて、また何冊か本を買う。まだ、読み終わっていない本もたまっていて「積ん読」になるのは目に見えているが、やはり本は見つけて読みたいと思った時に買っておかないと、文庫や新書の新刊は、翌月の新刊が出ると、書店から姿を消してしまうことも多い。ベストセラーであれば、いずれブックオフに出回る頃に買うという選択肢もあるが、一般受けはしそうにないが、自分としては興味があるテーマの場合は、特に注意しておかないといけない。

まず、21日の金曜日に買ったのが、東京工業大学准教授の上田紀行さんが書いた講談社現代新書の今月の新刊『かけがえのない人間』。昨年は、2006年12月のダライ・ラマと長時間の対談をまとめた『目覚めよ!仏教』(NHKブックス)を出版したり、さらに岩波新書から出した『生きる意味』には、私も大いに勇気づけられた。端的に言えば、現代の日本に生きる人びとに対し、著書の中で「一人ひとりが、人間としての尊厳を回復しよう」と訴えている。今回の『かけがえのない人間』は、『生きる意味』の続編に位置づけられるもののようで、ダライ・ラマとの対談で触発された上田さんが自らのこれまでの生き方も語りながら、読者に「一人ひとりが、人間としてかけがえのない存在であることを認識することから始めよう」と呼びかけているように見える。

22日土曜日には、たまたま寄った書店で、松岡正剛さんと茂木健一郎さんの対談をまとめた『脳と日本人』(文藝春秋)を見つけた。2007年12月の発行であり、まだ新しい。

松岡さんのような、総合的な教養人の書く本は、ご本人の興味の範囲が広範囲にわたっていることから、テーマも多岐にわたるので、書店では作者別特集でもしてくれない限り、どこの棚を探せばあるのか見当がつかないので、見つけた時にすぐ買っておくのが、安全・確実である。

先週まとめて買った松岡作品のうち、『知の編集術』は駆け足で読み終え、『17歳のための世界と日本の見方』がもう少しで終わりそうなところである。やはり、大した教養人だと思う。

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2008年3月23日 (日)

東京商工会議所のカラーコーディネーター検定2級の勉強を始める

私は、歴史や心理学のほかに、色彩にも興味があって、色の持つイメージや色が人の心に与える影響などについて、一度きちんと基礎から学びたいと思っている。
ある時、色彩にも検定があることを知り、ならばと挑戦してみることにした。もう5年くらい前のことだ。

色彩の検定試験には、東京商工会議所が主催する「カラーコーディネーター検定」と全国服飾教育者連合会(A・F・T)が行う「色彩検定」の2つがあり、どちらも3級・2級・1級に別れている。どちらがメジャーということもなさそうなので、とりあえず簿記検定などでなじみもあり、受験料も少し安い東京商工会議所の「カラーコーディネーター検定」の3級を受けることにした。

最近は、ずいぶん仕事の関係の資格試験も受けているが、当時は、それまで受けていた漢字検定が一段落したので、何か受けてみようという程度の感覚で、あまり目的意識がはっきりしていなかったので、勉強の仕方も中途半端で、1回目の受験は合格ラインに数点及ばず不合格。捲土重来を期し、半年後の2度目の受験で何とか合格した。

3級に合格したところで、では次は2級とテキストと問題集だけは買い揃えたのだが、結局、今ひとつ気が乗らなかったのか、あるいはちょうど札幌へ単身赴任することになったからか、テキストと問題集は手つかずのまま、数年が過ぎてしまった。

仕事関連の資格は一段落なので、あえて次に受けるとすればメンタルヘルスメネジメント検定Ⅰ種なのだが、こちらはⅠ種は年1回10月にしか試験が行われないので、今から勉強を始めてもまのびしてしまう。

ならばとお蔵入りしていたテキストと問題集を引っ張り出してきて、6月に試験が行われるカラーコーディネーター検定の2級を受けてみることにした。
今回は1発合格できるよう気を引き締めていこうと思う。

東京商工会議所のカラーコーディネーター検定試験要項は→こちら

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2008年3月22日 (土)

第79期将棋棋聖戦挑戦者決定トーナメント1回戦、郷田真隆九段が渡辺明竜王を破り、挑戦者決定まであと2勝

3月に入り、6連覇中の佐藤康光棋聖への挑戦者を8人で争う第79期棋聖戦の挑戦者決定トーナメントが、始まった。
1回戦の最初は3月13日、4月から始まる第66期名人戦と同じ顔合わせとなった羽生善治二冠(最終予選A組1位)と森内俊之名人の戦い。将棋連盟の結果速報では羽生二冠が勝ち、準決勝に進出した。

