将棋第67期順位戦開幕、屋敷伸之九段がB級1組初戦勝利
まだ、第66期将棋名人戦は続いているが、昨日(2008年6月3日)、第67期順位戦が開幕した。プロ棋士たちの序列を決める10ヵ月に及ぶ戦いの始まりである。
昨日はC級2組の21局とB級1組の高橋道雄九段×屋敷伸之九段戦が行われた。A級以外は毎回いっせい対局が原則の中、B級1組の他の対局に先駆けて高橋×屋敷戦が行われた理由のは、2人が本来のB級1組の対局が行われる6月6日(金)に、名人戦第5局(6月5日・6日)の立会人(高橋九段)、副立会人(屋敷九段)をつとめるからということらしい。ネット中継(「名人戦棋譜速報」)では、高橋×屋敷戦を見ていた。
屋敷九段の先手だが、陣形は高橋九段の得意の横歩取りという戦法に。高橋九段が攻め、屋敷九段が受けるという展開が続いたが、屋敷九段は、高橋九段が屋敷玉を守る銀を取りに歩をぶつけて来た一手を、手抜き(受けをせず)をして、高橋陣に銀を打ち込んだ。そこから、攻めの主導権を握り、20手足らずで、一気の寄せきってしまった。
2人の戦いは、順位戦では初対戦。他の棋戦も含めると、過去、屋敷10勝、高橋5勝という成績で、過去タイトル5回獲得の実績を持つベテラン高橋九段も屋敷九段にとっては相性の良い相手だったようだ。
前期B級2組で、最終戦勝てば自力昇級という位置につけながら、最終戦を落とし、競争相手の敗戦で、7勝3敗という成績で辛くも昇級した屋敷九段。これまで、3度棋聖のタイトルを取っていながら、順位戦では実績に見合わないC級1組に14年間低迷してきた。B級2組は4期で抜け、ようやく実績相応のB級1組に。タイトル戦での活躍を考えれば、A級に上がってもおかしくない。今期のB級1組では、屋敷九段に注目していきたい。
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