第66期将棋名人戦第4局は、挑戦者羽生善治二冠が森内俊之名人を破り3勝目、19世名人に王手
今日(2008年5月21日)、2日目を迎えた名人戦第4局。
羽生二冠(先手)、森内名人(後手)とも、駒組みに時間をかけ、なかなか戦いが始まらない。2日目の夕食休憩(18時)の前までに55手しか進まないという超スローペース。
夕食後の56手目で森内名人が△3五歩と歩を突きだし戦端が開かれた。その後は、名人戦棋譜速報の解説を拾い読みしていくと、羽生二冠ペースだった感じ、森内名人も攻め手を繰り出すものの、羽生玉を脅かすところまで至らない。一方、自陣は下からと上から徐々に玉の逃げ場を狭められる。95手目の羽生二冠の▲7三金を見て森内名人が投了した。
これで羽生二冠の3勝1敗。2004年6月11日の第62期名人戦第6局で森内現名人に敗れ2勝4敗で名人位を失冠して以来の、4年ぶりの名人位復位、通算5期の名人位獲得による永世名人資格(第19世名人)獲得まであと1勝と迫った。
森内名人のこれまでの防衛戦の中で、1勝3敗でのカド番は、羽生竜王を相手にした迎えた初防衛戦(第61期名人戦)で3連敗した時に次ぐ厳しい状況である(この時は4連敗で失冠)。次の第5局は森内名人の先手番なので、入念な準備をして臨んでくると思われるが、ここで勝てても、第6局は羽生二冠の先手となり、主導権は渡さざるを得ない。
どこまで森内名人が踏ん張れるかが、今後のみどころだろう。このピンチを跳ね返して、名人位を守れれば、5連覇・通算6期となり谷川九段(17世名人有資格者・通算5期)を超えて、大山(15世・通算18期)、中原(16世・通算15期)、木村(14世・通算8期)の大名人に次ぐ存在となる。一方、敗れると下野して無冠の王者に逆戻りである。
森内名人が奮起し、シリーズを盛り上げてくれることを期待したい。
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