昨日(2008年3月21日)は、1回戦の残り3局のうち、久保利明八段(B組1位)対丸山忠久九段、郷田真隆九段(C組1位)と渡辺明竜王の2局が行われた。

それぞれ、各組1位通過の久保八段と郷田九段が勝ち、準決勝進出を決めた。

郷田×渡辺戦については、渡辺竜王が自らにブログで内容をコメントしてくれている。(渡辺明ブログ:棋聖戦決勝トーナメント1回戦、郷田九段戦

それによれば、先手は渡辺竜王で戦型は相矢倉。途中100手を過ぎたあたりでは、渡辺竜王が優勢だったとのこと。ここで、読み筋にあった受けをされたものの、優勢に変わりないと思っていたものが、実は竜王の側に有効な手がなかったとのこと。

その後の詳しい展開は分からないが、

「この後はヨリが戻った難解な終盤で間違えて敗勢→郷田九段も明快な決め手を逃して混戦→しかし届かずで負け。」

との渡辺竜王のコメントがあった。

投了図を見ると郷田九段の194手目を見て、渡辺竜王が投了とのこと。竜王の締めくくりの評は

「双方1分将棋の194手。熱戦と言えば熱戦ですが、楽観から生じたものだけに、好局ではありません。技術面はもちろんのこと、精神面も弱すぎて呆れました。大いに反省して次に向かいたいと思います。」

勝った将棋を解説するのは気分もいいだろうが、負けた将棋もちゃんとコメントをするところが、いつもながら大した事だと思う。

郷田九段ファンの側からみれば、最初の難敵渡辺竜王を降し、準決勝進出。次の相手は、森内名人を退けた羽生二冠。
第66期A級順位戦を8勝1敗で制し、名人挑戦者となった羽生二冠であるが、唯一に黒星をつけたのは、ほかでもない郷田九段である。
この準決勝の羽生二冠戦も含め、準決勝・決勝とあと2勝すれば挑戦者である。なんとか、乗り切って佐藤康光棋聖にリベンジを果たしてほしい。

なお、1回戦最終局木村一基八段(D組1位)×松尾七段戦は3月27日に予定されている。この勝者と久保八段が決勝進出を争い、羽生×郷田戦の勝者と相まみえることになる。

<追記>2008.3.28「3月27日の木村八段×松尾七段戦は木村八段が勝ち、結果的に2連勝の各組1組通過者がベスト4に進出することになった」

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2008年3月21日 (金)

亡くなるまでの河合隼雄さんの1年間の眠りの意味を思う-『考える人』2008年冬号のよしもとばななさんの追悼文から

一昨日買った河合隼雄追悼特集の載った雑誌『飛ぶ教室』と『考える人』を昨日、今日と読む。

河合隼雄さんは、文化庁長官在任中の2006年8月17日の奈良の自宅で倒れ、入院。2007年7月19日に亡くなるまで、1年弱昏睡状態が続いた。

その間、私も含め日本全国で何百人、何千人もの人が河合さんが再び起き出し、昏睡中の見た夢の話を語ってくれることを願っていたに違いない。(私も「気がかりな河合隼雄文化庁長官の容態・その2」でそれを書いた)
しかし、その願いは叶えられず、河合さんはあの世に旅立たれ、帰らぬ人となった。「やはりだめだったか…」おそらく回復の可能性は限りなく小さいとは分かっていながら、しかしそれを願わずにはいられない1年だった。

『考える人』2008年冬号では、河合隼雄さんと『なるほどの対話』という対談集を出したこともある作家のよしもとばななさんも「河合先生ありがとう」という自らも河合さんに癒された個人的な思い出を交えた追悼文を寄せている。

この追悼文の結びが、河合隼雄さんを慕う全ての人の気持ちを代弁するような言葉になっている。

とうとうこんな日が来てしまったか、と思って必死で回復をお祈りした。河合先生が「よしもとさん、やあ、大変でした」と笑いながら戻って来る日を夢見たけれど、かなわなかった。(中略)
そして、私たちがみんな河合先生を当てにして、手放したくなくて、地団駄をふみたいような気持ちだったから、きっと河合先生はあのときに直接旅立つことをしなかったんだなと私は思う。みんなに時間をかけてゆっくりあきらめてほしかったじゃないかな。男として攻撃的に仕事に向かっていく以外の時間はいつもいつも自分よりも人のことを考えていらした、ひっそりと野に咲く花のような人だった。  
(新潮社『考える人』2008年冬号102ページ)

