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2008年3月 5日 (水)

将棋のA級棋士のA級順位戦通算成績のデータ更新

一昨日(2008年3月3日)、将棋の第66期のA級順位戦は最終の9回戦が終わり、羽生善治二冠が3年ぶりに名人挑戦者に名乗りを上げた。第65期名人戦で郷田真隆九段の挑戦を退け、永世名人(第18世)資格を得たばかりの森内俊之名人に挑み、自身5期めの名人位獲得と永世名人(第19世)を目指すことになった。

一方、トップ10からの降級2名は1勝8敗に終わった行方尚史八段と2勝7敗の久保利明八段に決まり、B級1組ですでに1・2位が確定している鈴木大介八段と深浦康市王位の2人がA級に復帰する。

私は1年前に66期のA級在籍上位8名のA級での通算成績・勝率を計算して、66期の順位がほぼ通算勝率の順になっているのに驚いたことがあるが(2007年4月21日:将棋A級棋士のA級順位戦での通算成績)、66期の成績を反映しデータを更新してみた。(2位以下は67期の順位)

順位 棋士名 A級 名人 勝率
名人 森内俊之名人 8期 5期 53 18 0.746
挑戦 羽生善治二冠 11期 4期 68 30 0.697
2位 三浦弘行八段 7期 30 33 0.476
3位 郷田真隆九段 5期 25 20 0.556
4位 丸山忠久九段 8期 2期 42 30 0.583
5位 木村一基八段 1期 5 4 0.556
6位 藤井猛九段 7期 31 32 0.492
7位 谷川浩司九段 21期 5期 124 65 0.656
8位 佐藤康光二冠 10期 2期 53 37 0.589
9位 鈴木大介八段 3期 12 15 0.444
10位 深浦康市王位 2期 8 10 0.444

(B級1組から昇級する2人ついては、現時点での暫定順位で記載)

第67期は、ここ数年で最もハイレベルな戦いになるのではないかと思う。B級1組から復帰する2人はいずれも過去A級順位戦で4勝5敗ペースの成績を残している(対戦相手の顔ぶれもほとんど変わらない)。

前期までの通算成績では、三浦八段が0.425と4勝5敗ラインを下回っていたが、今期7勝2敗と大きく勝ち越したことで、4勝5敗ラインを超えた。一方、前期までちょうど4勝5敗ペースだった久保八段は今期の2勝7敗と負け越したことで、勝率が0.400まで落ち、鈴木八段、深浦王位に取って代わられることになった。

まれに見るハイレベルなトップ10メンバーでの総当たりリーグ戦となる第67期A級順位戦は激しい星のつぶし合いになりそうである。誰が名人挑戦者になっても、あるいは降級2名の枠にはいってもおかしくない。谷川九段や佐藤二冠という安泰と見られていた棋士までもが、8回戦や最終9回戦まで残留確定を争った66期の状況も見れば、それが決して大げさな話とも言えないだろう。

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