第66期将棋名人戦第3局は、挑戦者の羽生善治二冠が逆転勝ちし一歩リード
森内俊之名人1勝、挑戦者の羽生善治二冠(王座・王将)1勝で迎えた第66期将棋名人戦第3局は、昨日(2008年5月8日)・今日(9日)の2日間に渡り、福岡市で行われた。
早めに帰宅し、ネットの名人戦棋譜速報の中継を見ようとしたが、我が家のパソコンの不調か、アクセスが集中しているのか、肝心の盤面が表示されない。いったん諦めて、1時間ほどたってパソコンの前に戻ると盤面は表示されたが、局面はすでに終局間近、森内玉が風前の灯火となっており、そこから数手で森内名人の投了となった。
局面を遡って再生し、局面解説の掲示板と併せて読み進むと100手あたりまでは、森内名人の優勢、勝勢というコメントが目立っていた。99手目森内名人が飛車銀両取りの金打ちの時点では森内名人の優勢に見えるが、その手に羽生二冠が飛車を逃げず、100手目に森内玉を守る角の頭に歩を突きだした。私には、その羽生二冠の歩の突き出しに、101手目に森内名人が角を逃げた手が、やや慎重になりすぎた手だったのではないかという気がする。結果的に、この角引きが羽生二冠に手を渡すことになり、その後の攻めの端緒となった。ここで逃げずに、続けて先ほど打った金で飛車を取っていれば、羽生玉も守りが手薄になり、森内名人優位は揺るがなかったのではないかと思う。
緻密に事前に準備をすると言われる森内名人にとって自分が主導権が取れる先手番で優勢・勝勢まで持ち込みながら、逆転負けを喫したのは痛すぎる結果である。次の4局目、森内名人が後手番で勝利できないと、羽生19世名人誕生が濃厚になってくると思う。
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