「みんなに時間をかけてあきらめてほしかったじゃないか」という一文は泣かせる文章だ。
あの世に旅立つ時まで、河合隼雄さんは、自分を慕う人たちに、別れを惜しむ気持ちを、あきらめきれない気持ちを昇華させる時間を残していたとは。
もちろん、ご本人がそう考えていたか知る由もないが、昏睡されていた1年をそのようにとらえることで、自分の気持ちに整理をつけるのが、河合さんを私淑する者にふさわしい心の有り様のように思う。

河合さんの最後の作品である自伝物語の『泣き虫ハァちゃん』(新潮社)は、まるで河合さんの遺書のように思え、読んでしまうと河合さんの死を認めなければならないような気がして、ずっと遠ざけていたのだが、今日覚悟を決めて買ってきた。

自分も、人生の師であった河合さんの死を受け入れて、次のステップへ進まなくてはならないのだと思う。

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2008年3月20日 (木)

河合隼雄さんの追悼特集を組む『飛ぶ教室』2008年冬号と『考える人』2008年冬号を買う

臨床心理学者で数々の著作を残された河合隼雄さんが脳梗塞で倒れ、1年近い入院闘病ののち、亡くなられたのが昨年(2007年)の7月19日。もう半年以上になる。

このブログでたまたま書いた闘病中の河合隼雄さんの容態を心配する記事(2006年8月24日「気がかりな河合隼雄文化庁長官の容態」)が、グーグルなどの検索サイトで長らくトップ10に表示されたこともあって、倒れられてから亡くなってまでのほぼ1年の間、毎日必ず10~20件程度アクセスがあり、多くの方に読んだいただいていたが、さすがに、最近ではほとんどアクセスされることはなくなっていた。
最近になって、朝日新聞社から出ていた『大人の友情』が文庫化されたのを見て、「やはり河合隼雄さんも時間の経過とともに過去の人になっていくのだろうか?」と妙に感傷的な気分になったりもしていた。

昨日、仕事の帰りにいきつけの書店に寄るると、河合隼雄追悼特集を組んでいる雑誌が2冊並べられていた。
光村図書発行の『飛ぶ教室』の2008年冬号と新潮社の『考える人』の2008年冬号。もちろん2冊とも買う。

『飛ぶ教室』の方は、河合隼雄さんとともに『飛ぶ教室』を創刊した児童文学作家の今江祥智さんと臨床心理学者で京都大学で河合さんの後輩にあたる山中康裕さんが「河合さんと子どもの本の話をしよう」というタイトルで対談しているほか、河合さんにゆかりのある人たちがそれぞれに河合さんの思い出の一文を寄せているほか、兄で動物学者の河合雅雄さんが隼雄さんが書いた自伝物語『泣き虫ハァちゃん』にまつわるエピソードを「泣き虫ハァちゃん異文」として寄せている。

『考える人』の方は、当初単行本化する予定で連続対談が組まれる予定だった作家の小川洋子さんと河合隼雄さんの対談、小林秀雄賞の選考委員として河合さんとともに選考にあたった加藤典洋・関川夏央・堀江俊幸・養老孟司4氏の対談、立花隆さんと河合さんの対談の再録、そして河合さんと関わりのあった人たちへのインタビューや、思い出を綴った文章という内容である。また、河合さんの著作をジャンル別に分けた「たましいの森をあるく」と題した河合隼雄ブックガイドもある。

どちらもそれぞれ趣向をこらした編集となっている。春分の日の今日、東京はあいにくの雨模様なので2冊を手に「雨読」に専念しようと思う。

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2008年3月19日 (水)

将棋第33期棋王戦第4局は佐藤康光棋王が勝ち2勝2敗、タイトルの行方は3月28日の最終決戦へ持ち越し

佐藤康光棋王に羽生善治二冠(王座・王将)が挑む将棋の第33期棋王戦5番勝負の第4局は、今日(2008年3月19日)、東京の将棋会館で行われた。
羽生二冠の2勝1敗で迎えた第4局、羽生二冠が勝てば、タイトルの異動が起きるということで、佐藤棋王にとっては負けられない一戦。

