将棋第79期棋聖戦挑戦者決定戦は羽生善治二冠が久保利明八段を破り、3タイトル戦連続挑戦者に
第79期棋聖戦5番勝負での佐藤康光棋聖への挑戦者を決める挑戦者決定戦羽生善治二冠(王座・王将)対久保利明八段戦が、今日(2008年5月13日)、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた。
結果は、羽生二冠が久保八段を破り、6月11日から始まる5番勝負で佐藤棋聖に挑戦することになった。
挑戦者決定戦は先手:羽生二冠、後手:久保八段という手番だったが、なんと41手目の羽生二冠の▲1三龍まで前期の決定戦渡辺竜王(先手)対久保八段(後手)戦と同じ展開で進み、42手目の久保八段の△6四桂で前期の棋譜とは違う展開となった。
将棋の内容は、序盤から飛車や角の大駒が交換される急戦の力戦将棋で、後手が角得となるものの、後手玉の守りは薄く、先手が後手玉を寄せるスピードと後手の角得のどちらが勝るかという展開。
前期は久保八段に見落としがあったようで、58手目で久保八段の投了となっている。今期、42手目以降別の展開となったが、結局は先手のスピードが勝り、後手久保八段は角得という駒得を生かし切れないまま、84手目で無念の投了となった。
これで久保八段側からみた久保-羽生戦の対戦成績は、34戦で8勝26敗、勝率0.2353。特に2005年度以降は、15戦で2勝13敗、勝率0.1333とほとんど歯が立たない状況になっている。
一方の羽生二冠は、これで第33期棋王戦(2008年2月~、敗退)、第66期名人戦(2008年4月~、挑戦中)、第79棋聖戦(2008年6月~)の3タイトル戦連続で挑戦者として登場することになった。その前の自らがタイトルホルダーである第57期王将戦(2007年1月~、防衛)を含めると4タイトル戦連続の登場である。
さらに挑戦者決定リーグが進行している第49期王位戦(2008年7月~)でも、リーグ紅組4連勝で挑戦者の有力候補となっており、その後の第56期王座戦(2008年9月~)は自らのタイトルの防衛戦、第21期竜王戦(2008年10月から)の挑戦者の可能性もまだ残しており、7つのタイトル戦すべてに登場するということもあり得る状況になっている。
羽生二冠が現在の将棋界の第一人者であることは、誰もが認めるところではあるが、すべてのタイトル戦が羽生戦というのも、どうであろう?
他の棋士の奮起を期待したいものだ。
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