将棋の第79期棋聖戦5番勝負第4局は、挑戦者の羽生善治名人が連勝、タイトルの行方は最終第5局に持ち越し
大山15世名人に並ぶ棋聖位7連覇の記録がかかる佐藤康光棋聖に羽生善治名人が挑戦する第79期棋聖戦5番勝負。佐藤棋聖2連勝のあと、羽生名人が1つ星を返し、今日(2008年7月8日)が4局め。先手番の佐藤棋聖としては、勝って防衛を決めたいところだったが、羽生名人の連勝で2勝2敗のタイとなり、タイトルの行方は18日に静岡県伊東市で行われる最終第5局に持ち越された。
将棋の内容は、先手となった佐藤棋聖が攻める激しい将棋。後手からの角交換のあと、佐藤棋聖は飛車を切って、銀・桂馬・香車をとる3枚換えを敢行。手にした角・銀・香を攻めに投入し、羽生陣に迫る。
一方、羽生名人も飛車取りに角を打ち、佐藤陣に成り込み馬を作り、さらに2枚の飛車が龍と成って、佐藤玉を追いたてる。
将棋盤の中心5五の地点まで佐藤玉が逃げたところで、だめ押しの金打ちに、佐藤棋聖の投了となった。
佐藤棋聖のこれまで6連では、第73期に当時の郷田真隆棋聖に2連敗のあと3連勝でタイトル奪取したのあと、5年連続防衛を果たしてきた。
うち3回は、丸山忠久棋王(74期)、森内俊之名人(75期)、鈴木大介八段(77期)と3連勝で防衛している。
しかし、第76期に羽生善治四冠(王将・王座・王位・棋王)の挑戦を受けた時は、やはりフルセットにもつれ込んで3勝2敗での防衛である。今回も2連勝後、2連敗でフルセットに。
佐藤棋聖が7連覇を達成するのか、羽生名人が勝って久しぶりの四冠となるのか、18日に決着がつく。
羽生名人は、その前の14日~15日には北海道の網走で前期深浦王位に奪われた王位のタイトルのリターンマッチとなる第49期王位戦7番勝負も開幕する。
この過密日程が、棋聖のタイトルの行方にどう影響するのであろうか。
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