将棋第49期王位戦第2局は深浦康市王位が、挑戦者の羽生善治名人を破り、1勝1敗に
昨日・今日(2008年7月23日・24日)と二日にわたって行われた、第49期王位戦第2局は先手番の深浦康市王位が、乱戦を制した。それぞれ、先手番を制し、1勝1敗。改めて5番勝負である。
名人戦、棋聖戦とライバルの森内前名人、佐藤前棋聖から立て続けにタイトルを奪い、1ヵ月余の間に二冠から四冠となった羽生名人。
王位戦の第1局も勝っており、この勢いで王位も奪取し、五冠復帰かともいわれたが、そこは、トップクラスの棋士の中では、もっとも羽生戦で健闘している深浦王位。羽生特急にブレーキをかける格好になった。
将棋は、後手番の羽生名人が最近話題の二手目に3二飛車と三間飛車に振る新基軸に挑戦。先手の深浦王位は角交換から馬作り狙いの角打ちを行い、お互い玉の守りが十分固まらない中、角を打っては交換しあう、激しい将棋になった。
お互い攻め合いながら、守りの薄い相手玉を追い込んでいく。深浦王位が4筋の縦のラインに香車と飛車の雀刺しの形を作り、羽生玉の逃げ道に壁を作り、7筋に馬を作って羽生玉を挟撃する。羽生名人も深浦玉を、守りの金銀からどんどん引き離し、詰ませに行くが、深浦玉に詰みはなく、羽生名人の投了となった。
羽生名人にとっては、今回の王位戦の勝つことは、タイトル獲得数が70から71に増えるかどうかの問題だが、深浦王位にとっては、羽生名人の勢いを止め、王位タイトルを防衛し、「九段」の地位を自らの手でたぐり寄せることができるかどうかは、真の意味でのトップ棋士の仲間入りができるかどうかの岐路であろう。
また、やすやすと羽生七冠の再現を許してしまっては、これまで羽生名人と互角に戦ってきた棋士という深浦王位の棋士としてセールスポイントも影が薄くなってしまう。
羽生名人のファンには、申し訳ないが、ここは深浦王位に踏ん張ってもらい、群雄割拠の時代をなんとか、維持してもらいたいものである。
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