将棋は、先手の佐藤棋王が居飛車、後手の羽生二冠が中飛車に飛車を振る展開。序盤の駒組みで、佐藤棋王を着実に駒を前進させる一方、羽生二冠は果敢に歩を突き捨てるものの、戦型が固まらず、駒をどんどん前進させる佐藤棋王に抑え込まれる展開となった。
80手を過ぎたところでは、羽生二冠が美濃囲いで玉を囲う7筋、8筋、9筋に銀2枚、桂馬・香車、角、飛車が集結し、怒濤の攻めを開始。次々と途切れることなく、攻撃が続き、囲いからあぶり出された羽生玉は、戦場中央まで引きずり出され、即詰みの筋も見え、羽生二冠の投了となった。

終わってみれば、羽生二冠は佐藤棋王の玉に一度の王手もかけられないままの敗戦。勝敗は2勝2敗の五分となり、第33期の棋王位のタイトルの行方は、年度末ぎりぎりの3月28日に行われる第5局に持ち越されることになった。

佐藤二冠が勝って防衛となれば、A級順位戦ではあわや降級かというピンチはあったものの、棋聖・棋王を防衛し、NHK杯も連覇ということになり2年連続での年間最優秀棋士賞の可能性も出てくる。
一方、羽生二冠が勝って、期中の王位戦で失った一冠を期王位で回復、再び三冠となりタイトル数で他のタイトルホルダーを引き離すとともに、対局数、勝ち数で年間最多となることがほぼ確実であることから、その場合は、羽生二冠の最優秀棋士賞受賞が濃厚となるのではないだろうか。

将棋界の2007年度の締めくくりがどういう結末になるのか、楽しみである。

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2008年3月18日 (火)

IC乗車券PASMOにクレジットカード・定期一体型が登場

1年ほど前に登場し、予定外の人気沸騰で品薄となり一時は販売見合わせになった首都圏の私鉄各社グループのIC乗車券PASMO。

今日、地下鉄の駅を歩いていたら、クレジットカード一体型のPASMOの宣伝ポスターが掲示されていた。JR系のsuicaでは以前から、クレジットカードの一体型が発行かれていたが、PASMOはこの3月15日から受け付けが始まっていたらしい。
今回の目玉は、クレジットカードにオートチャージ機能付PASMOを組み合わせ、さらに定期券もセットが可能ということだろう。

これまでのPASMOはオートチャージ機能付PASMOとクレジットカードは分離された親子発行だった。定期券一体型のオートチャージ機能付PASMOとクレジットカードを分かれているので、日常携帯するのはPASMOだけでよく、落としても、クレジットカードとは別になっている方が安心という気がしていた。

クレジットカード一体型が発売されても、分離型親子発行が停止になるわけではないので、利用者側が自分の使い勝手の良い方を選べばいいだろう。選択肢が増えることは、利用者にとっては歓迎すべきことなのだろう。

私は、引き続き分離型を使い続けるつもりだ。

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2008年3月17日 (月)

松岡正剛氏の著作と巡りあう

久しぶりの読み応えのある作者に巡りあった。先週金曜日(2008年3月14日)、仕事の帰りによく寄る書店に立ち寄ると、新刊のコーナーに『物語編集力』(ダイヤモンド社)と一風変わったいうタイトルの本があった。
一年ほど前に一生懸命読んだ松村由利子さんの短歌エッセイ『物語のはじまり』を思い出す。

『物語編集力』の監修者は松岡正剛と書かれている。どこかで見た名前だ。そういえば、先々週、熱を出した会社を休んだ時に読んだ成毛眞著『本は10冊同時に読め』(三笠書房知的生き方文庫)の中で、著者の成毛さんが、「私が参考にする書評家」として取り上げていたのが、松岡正剛さんであった。

『物語編集力』という本は、松岡さんが主催するイシス編集学校で学んだ人たちが綴った3000字の物語のうちの秀作を紹介しながら、イシス編集学校の考え方を紹介する本なのだが、巷にゴマンとある薄っぺらな「小説の書き方」のようなノウハウ本ではない。
これまでの長い人類・社会の歴史の中で育まれてきた神話や伝説に共通するものを取り出し、それを書き手が、時代や自分の感性に合わせて、作りかえ、語り直すことで、新たな物語を作ることができるという考え方である。
私は『物語編集力』という発する磁力のようなものに惹かれ、数行目を通しただけで買った。

