バレーボール男子全日本、北京オリンピック世界最終予選で、16年ぶりのオリンピック出場を決める
女子に引き続き、5月31日(土)から始まった、バレーボール男子に北京オリンピック世界最終予選。男子の場合は、女子と違い、日本・ドイツ・ポルトガルの世界3会場で行われ、それぞれの会場でのトップに出場権が与えられるとともに、日本会場では、アジア大陸予選を兼ね、世界予選参加チームとアジア予選参加チームで争われ、アジア1位にも出場権が与えられる。
初戦のイタリア戦で、セットカウント2-1の第4セット24-17の必勝の場面からこのセットを落とし、第5セットも失って、厳しいスタートとなった。
日本の狙いはアジア1位であり、ライバルはオーストラリア(豪州)と韓国。2007年のアジア選手権の1位豪州、2位日本、3位韓国。この序列通りの結果になれば、アジア1位は豪州である。
初戦のイタリア戦を2-3で落としたあと、6月1日(日)対イラン戦3-1、6月3日(火)韓国戦3-1、6月4日(水)タイ戦3-0と3連勝し、3勝1敗。
しかし、日本にとって幸いなことに、6月4日(水)の韓国×豪州戦で韓国が3-2で豪州を破ったのである。アジア1位が混沌とする中、昨日(6月6日)の日本×豪州戦を迎えた。
イタリアに対して勝てる試合を逆転負けしたと知り、男子の方は、テレビ中継など全く見ていなかったのだが、韓国が豪州に勝ち、日本にも出場の可能性がそれなりに出てきたこともあって、昨日の日本×豪州戦はは見てみようとテレビのスイッチを入れると、日本が2セットを連取して3セット目を戦っているところだった。一進一退の攻防が続く、しかし終盤日本が抜けだし、23-18と引き離す。勝利まではあと2点。この2点が遠く、あっという間に追いつかれ、デュースの繰り返しが続く。しかし、最後は、この試合途中から入ってチームに活を入れるようなスパイクを連発してきたキャプテンの荻野がサーブで豪州を崩し、戻って来たボールをエース山本が押し込んで、豪州に3-0で勝利した。豪州戦の勝利で、あと1勝でアジア1位が確定することになった。
そして今日(2008年6月7日)のアルゼンチン戦を迎えた。アルゼンチンは、ここまで4勝1敗。本予選の1位でオリンピック出場権を獲得するには、今日の日本戦に勝ち、明日のイタリア戦で勝つことが必須条件である。
今日勝ってオリンピックを決めたい日本と負けるとオリンピック出場権が消えるアルゼンチン。どちらも譲らぬ攻防で、第1セットはデュースの末、26-28でアルゼンチンに取られた。その後、第2セット、第3セットは25-13、25-19で日本が連取。しかし、第4セットはアルゼンチンが粘り、17-25でアルゼンチンが取った。
最後の第5セット、出だし日本がリードするが、結局、このセットもデュースに。何回か相手のマッチポイントをしのぎ、最後はこの大会で、若いメンバーを支えてきたキャプテン荻野がスパイクが決め、苦しかった戦いに終止符をうった。
試合の勝利が決まった瞬間、このチームを率いて北京オリンピックを目指してきた植田監督はコートに身を投げ出し、うつぶせで突っ伏して、自らに興奮を表現していた。そして、起き上がると、応援席に駆け上がり、ずっと試合の行方を見守っていたであろうミュンヘンオリンピックの金メダル戦士で元全日本チームの監督も務めた大古誠司と抱き合った。コートに戻ると、感極まったキャプテン荻野が植田監督に抱きつき、二人で男泣きであった。
1992年のバルセロナオリンピックの出場を最後に、1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネとオリンピックの舞台から遠ざかり、実に4大会、16年ぶりのオリンピック出場である。
| 固定リンク | 0
「スポーツ」カテゴリの記事
- 大学ラグビー 天理大学 初の日本一 (2021.01.11)
- ラグビーワールドカップ2015で、日本が過去2回優勝の南アフリカを破る(2015.09.22)
- 2012年ロンドンオリンピック、日本女子バレー銅メダルの快挙をたたえる(2012.08.26)
- 福岡ソフトバンクホークス、念願の日本シリーズ優勝、日本一をつかむ(2011.11.20)
- おくればせながら、なでしこジャパンのワールドカップ優勝の足跡をふりかえる(2011.08.08)
この記事へのコメントは終了しました。

コメント