第66期将棋名人戦第1局は森内俊之名人が勝利、100戦まであと8戦
将棋の第66期名人戦7番勝負第1局は、昨日(2008年4月9日)までの2日間、東京で行われ、森内俊之名人が羽生善治二冠を降し、初戦を白星で飾った。
昨日は、夜、飲み会があり、家に帰って確認した時には、すでに勝負はついていた。
名人戦棋譜速報で、指し手を再生したが、素人目には、後手になった羽生二冠が、誰も角交換と思ったところで、角を取るのに飛車切りを断行したところが、やや性急だったように思えた。
これで2人の対戦成績は92戦で森内名人の42勝50敗、勝率0.4565となった。
あと8戦で100戦となる。100戦は、双方がトップ棋士であることの証明である。通常、年間で同じ棋士と対戦するのは、5局もあれば多い方だろう。年5局平均で20年、それも双方が同程度のレベルの場合である。
現実には、100戦を達成するには、7番勝負、5番勝負というタイトル戦で、何度も戦わないことには、簡単には達成できない数字である。
過去90戦以上戦われた組合せは、将棋連盟のホームページによれば、以下の通り。
| 順位 | 対局数 | 棋士名 | 対戦成績 | 棋士名 | 持将棋 |
| 1 | 187 | 中原誠 | 106-80 | 米長邦雄 | 1 |
| 2 | 167 | 大山康晴 | 96-70 | 升田幸三 | 1 |
| 3 | 162 | 大山康晴 | 116-45 | 二上達也 | 1 |
| 3 | 162 | 中原誠 | 107-55 | 大山康晴 | 0 |
| 5 | *157 | 羽生善治 | 95-62 | 谷川浩司 | 0 |
| 6 | *133 | 羽生善治 | 87-46 | 佐藤康光 | 0 |
| 7 | 124 | 大山康晴 | 78-46 | 加藤一二三 | 0 |
| 8 | *109 | 中原誠 | 67-41 | 加藤一二三 | 1 |
| 9 | 104 | 米長邦雄 | 63-41 | 加藤一二三 | 0 |
| 9 | 104 | 大山康晴 | 58-46 | 米長邦雄 | 0 |
| 11 | *98 | 谷川浩司 | 56-42 | 中原誠 | 0 |
| 12 | 94 | 二上達也 | 49-45 | 加藤一二三 | 0 |
| 13 | *93 | 内藤國雄 | 49-44 | 有吉道夫 | 0 |
| 14 | *92 | 羽生善治 | 50-42 | 森内俊之 | 0 |
*印は現役棋士同士
羽生-森内戦の92局は、現在歴代14位。この名人戦で最低でもあと3局、フルセットにもつれ込めばあと6局戦う。
現時点では、現役棋士同士の組合せで最も多いのが、羽生-谷川戦の157局、次いで羽生-佐藤戦の133局であるが、羽生-森内戦がどこまで迫り、追い抜けるのか。そのためには、双方が一定数のタイトルを常に保持し、また相手方が予選トーナメントやリーグ戦を勝ち抜き、挑戦者になり続ける必要がある。
歴代1、2位を占める同世代での宿命のライバル対決、中原-米長戦の187局、大山-升田戦の167局に肩を並べられるのは、やはり羽生-佐藤戦なのか、それとも羽生-森内戦になるのか、それも興味のあるところだ。
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