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2008年6月 1日 (日)

ネット将棋最強戦、ディフェンディング・チャンピオンの郷田真隆九段は1回戦で森内俊之名人を破る

羽生二冠のクリックミスによる思わぬ敗戦という話題で有名になった第2回ネット将棋最強戦。毎週日曜日夜8時からの対局で、お茶の間ネット観戦を可能にしているファンに見せることを考えている棋戦である。

第1回の優勝者である郷田真隆九段は、今日(2008年6月1日)1回戦の第5局に登場。対戦相手は昨年の第65期名人戦でフルセットの死闘を演じた森内俊之名人である。
ネット将棋最強戦の第2回大会の出場者コメントには、

【出場に対しての抱負】
連覇を目指して頑張ります。
【1回戦対戦相手に一言】
名人戦以来勝てていません。星を返したい。

郷田九段の自分の将棋をファンにどう見てもらうか、常にファンに見られていることを意識している郷田九段にとって、この棋戦の昨年の優勝はうれしいことだったと思うし、ネットの向こうで、戦いの行方をかたずを飲んで見つめているファンの姿を意識することは、励みとなり、さらにやる気を奮い立たせる材料に違いない。

対局は郷田九段の先手。お互い飛車先の歩を突きだし、相手陣の角頭の歩を取り合い、郷田九段の飛車は2八、森内名人の飛車は8六に構えた。その後、先手の郷田九段主導で駒組みが進む。
郷田九段の攻め側の銀が盤面中央の5五まで進出、飛車を4八に回し、4筋を攻め崩そうという形があきらかになる中、森内名人が銀取りに△6四銀と銀取りにぶつけて、一気に戦いが始まった。しかし、終始、郷田九段ペースで郷田九段が一手先に踏み込んで攻める形が続き、森内名人が攻めの主導権を取るべく5五に打ち込んだ角も、郷田九段が攻め手順の中でで逃げ道をなくし、森内名人は駒損を承知で角を切って角銀交換をせざるを得なくなった。

ほぼ力が拮抗している2人の対戦で角銀交換による駒損は大きい。相手の打った角を仕留めたところで、郷田九段も勝ちを意識したようだ。その後は、寄せに向けての手順が続く。森内名人側に反撃らしい反撃もなく、郷田九段が森内玉を追い詰め、郷田九段が105手目を指したところで、森内名人の投了となった。

森内名人は、終局後のコメントで「完敗」と書いている。最近、中原16世名人に敗れ、竜王戦の1組からの陥落、第66期名人戦で挑戦者羽生二冠に初戦勝ったあと3連敗。王座戦挑戦者決定トーナメントでは1回戦で新鋭阿久津六段に敗れるなど、今期は4月以降、1勝5敗となった。前期も年間で45戦で24勝21敗、勝率0.5333と決して好調とは言えず、カド番に追い詰められている 名人戦の第5局で、踏ん張れるのかは気になるところである。

一方、大会前のコメントで森内名人に対し、「星を返したい」としていた郷田九段の終局後のコメントは「強敵に勝つことができてうれしく思います」というものだった。2回戦は、来週1回戦を戦う木村一基八段×阿久津主税六段の勝者と相まみえることになる。

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