家に帰って調べてみると、松岡正剛という人はとてつもない人のようである。成毛眞さんは『本は10冊同時に読め』の中で、「知の巨人」と評している。ネットに「松岡正剛の千夜千冊」という書評サイトを開いていて、2008年3月17日現在1227夜となっており、1144夜までが、加筆され7冊の書評全集として発売されている。

松岡さんは、編集というものを単に本や雑誌の編集という狭い範囲で捕らえるのではなく、我々の日常の知的な営みは、全て編集であるという考え方をとっている。
種々の情報を集め、整理して一つの意味を持つつながりある「もの」としてまとめていく。こうした作業は全て「編集」ととらえている。スピーチをしたり、手紙を書いたり、スケッチしたり、研究開発したり、あらゆる事が編集だと言っている。
彼自身の言葉で言えば、編集とは「新しい関係性を発見していくこと」ということである。

私は、これまでなんとはなしに、自分がぼんやりと考え、行ってきたことに、「編集」という言葉がぴったりはまった気がして、すっかり「松岡イズム」のとりことなり、昨日、今日といくつかの書店を回り、入手可能な松岡さんの著作を4冊購入した。




とりあえず、最初は『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)を読んでいる。
買いそろえた5冊を早く読み上げ、松岡式「編集」術を会得したいと考えている。

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2008年3月16日 (日)

第57回NHK杯将棋トーナメント決勝生中継で思うテレビ棋戦の今後

今日(2008年3月16日)は、第57回NHK杯将棋トーナメントの決勝戦。これまでは、録画だったようだが、今年は生中継ということで、チャンネルを回す。

決勝の組合せは、前回の優勝者佐藤康光二冠(棋聖・棋王)とA級復帰を決めたばかりの鈴木大介八段。
将棋の内容は、後手になった振り飛車党の鈴木大介八段が向かい飛車に構え、居飛車(佐藤)対振り飛車(鈴木)の対戦となった。
鈴木八段が駒損覚悟で佐藤陣に踏み込んだが、一歩及ばず、最後は佐藤二冠が勝利。2連覇を果たした。過去2連覇したのは、大山康晴15世名人と羽生善治二冠の2人だけということで、早指しのテレビ棋戦のトーナメントでコンスタントに勝ち続けることが難しいことがよく分かる。もし、来期も優勝して、3連覇となると初の快挙ということらしい。

私は将棋の内容ももちろんだが、NHKがどのような番組の構成にするのか興味があった。将棋は指し始めてしまえば、筋書きのないドラマであり、終局まで何手かかり、どれだけ時間を要するかはやってみなければ分からない。
10時20分から始まった番組は、最初、両対局者の決勝までの戦績を紹介し、それぞれからこの一番にかける意気込みをインタビューし、実際の対局が始まったのは10時50分頃。鈴木八段が投了して終局となったのが、12時半近かったと思う。
その後、感想戦と今回のこのトーナメントに初出場した8人の棋士の活躍をVTRで紹介し、その後表彰式だったようだ。

各タイトル戦や順位戦が、無料・有料の違いはあるにせよ、インターネットでほぼリアルタイムで中継されるようになると、録画のテレビ棋戦は、ファンから見ると何とももどかしい存在である。
将棋連盟のホームページでも、毎日の対局の結果のページではあくまでも放映日に合わせて結果が表示されるが、記録のページの今期の対局数・勝数や連勝ランキングでは対局の翌日には結果が反映されるようで、注意深く見ていれば、毎日の結果に対局表示がないのに、記録のページに変動があれば、テレビ棋戦の収録があったに違いないと見当がつく。
実際の対局日から放映日まで結果が明示されないというのは、この情報化の時代に、何とも時代錯誤の話ではないだろうか。

それを解消するには、生中継しかない。今回のNHKの試みは、そんな背景があったのではないかと考えているのだが、どうだろう?

もし、今日の対局が長引けば、初出場棋士の活躍VTRはカットされただろうし、もし、千日手指し直しなどの緊急事態になれば表彰式の時間もつぶしてでも、放送するという態勢だったのだろう。(さすがに、こんな棋戦の時に千日手指し直しにする棋士はいないと思うが…)

最初に司会のアナウンサーは鈴木八段の名前を「佐藤大介八段」と呼んだ時には、どうなることかと思ったが、鈴木八段は「おや」という顔はしたものの、動じることなく平然としていたのは大したものである。

今後も決勝ぐらいは、生中継してもらいたいものだと思う。

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2008年3月15日 (土)

本日、20万アクセス達成!!

