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2008年7月23日 (水)

第21期竜王戦決勝トーナメント準々決勝郷田真隆九段対山崎隆之七段戦は郷田九段が勝ち準決勝進出を決める

今日行われた第21期竜王戦決勝トーナメント準々決勝の郷田九段と山崎七段の対戦は、郷田九段が勝って準決勝進出を決めた。
準決勝では、明後日行われる木村一基八段対阿久津主税六段戦の勝者と対戦する。(速報)

改めて竜王戦中継サイトで、棋譜を見ると、先手は郷田九段。駒組みは、居飛車の郷田九段に対して、後手の山崎七段は中飛車。しかし、郷田九段が角交換の上で、中央をがっちり守ったことで、山崎七段の飛車は、さらに5筋から2筋に回り、向かい飛車に構えた。郷田九段は左に、山崎七段は右に美濃囲いを玉を囲い、お互いの玉が向き合う形となった。
戦端は山崎七段の仕掛けで開かれた。郷田九段は売られた喧嘩を買う形で応戦し、さらに攻防の要に角を打つ。郷田九段の角打ちについては、山崎七段の見落としだったようで角に働かれる前に決着をつけようとばかりに、山崎七段は攻めを繰り出すが、攻守を織り交ぜた郷田九段の対応で、郷田九段の駒もどんどん捌けていく。郷田九段は、最後には角を、山崎七段が自陣の守りのため打った銀と交換する。
流れの中で、お互い飛車を相手陣に成り込み、「龍」を作ったが、玉の囲いの固さでは高美濃が完成している郷田玉と、銀冠に組み替え途中の金が一枚離れていて、金・銀だけの美濃囲いの山崎玉では、雲泥の差がある。
郷田九段は着々と美濃囲いを崩して山崎玉に迫る、山崎七段は最後まで攻め合あったが、要所で冷静な守りの手も繰り出す郷田九段の前に、あえなく投了となった。
手数にして77手。双方持ち時間5時間の将棋だったが、勝った郷田九段が14分の残り時間だったのに対し、負けた山崎七段は1時間51分を残し、午後8時すぎには終局となった。郷田九段の完勝と言えるだろう。

過去20期の竜王戦の記録をいろいろなサイトで調べてみると、郷田九段が準々決勝に3回(11期、12期、14期)顔を出しているが、いずれも敗れている。準決勝進出は、自身としても初のことであろう。
準決勝の相手は、木村一基八段対阿久津主税六段の勝者となるが、どちらもこの10日ほどの間に対戦した相手である。
13日のネット将棋最強戦2回戦では、郷田九段が逆転で阿久津六段に勝ち、18日の王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝では、木村八段に敗れて挑戦者決定戦進出を逃している。
どちらが出てくるせよ、「将棋世界」のインタビューで、「(ランキング戦)1組から出場する以上、目指すのは挑戦しかない」と自ら語った言葉を実現に向け、あと3勝(挑戦者決定戦は三番勝負)して、挑戦者となってもらいたい。

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