北京オリンピック女子バレー世界最終予選、日本は3位で全日程終了
今日(2008年5月25日)は、女子バレーの世界最終予選の最終日。昨日、辛くもタイを振り切り、6連勝でトップに立った日本は、北京オリンピック本番でも、メダル争いの相手となるであろうセルビアと対戦。幸先よく2セットを連取したものの、3セット目以降、相手の高さのある攻撃に終始主導権を取られ、2-3で今大会初の黒星を喫した。
総合成績は、6勝1敗で、セルビア、日本、そして今日プエルトリコに3-0で勝ったポーランドの3チームが並び、得点率の差で、ポーランドが1位、セルビアが2位、日本は3位に終わった。
昨日、混沌と書いた4つ目の出場枠は、今日、国際バレーボール連盟の規約の改正があり、今大会のアジア2位チームの出場権を割り当てると決まったらしい。そうなると、第4試合の日本の結果に関係なくなり、残りのアジア3ヵ国に出場の可能性が出てきた。
第1試合は、勝てばオリンピックが決まる韓国が、すでに出場も目がないドミニカと。しかし、韓国はオリンピックを意識したのか、もともと地力の差があるのか、1-3で敗退。2勝5敗で終わった。韓国は得点率では、タイに劣り、カザフスタンと互角たっだ上に、敗戦なので、アジアの1勝4敗どうしが対戦する第2試合のタイ×カザフスタン戦の勝者がオリンピックの出場枠を確保することがほぼ確実になった。
タイ×カザフスタン戦は第1セットをタイ、第2セットをカザフスタンが取る展開。しかし、その後の第3、第4セットもカザフスタンが連取し、2勝5敗。得点率で韓国を上回り、5連敗から韓国とタイに2連勝し、オリンピック出場を決めた。
日本はカザフスタンには3-0で勝っているが、2セット目は33-31と粘るカザフスタンを何とか振り切っている。この2セット目を落として1-1のスコアになっていれば、どうなっていたかはわからなかったのかもしれない。カザフスタンは旧ソ連の一部であり、オリンピック本番に向け侮れないチームになるかもしれない。
日本は、オリンピック出場を決めて以降のタイ戦、セルビア戦は課題も多かったように思う。この予選自体は、出場権の獲得に意味があるのであり、それさえ決めてしまえば、あとは、オリンピック本番に向けた情報戦も始まっていると考えるべきだろう。どうやって、敵に手の内を明かさずに、オリンピックを迎えるか。そこまで、考えて初めてメダルを狙えると思う。そういう意味では、昨日と今日の試合は、無理する必要のない試合であうrことは確かである。一方で、セルビアは日本に対し、ベストメンバーで組成、エース・スパイカーであるニコリッチのスパイクが3セット目以降炸裂。セルビアは日本に対して高さと強さを見せつけて、オリンピックに向け、警戒させる作戦に出ているのだろう。
オリンピックに向け、柳本ジャパンがどのような調整を行うのか、興味のあるところである。
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