今日の午後2時58分にこのブログ「栄枯盛衰・前途洋洋」の総アクセス数が20万件に達した。ブログ開設(2006年2月26日)から2年と半月ほどかかったことになる。

5万アクセスが2007年3月29日
10万アクセスが2007年7月19日
15万アクセスが2007年12月14日
20万アクセスが2008年3月15日

ということで、
最初の5万件までに1年1ヵ月余
5万から10万までが3ヵ月足らず
10万から15万までが約5ヵ月、
15万から20万までが約3ヵ月だった。

できれば、平均で1日1000アクセス、1ヵ月で3万アクセスしてもらえるようなブログに早くしたいものである。

アクセスしていただき、読んでいただいている方、ありがとうございます。

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将棋第66期順位戦、B級1組最終13回戦を終え全日程終了、次は森内名人対羽生二冠の名人戦

昨日(2008年3月14日)、将棋の第66期順位戦の最後を締めくくるB級1組の13回戦が行われた。すでに、鈴木大介八段と深浦康市王位のA級昇級と島朗八段のB級2組への降級が確定しており、最終戦の焦点は、残る降級1名に誰がなるかであった。

候補は2人。今期B級2組から昇級したばかりで定員13人中最終13位の杉本昌隆七段がここまで4勝7敗。一方、1現在将棋連盟の理事を務める順位11位の中川大輔七段が3勝8敗。
杉本七段が最終戦に勝てば、勝ち星で上回り自力残留が確定。杉本七段が敗れ、中川七段が勝つと4勝8敗で並び、順位差で杉本七段の降級となる。

杉本七段はすでに昇級を決めている鈴木八段との対戦。鈴木八段も現時点ではトップだが、自分が負け、深浦王位が勝つと、10勝2敗で並ぶことになり、来期のA級での順位が9位から10位に下がる。実力伯仲のA級では、最後に順位差がモノを言うのは、イヤと言うほど目にしており、鈴木八段としても勝ってA級9位を確実にしておきたい。
勝負は、序盤の駒組みで後手の鈴木八段がポイントを稼ぎ、杉本七段の反撃をあったが、逆転には至らず、鈴木八段が勝ち11勝1敗として来期のA級9位が確定した。

もう一方の当事者中川七段は阿部八段との対戦。中川七段は負ければ降級確定、勝っても杉本七段次第なので、勝つしかない。
中盤から阿部八段優勢の展開だったが、いよいよここから詰めに入るという段階で、阿部八段に緩手が出て、中川七段がやや挽回したが、逆転には至らず、最終的に中川七段が投了。中川七段は3勝9敗となり、2人めの降級者に決まった。

昨日の結果をまとめると以下の通りだ。

渡辺竜王(7勝5敗)○-●堀口七段(6勝6敗)
杉本七段(4勝8敗)●-○鈴木八段(11勝1敗、昇級)
北浜七段(6勝6敗)○-●高橋九段(7勝5敗)
畠山七段(6勝6敗)○-●深浦王位(9勝3敗、昇級)
井上八段(5勝7敗)●-○森下九段(5勝7敗)
中川七段(3勝9敗、降級)●-○阿部八段(6勝6敗)
島八段は3勝9敗(降級)ですでに全日程終了

昨日の結果も踏まえ、来期のA級とB級1組の順位は次のようになる。

将棋第67期順位戦

順位 棋士名 名人・A級累計等
名人 森内名人か羽生二冠 森内・名人5期・A級8期
(A級)
1位 森内名人か羽生二冠 羽生・名人4期・A級11期
2位 三浦弘行八段 A級7期(棋聖1期)
3位 郷田真隆九段 A級5期(王位・棋聖計3期)
4位 丸山忠久九段 名人2期・A級8期
5位 木村一基八段 A級1期
6位 藤井猛九段 A級1期(竜王3期)
7位 谷川浩司九段 名人5期・A級21期
8位 佐藤康光二冠 名人2期・A級10期
9位 鈴木大介八段 A級3期
10位 深浦康市王位 A級2期(王位1期)
(B級1組)
1位 久保利明八段 A級5期
2位 行方尚史八段 A級1期
3位 高橋道雄九段 A級9期(タイトル5期)
4位 渡辺明竜王 (竜王4期)
5位 阿部隆八段 A級1期
6位 畠山鎮七段 -
7位 堀口一史座七段 -