第79期棋聖戦、挑戦者決定トーナメント準決勝郷田真隆九段×羽生善治二冠戦の棋譜が公開された
佐藤康光棋聖に羽生善治二冠が挑戦する将棋の第79期棋聖戦5番勝負は今月11日に開幕する。6連覇中の佐藤棋聖に同じく過去6期棋聖位を獲得している羽生二冠が挑む。羽生二冠は、現在挑戦中の名人戦とこの棋聖戦をあわせて制すれば、一気に二冠から四冠に復帰となる。絶好調ともいえる羽生二冠の勢いを佐藤二冠が止められるのか、興味深い。
その棋聖戦の挑戦者決定トーナメント準決勝の郷田九段×羽生二冠戦の棋譜が、主催社産経新聞社のウエブサイトで公開された。郷田ファンとしては、応援する郷田九段が負けた対局は見たくないという思いは強いが、この準決勝はかなりの146手とかなり長手数を要しており、どんな展開だったのかが、気になっていた。
棋聖戦の棋譜は解説が入らないので、素人目には細かい綾はわからないが、この対局は後手の羽生二冠が序盤の駒組みで優位を確保し、そのまま押し切った感じだ。
最初、駒組みは相矢倉の様相で進んだが、その後羽生陣二2にいた角が5五に飛び出し、5 四に銀を上がって角にひもをつけ、さらに、5筋に飛車が回り中飛車に。5五に出た角は、もと飛車のいた8二角に戻るというダイナミックな駒組を進めた。
郷田九段は、見慣れない形に振り回されたかなという印象である。その後も、囲いに入った玉に近い9筋を破られ、郷田玉は放浪の旅へ。逃げる中、何とか逆転を狙い羽生玉に迫ろうとするが、形勢を逆転するには程遠く、最後、郷田玉が盤面中央の5五まで逃げたが、羽生二冠の的確な切り返しに、郷田九段の投了となった。
郷田九段にとっては、反省点の多い敗戦だったのではないかと思われる。
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