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2008年6月12日 (木)

将棋第21期竜王戦1組3位決定戦で、郷田真隆九段が鈴木大介八段を破り、第14期以来7年ぶりの決勝トーナメント進出を決める

昨日(2008年6月11日)は、新潟で第79期棋聖戦5番勝負の開幕、大阪でA級順位戦の開幕戦である1回戦第1局の谷川九段×藤井九段戦があり、東京では竜王戦の1組3位決定戦郷田真隆九段×鈴木大介八段戦が行われた。
将棋連盟のホームページに掲載された昨日の対局の結果を見ると、3位決定戦は後手の郷田九段の勝ち。7年前の2001年、第14期竜王戦で1組3位となって以来、久しぶりの決勝トーナメント入りである。

竜王戦の予選の最上位クラスである1組は定員16名のトーナメント。1組決勝の勝者が1位、敗者が2位、準決勝の敗者2名で3位決定戦、2回戦の敗者4名で4位決定トーナメント、1回戦の敗者8名が5位決定トーナメントを戦う。要するに、全勝(1位)と3勝1敗の4名が挑戦者を決める決勝トーナメントに進出する。
今期の1組は優勝(1位)丸山忠久九段、2位木村一基八段、3位郷田九段、4位深浦康市王位(松尾歩七段を破る)、5位羽生善治二冠(中原誠16世名人を破る)となり全員A級棋士が顔を揃えた。
今回、1回戦で郷田九段に敗れた中原16世名人は5位決定トーナメント1回戦で森内名人、2回戦で2年連続竜王戦挑戦者でもある佐藤康光二冠と2人の最強世代の現役タイトルホルダーを破って5位決定決勝戦まで駒を進めたが、決勝では最強世代第一人者羽生二冠に敗れた。
また、羽生二冠は1組1回戦で深浦王位に敗れたものの、5位。その深浦王位も2回戦で鈴木八段に敗れたが4位、一方の鈴木八段は準決勝で木村八段に敗れ、3位決定戦に回り、そこでも郷田九段に敗れ、決勝トーナメント進出を逃すという結果になった。

竜王戦の決勝トーナメントは、2組以下は2組優勝(山崎隆之七段)、2組2位(久保利明八段)、3組優勝阿久津主税六段、5組優勝糸谷哲郎五段、6組優勝豊島将之四段と各年代の実力者が揃った。残る4組決勝増田裕司五段×伊奈祐介六段戦が、今日(6月12日)、大阪で行われている。4組優勝者が決まれば、いよいよ秋の竜王戦七番勝負にむけ、挑戦者を選ぶトーナメントが始まる。決勝トーナメントは、棋譜のネット中継が行われるので、郷田ファンとしては、これから夏場にかけての楽しみが一つ増えた。

郷田九段の初戦の相手は2組優勝の山崎隆之七段。今期からB級1組の昇級した若手のホープではあるが、郷田九段は今年度に入って、7戦して負けた相手は棋聖戦予選準決勝の羽生二冠と竜王戦1組準決勝の丸山九段戦だけ。従来、時折みせた順位が下位のクラスの棋士との対戦での敗戦がなくなった。格下に確実に勝ち、同世代のタイトルホルダー羽生・佐藤・森内の3強、これまで相性の悪かった丸山九段らと互角の星を残していけば、再びタイトルを手にする日も遠くないと思う。まずは、この竜王戦、さらにベスト8まで駒を進めた王座戦で挑戦者となって、タイトル獲得を実現させてほしいものだ。

なお、昨日、大阪で行われたA級順位戦の開幕戦、谷川九段×藤井九段戦は、78手で谷川九段の勝ち。やや精彩を欠いた感のある藤井九段の指し回しが気になるところである。

<追記:2008年6月15日>従来「挑戦者決定トーナメント」と表記していたものを、竜王戦での呼び方である「決勝トーナメント」に訂正しました。

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