将棋第67期順位戦B級1組2回戦、屋敷伸之九段が2連勝の好スタート
もう先週の話になるが、A級順位戦の郷田真隆九段と深浦康市王位の対局が行われた2008年6月20日にB級1組2回戦6局が東京・大阪の将棋会館でいっせいに行われた。
私が今期B級1組で注目しているのは、B級2組から昇級直後の屋敷伸之九段である。難関の奨励会三段段リーグを1期で通過し、プロ棋士となったC級2組も1期で通過。さらに10代で棋聖のタイトルを獲得し、一気にトップ棋士へ駆け上がるかと思われていた中、次のC級1組を勝ち上がるのに14年を要し、その間も棋聖位を獲得するなど非凡なところみせる。しかし、順位戦では、後からプロ入りした棋士に追い抜かれていく中、次のB級2組を抜けるのにも4年を要し、ようやくB級1組に昇級、かつて追い抜いて行った棋士の何人かには追いつき、あとはトップ10のA級まで上り詰められるかどうかである。
ちなみに、屋敷九段の通算成績は6月24日現在で908戦で585勝323敗、勝率0.6443とA級棋士と比較しても遜色ない成績である。(A級となると順位戦での対戦相手のレベルがトップクラスなので、勝率だけの比較には問題もあるが、屋敷九段も棋聖タイトル3期、王位戦挑戦の実績がある)
6月20日のB級1組2回戦では、畠山鎮七段と対戦。畠山七段の攻めに屋敷玉が危うい場面もあったが、しのいで最後は畠山玉を追い詰めた。初戦の高橋道雄八段戦に続き、2連勝。激しい星のつぶし合いが続くB級1組では2回戦を終え、13人の棋士の中で2連勝はA級から降級直後の久保利明八段と屋敷九段の2人だけとなった。このまま一気に突っ走り、A級昇級を勝ち取れるか注目し続けて行きたい。
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