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2008年4月25日 (金)

将棋アマチュア初段をめざし『将棋3手詰入門ドリル』を解き、問題集として『二段の力』を買う

将棋のアマチュア初段に挑戦を始めたことは、以前書いた。月1回毎月の『将棋世界』に掲載される「初段・二段・三段コース」の次の一手の問題4問を解き、初段であれば、いかに早く8問正解を確保するかということになる。

毎月掲載の4問を待っているだけでは、棋力の向上はおぼつかないだろうから、問題集的なもので頭の体操をすることにした。

しばらく前に買ったのが、観戦記者の椎名龍一さんの『将棋1手詰入門ドリル』(池田書店)。

これは、次の一手が詰みという問題が280問。ほとんどは、一目瞭然の初級問題だが、後半161問目以降の実戦編で示された実戦局面での最後の一手になると、難しい問題もあった。

その後、同じ著者が出した『将棋3手詰入門ドリル』(池田書店)も買う。

これは単に、「3手詰め」を集めたのではない。
前半の基本編では、各ページに1手詰めと3手詰めがセットになって掲載されている。まず、上半分には前著と同様1手詰めの問題があり、下半分には上の問題の局面をさらに2手前まで遡った図が配置されている。
通常の3手詰めの本であれば、下半分の問題だけだろうが、この本は、先ず1手詰め問題を示して最後のとどめの場面を考えさせ、さらに3手詰問題では、そこから2手前に遡った図面を見せ、上の「1手詰め」の局面に持って行くにはどう指せばよいかという形で、時間を逆転させ、詰めに向けた思考のプロセスを明らかにする構成になっている。この時間を遡るところが類書にはない特長だと思う。
最初に、最終の詰みの局面のイメージを持ち、その最終形に持ち込むまで、どのように障害を取り除き、相手の玉を追い込んでいくのかという発想は、初級者と中級者以上の分かれ目になるところではないかと思う。当たり前のことなのかもしれないが、改めて形にして示されると目から鱗が落ちる思いだった。

そして、今日の仕事の帰り、いろいろな局面で最善手である「次の一手」を問う問題集として週刊将棋編『二段の力』(毎日コミュニケーションズ)を買ってきた。

将棋の週刊新聞である「週刊将棋」に毎週連載されてた棋力二段クラスの「次の一手」問題106問を載せている。簡単なヒントがあり、ほぼ、『将棋世界』に掲載される「初段・二段・三段コース」と同じレベルのようであり、「初段・二段・三段コース」対策としては格好の教材だろう。
最初の2問が立て続けに不正解だったので、真剣に考えるようにしたら、その後4問は、私の考えた手が正解だった。
なんとか、遅くとも9月ぐらいまでに、アマ初段の目処をつけたいものだ。

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