郷田真隆九段、第56期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦にようやく登場
私は、将棋の郷田真隆九段のファンだが、ここのところ手持ち無沙汰であった。4月25日の竜王戦のランキング戦1組準決勝で丸山忠久九段に敗れて以降、対局がないのだ。昨年のこの時期は、名人戦の挑戦者として森内名人と死闘を繰り広げ、ネット中継に一喜一憂していただけに、拍子抜けである。
当面の棋戦としては、先日も書いた竜王戦の1組3位決定戦鈴木大介八段戦と王座戦の挑戦者決定トーナメント1回戦の杉本昌隆七段戦である。
ようやく、将棋連盟のホープページの今後1週間の予定で王座戦の杉本七段戦が5月28日(水)と告知された。1ヵ月ぶりである。
王座戦の予選は1次予選、2次予選、挑戦者決定トーナメントの三段階に分かれており、順位戦のC級1組・2組が第1次予選で、2次予選の進出する6つの枠を争い、2次予選では1次予選勝ち抜き者とB級2組・1組、A級の棋士で、挑戦者決定トーナメント進出の10~12枠を争うという仕組みのようだ。挑戦者決定トーナメントは2次予選を勝ち抜いた棋士とシード棋士計16名のトーナメントである。
前期のトーナメントベスト4と名人・竜王が、翌期の挑戦者決定トーナメントでシードされるようで、前期のトーナメントで名人・竜王がともにベスト4だった第49期王座戦の2次予選では、2次予選の挑戦者決定トーナメント進出枠が12になっている。(今期は森内名人が前期決勝進出(渡辺竜王は1回戦敗退)のため11枠となっている。)
郷田真隆九段は、前期第55期の挑戦者決定トーナメントの準決勝まで進んだため、この56期はシードされ、挑戦者決定トーナメントからの登場。1回戦の相手は、2次予選を勝ち上がってきた杉本昌隆七段である。杉本七段は、現在NHKの将棋講座の講師を務める名古屋在住の棋士。奇しくも「マサタカ」対決である。
今期の挑戦者決定トーナメントでは、シード棋士5名のうち、森内名人が阿久津五段に、佐藤康光二冠(棋聖・棋王)が畠山鎮七段に、渡辺竜王が中川七段にそれぞれ1回戦で敗れる波乱が起きている。有力棋士がすでに敗退しているということは、挑戦権獲得のチャンスでもある。郷田九段には、A級棋士、前期ベスト4の貫禄を見せつけて、挑戦者に名乗りをあげてほしいものである。
なお、産経新聞のウェブサイトには、棋聖戦最終予選(本戦)1回戦の渡辺竜王×郷田九段戦の棋譜がアップされたが、195手目に渡辺竜王が投了するという及ぶ凄まじい戦いだった。
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